Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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並行輸入車は何処へ?

2005-11-15 21:55:19 | 雑記帳
当社は周知の通りイタ車をメインとしたいわゆる中古車屋なんですがもちろん新車もそれなりに販売してきました。

正規ディーラー車だけでは私の性格上?飽きたらず過去にマニア受けする本国仕様車を並行輸入してそれなりに販売実績があります。

しかしここ数年並行輸入車はイタ車に限らず大幅に輸入が減少しております。

その理由はなんなんでしょう?

1.為替が悪く採算がとれない

2.正規ディーラーが価格を下げてなおかつ保証期間が長い

3.時代の変化で客層が変わった

以上が主な理由だと思います。

すなわち輸入するネタが無いのです!(泣)

他にコンピューター診断の関係で並行輸入車のメンテがやりづらくなってるのも
一つの要素と言えるでしょう。←当社はなんとかしますが

理由3.の客層の変化は明白でアルファに関して言えば車両が大幅に改善されたり
A/T車の進出で門戸は広くなり一般受けするようになったのです。
その証拠に日本におけるアルファの登録台数は一昔より桁違いですね。

余談ですがイタ車系ショップも増えました。

私が開業した頃はディーラーは消滅していた上に「壊れる代名詞」的存在の
アルファを扱う業者は余程の物好きか怖い物知らずの業者しかいませんでした。

つまり今のように仕入れは業者オークションで簡単に出来、修理はディーラーに持ち込めばOKなんてことは全然出来ない時代でした。

ですからその気になれば今はイタ車専門店を開業するのは決して難しいことではないのですね。

そのため昔から営んでいる我々ショップもにわかイタ車ショップの進出で当然新規ショップとのバッティングも避けられない状態です(^^;。

おおかたの新規ユーザーはドイツ車のように並行輸入車は論外的な考えの方も多いと思われます。

昔のようにリスクよりもとにかく欲しいと言ったクライアントが減った!

逆説的に言えば並行輸入車が減ったということは本来の姿と言うかインポーターが昔のように一台あたりに暴利を貪らないようになったとも言え正常な姿と言えば姿なんですね。

これに関しては現地資本の参入が大きいと思われます、

以上の理由からここ数年はイタ車に限らず並行輸入車は必然的に影が薄く日の目を見なくなりました。

そんな中で苦肉の策として現地にて中古のマニア向け車を探して売るくらいが精一杯の現状なんですね。

本当に重箱の隅の又隅の商売ですね。

個人的にはやはり正規物だけでは面白くありません。

上の画像が正規輸入されてない166のマニュアル仕様です。
現地でも走行の少ない上物は稀少なので駐在員に探してもらった一台です。

正直なところこれが売れても後が無いですから決して商売上はメリットがありません。

一昔のように、155SPORTIVOや156LHDのように有る程度継続して売れるヒット作が
欲しいのですね。

重箱の隅を探してコレと言ったバージョンを見つけても今度は為替で正規物より高価になると又売れないんですよ!(泣)

ですからホンマに並行輸入車はええとこナシの現状なんです。

読者の皆様は正規で売ってないこんなバージョンがあれば欲しいのにと言ったご意見があれば教えて下さい。

もちろん価格は二の次ににして・・・





コメント (2)
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