Drのショップの開業時スタイル
一口にクルマ屋と言っても、多種なスタイルがあります。
■ 一般ユーザー向け小売店
いわゆる店を張るという形態で、一昔前のクルマ屋は規模の差こそあれこれが一般的でした。
また、自分好みの店を作ると言う夢があるのもこれでしょう。
一応アルファ専門店だった開業時のショップ
店を張るのは夢がある代わりに、それなりの開業資金が必要ですから、リスクが無いとは言えません。
■ 業販専門店(卸し)
昔に比べると減りましたが、ディーラーさんの下取り車をまとめて買って、ショップに卸したりAA出品で
稼ぐのが業販屋さんです。
AAからAAへの転売もあり、相場に詳しくないと出来ません。
現在は買取屋の台頭や、流通形態も変わったので、業販屋さんは輸出に転向したり一部は小売店を兼ねたりと
難しい局面であります。
業販のメリットは、原則クレームが無いのと勝負が早いことでしょう。
扱う台数が多くないと、当然稼げないことになります。
■ ブローカー
簡単に言うと、無店舗のクルマ屋であって、ツテやコネで小売や業販もする業者です。
無店舗故に信用度は低いのがブローカーですが、固定経費が不要なので上手くやれば稼げます。
ブローカー業は、それなりの経験や知識とコネクションが無いと無理でしょう。
■ ネット販売専業店
素人から、経費を掛けずに開業出来る一押しの形態です。
仕入れさえ出来れば、経験や知識は無くとも開業できます。
店舗(展示場)を持たずに、ネットオークション専門のクルマ屋が台頭してきました。
当開業マニュアルは、この形態を手始めに推奨する次第で、軌道に乗れば夢のショップ開業も可能です。
■ 資金調達
多少の自己資金があれば、それを使えばよいのですが、無ければ借りることになります。
銀行は先ず余程担保でも無い限り貸しませんが、国民金融公庫なら貸してくれます。
但し、最初は少額しか貸してくれませんが、実績を上げれば増額は可能です。
Drの場合は、手持ちのクルマを処分して資金に充てました。
クルマ屋に限らず、資金調達は他の商売と変わりませんから研究して下さい。
どちらにしても、クルマ屋に限らず、お金を回すと言うのがとても大事なことです。
Drのショップもそうですが、今はそれなりの規模で運営しているショップも開業時はかなり
ショボイ規模での開業が大半です。
資金が無くとも、決して悲観する必要はありません。
地道に努力すれば、お金は後で付いてくるものです。
何より熱意とハングリーさが大事なのは、どんな商売も同じです。
資産家の半ば道楽で始められた方の大半は、途中廃業が多くかなりの損失もされてます。
やはり人間は、ハングリーでないと頑張らないものなんですネ 。