優良長期(中期?)在庫の2000GTV
クルマ屋は在庫した商品車が仕入れ順に売れる訳では決してありません。
早く売れる商品車もありますが長年居座る商品車もあるわけです。
これはどこのショップでも大同小異で一見回転が早いと思われるショップは仕入れ値を見切って処分していることも多いのです。
長期在庫になると必然的に相場が下がりショップは売値が通らなくなり値下げして売るか内緒で業者オークションにでも放り出して損を覚悟で換金することも多いです。
早い話がどこで見切るか又は利益を削ってでも小売りに賭けるかなんです。
Drの場合はどちらかいうと物持ちが良いようです(苦笑)。
但し巻頭の2000GTVなんかは相場が決して下がりませんから何年在庫していてもいわゆる目減りはありません。
しかし・・・・・
旧車に限らず全く動かすこともせずに放置すると必ず不具合が発生します。
セルモーターが壊れた やむなく取り外しの図
それは以下のようなもので売れないのに加えてですからまさに二次災害としか言いようがありません(悲)。
ガソリンが腐る
バッテリーが再起不能になる
電気系が接触不良になる
燃料ポンプが固着する
ブレーキが引きずる
クラッチが固着する
以上の症例は通常併発します。
全く乗らないのに上記の修理にはそれなりのコストと時間がかかります。
クルマ屋にとってはまさに相場の下落と無駄な修理代の損失なんです。←Wの悲劇(笑)
この2000GTVに関してはあれだけ好調であったのに知らぬまにエンジンは不動状態でついにセルモーターが崩御してしまいました。
やっと現れたセルモーター (作業担当 Dr)
Drはやむなく手は真っ黒の傷だらけで若干外しにくいセルモーターを外して電装屋でリビルトして貰いました。
取りあえずエンジン始動は大丈夫ですがなにやら他にも怪しい箇所があるようです。
ブレーキのバキュームホース破損にマスターシリンダーも怪しいです。
おまけに以前は全然大丈夫だったのに何やらエンジン廻りから異音がするじゃあ~りませんか!←もちろん浜 祐二調でお願いします
こういう事態を回避するには毎日エンジンを始動して走るしかありません。
数ある商品車で検切れも多いのになかなか手が回らないのが現実です。
もっと悲惨なのはいきなりお客様が見に行きたい言われたときです。
こういう場合はスタッフ総出で対処しますがど~にもならない場合もありますので何日か前にショップに予告しましょうネ。
クルマは出来る限り毎日乗りましょう!(苦笑)。