Dr.Horiiのひとりごと

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ザ・イノベイター 車で世界を創った男たち

2022-01-24 22:54:57 | 雑記帳

ザ・イノベイター 車で世界を創った男たち【予告編】

 

アマゾンプライムで見ました。

UNEXTなど他の動画配信サービスで見れるようです。

(UNEXTというのはよく知らないけれど、この番組については無料トライアルできそうです。)

なにか面白そうなものがないかと探していたとき見つけたのが、この
「ザ・イノベイター 車で世界を創った男たち (字幕版)」というドキュメンタリ番組


4篇あって一気に見てしまいました。


馬車の延長のようなあんまり古いクルマは、今までデザイン的にもあまり興味がなかったのですが、技術開発の歴史からの解説だったので、興味深く楽しめました。

 

登場人物

カール・ベンツ
ダイムラー
マイバッハ(ダイムラーの相棒)
ロールスロイス(チャールズロールスとヘンリィロイス)
フォード
ベントレー
ポルシェ
ホンダ


第1話は「自動車時代の幕開け」

 

動画配信サービスは基本有料だと思うので、「お金を払うのは嫌や~」という方のために

以下必死のパッチで書き起こしました。(笑)

 

家庭で汚れた手袋を洗うリグロイン(引火性の石油系溶剤)が

引火爆発した火災を目撃したカール・ベンツは、

このリグロインが燃料源なると考えた。

 

60年間主な移動手段は蒸気機関車だった。

スチームパワーは素晴らしい。

ただしエンジンの大きさや重さを除けばである・・

 

内燃エンジンとは燃料と空気をシリンダー内に取り込み
発火させて生じたエネルギーを動力とする。
当時は重工業でのみ使われていた巨大な機械で
うるさく大量の煙を出すものだった。


ベンツはひたすら実験を繰り返し
1886年ベンツはこの発明の特許を取得!
モーターワーゲンと命名した。


改造を続けていたベンツ
妻ベルタの商才なしにその後の成功はなかった。

同じ内燃エンジンを開発している男が他にもいた。
ゴットリープ・ダイムラーは工場用発動機を発明した。
そして発動機の別の用途を探っていた。

ベンツは初の特許を取得したが、ダイムラーは
初の製造を目指した。


ベンツとダイムラーは競い合った。
ベンツは特許を取得したが、まだ発売はしていなかった。
ダイムラーは市場を先取りできると考えたが、投資家の理解は得られなかった。

完璧を目指すベンツ
妻は世間に見せるべきだと考えていた。
モーターワーゲンは着想から7年後も未販売のままだった。
ベルタは夫の偉業を宣伝するため、2人の息子を連れて出発。
約100km離れた実母の家を目指した。

小さな1気筒エンジンの速さは速歩きほど・・
燃料タンクには約50km走行分の燃料リグロインしか入らない。
リグロインは一般的な家庭用洗剤で薬局で買えた。
燃料を補充したのは良かったが原因は他にもあった・・
ヘアピンで管の汚れを除き、衣服の一部を点火プラグのワイヤに巻きつけ、的確な修理をした。
彼女は完璧な整備士だった。そして実用性を証明したのである。
100kmの旅を12時間で成功させ、世界にこの偉業を発表した
彼女は自らベルリンの新聞社電報を打ったのだ。そしてパリ、ローマ、ロンドン、アメリカにも・・
自動車の価値を証明したのだ。


妻の大胆な行動をうけベンツも動いた
世界中の発明が集まるパリの万博にモータワーゲンを展示
だがクルマは他にもあった・・

ダイムラーが出展していたワイヤホイール車
1.5馬力 2気筒エンジンを搭載した4輪車
(1気筒のモータワーゲンの倍の出力)
しかし宣伝力ではモータワーゲンが勝っていた・・

チャールス・ロイスは貴族
当時車は富裕層が乗るものとされていた。


民主主義が浸透していたアメリカでは、フォードが万人のためのクルマを作ろうとしていた。
フォードはクルマを200ドルで売ろうとしていた。
4馬力 モータワーゲンの5倍以上
それでも彼は低価格を貫いた。


