
1992y AR 75 2.0Twinspark 10.5万km 車険受
こと75に関してはデビュー当時より現在まで克明に記憶しており思い出深いモデルでもあります。
旧態依然とした前身116ジュリエッタからは目から鱗が出るくらいの改良されたニューモデルでした。
特に前時代的なキャブレターから最新のモトロニックの採用はフルプルーフを実現させパワーステアリングや
良く効くエアコン等も含めて時代に通用する初めてのアルファと言っても過言では無かったのです。
この実用度も満点の75は当然人気車となり、Drのショップでもたくさん販売しました。
しかし、それは30年も以前の話であり、流石に時代は変わりました。
エンジニアの理想の夢であったトランスアクスルはトラブルも多く維持にはコストが掛かりました。
パーツ難も当然あり、満足にメンテをして販売するのは、ヒジョ~に疲れます。
従って、75の販売は原則打ち切りという心境でしたが、今回は常連様の熱意に負けて仕入れて販売した一台です。

人気のロナールアロイ

なぜか前期型仕様

インテリア良好

広大な後席の居住性

メカも好調 エキマニは厳重な熱対策

最終調整中の図
コンディションの良い75を探すのは至難の業です。
今回はDrのネットワークでかなりの上物を見つけることが出来ましたがお財布には優しくありませんでした。
心配であったトランスクスルの纏わる箇所はメンテ済みであり大いに救われました。
プロペラ振動、ミッション、クラッチ等は全てがNPでありました。
唯一、効かないACは冷媒漏れ修理と、レトロKIT変換でビンビンに効くようになりました

元よりたいへん綺麗なボディと意外に楽チンであったメンテは大いに納車コストを削減出来ました。
ただ、多くの個体は一筋縄では済まないことも多いのです。

車検入庫の常連様の同型75
コンディションの良い個体以外は、今後も扱うことは少ないと思われる75です。
あまり市場にも流通していないのも一因かと思います。