1893年ドイツ
ダイムラーはフォードやベンツを上回るクルマを作りたかった。
投資家の理解を得られず、会社の株を売ったが一番の財産は確保した。
それは技師のマイバッハだ。マイバッハはダイムラーを支えた天才技師
株を売った二人は世界パワフルなエンジンの製造に着手
キャブレターが問題だった。既存の技術が足を引っ張った。
燃料と空気の混合気の質がエンジン性能を左右する。
1890年代にはヨーロッパ中で競争が起きていた。馬力とスピードの競い合い・・
だがこの二人は足踏み状態が続いていた・・
1893年
マイバッハは妻が使っていた香水スプレーを見てひらめいた。
燃料を霧状にすればいい・・
そうすれば空気と混ざりやすくなる。
彼は噴霧ノズルキャブレターを設計
燃料が無駄になることことがなくなった
ついにパワフルなエンジンが誕生する。
8馬力新たなエンジンパワーは先例のないものだった
(ベンツのエンジンの倍)
書類戸棚ほどのサイズなのに馬8頭分の力があるなんてすごいことだった。
この不死鳥と名付けられたエンジンは、既存のものを灰にして不死鳥だけが残った・・
この噴霧ノズル式キャブレターは効率的に燃焼できるので、走行距離とスピードが向上した。
自動車時代の幕開けだ。
ダイムラーはヨーロッパ中のメーカーと契約
メーカ同士の競争が激しくなった。
1895年 フランスで世界初の公式自動車レースガ開催
ダイムラーエンジン車だけが決勝へ残った。
ダイムラーはスピードにこだわった。


一方、ベンツは簡素なクルマにこだわった。

ベンツは自動車産業の王でありつづけた。日常的に乗れるクルマを作ること・・
ベンツは1900年までに2000台以上のクルマを販売
世界一の自動車メーカーになった。


大富豪になったベンツとは対象的に、ダイムラーに成功の日はなかった。
昼夜働くワーカホリックで、健康を損ね力尽きて亡くなった。その後、従業員がレース中(車高が高く車輪もエンジンの位置も高い・・安全性など考慮されていなかった)に死亡したこともあって(ダイムラーの息子ポールとマイバッハは)レースカー製造をやめ、乗用車製造へと方針転換した。

ヘンリー・ロイスは完璧主義者で偏執的でもあったから、彼の下で働くものは大変だった
しかしだからこそ製品は細部まですばらしかった。
ロイスはクレーン製造で財をなしたが、自動車に強く惹かれていた。
彼は数台のクルマを買ったがどうも満足できなかった。
自分ならもっといいクルマを作れると・・

一方ドイツでダイムラーはマイバッハが安全で速い車の製造に頭を抱えていた・・
安定感と安全性を増すため
マイバッハはエンジンを前に運転席をその後ろにした。
それまでの馬車のような印象は完全に消え
ベンツはそれを小型しようと考えた。
革命的で圧倒的な変化だった。
だがパワーの分だけ熱が発生する
エンジンを冷やせなければ無意味だ。
当時のエンジンには冷却装置がなくオーバーヒートが問題だった。
新たなクルマに冷却装置が必要だった。
マイバッハはより多くの空気が流れるように穴を増やす
ハニカム状のフロントグリルを設計。
8000本の冷却管があるものだ。
走行するとそこから内部に空気が入り、冷却水を冷やしてエンジンを冷やす。
マイバッハ達は休まず完成を目指した。
現代のラジエターの誕生だ。
オーバーヒートという大問題が解決
1901年ついにメルセデスが完成
南フランスのカーレースで時速88kmを出し、最新の自動車の姿を世界に示した。
世界中のメーカーがこれを真似ようとした。

1903年イングランドでは
チャールス・ロールスがクルマの輸入をしていたが
はじめて街で噂になっている”ロイス車”の存在を知る(顧客からそれがほしいと言われて)

1901年ポールダイムラーとマイバッハは
最新式のクルマを完成させた
クルマは90馬力時速150kmをまでに出すまでに・・
自動車の最速記録
優勝したダイムラー車の販売台数出すは激増した。


1903年ドイツ 自動車が進化する中でベンツは
現状維持を決めた。ベンツ車の売上は世界一で彼は富豪になった。
しかし役員会がクルマの改良のため勝手に設計士を雇用したことがきっかけで、彼は会社存続のため身を引くことを決意した。
彼は最後まで失敗することなくいい結果を手に入れた。


イギリス1904年 ベンツが競争からおりたころに参入したのがヘンリー・ロイスである。自動車製造の経験は浅いが、可能性を秘めた男だった。そしてチャールス・ロールスの目に留まることになる。
「昨日までメルセデスが最高のクルマだと思っていたが、どうやら君の作った車のほうが上だ。」
ヘンリー・ロイスは技術はあるが販売の才能はない。一方、チャールス・ロールスが販売力はあるが技術はない。

互いの能力を補完できるロールス・ロイス社の誕生である。

(第2話に続く・・?)

 

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