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(北朝鮮朔州郡で牛を使って農作業をする住民=22日、中国・丹東から撮影(共同)【7月26日 共同】)
【制裁とコロナ禍、更に干ばつ被害 極度の食糧難で軍糧米放出の指示】
北朝鮮の食糧事情が、コロナ禍もあって再び悪化しています。
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1990年代後半の北朝鮮を襲い、数十万人が餓死に至らしめたとも言われる大飢饉「苦難の行軍」.。その後、市場経済化の進展などで食糧事情は徐々に改善し、食うや食わずの状態は完全に脱していたが、国際社会の制裁や、昨年1月からのコロナ鎖国で事態は再び悪化。【7月29日 デイリーNKジャパン】
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干ばつ被害も深刻です。
****北朝鮮、猛暑で干ばつ被害 食糧不足さらに深刻化も****
北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、全国で猛暑が続き、農作物に干ばつ被害が出始めたと伝えた。金正恩朝鮮労働党総書記は6月、食糧不足に直面していることを認め、緊急対策を指示した。状況はさらに深刻化する可能性がある。
同通信によると、7月中旬までの降水量は全国平均21.2ミリで例年の約4分の1。1981年以降2番目に少なかった。最近は各地で35度以上の高温を記録している。
穀倉地帯の南西部黄海南道では数千ヘクタールの水田やトウモロコシ畑が干ばつに見舞われ、中国と国境を接する北部咸鏡北道でもトウモロコシや大豆畑の被害が拡大している。【7月26日 共同】
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国民の4割が栄養不足との国連報告も。
****北朝鮮住民の4割が栄養不足 食糧不足国に再指定=国連機関****
国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(ユニセフ)、国連世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)が13日、共同で発行した世界の食料安全保障と栄養の現状に関する2021年版報告書によると、18〜20年における北朝鮮の栄養不足人口は1090万人で、総人口の42.4%を占めた。栄養不足人口の比率は04〜06年の33.8%(810万人)に比べ、9ポイント近く上昇した。
また、5歳未満の乳幼児のうち、慢性的な栄養失調による発育阻害の子どもは20年時点で30万人で、全体の18.2%を占めた。12年(26.1%)に比べると改善したものの、他国に比べるとなお高い。
一方、FAOは別の報告書で、北朝鮮を外部からの食糧支援が必要な国(食糧不足国)に再指定した。20〜21営農年度(20年11月〜21年10月)の食糧不足分は85万8000トンに達し、北朝鮮が今年8月から10月にかけて厳しい時期を経験する可能性があると警鐘を鳴らしている。【7月13日 聯合ニュース】
また、5歳未満の乳幼児のうち、慢性的な栄養失調による発育阻害の子どもは20年時点で30万人で、全体の18.2%を占めた。12年(26.1%)に比べると改善したものの、他国に比べるとなお高い。
一方、FAOは別の報告書で、北朝鮮を外部からの食糧支援が必要な国(食糧不足国)に再指定した。20〜21営農年度(20年11月〜21年10月)の食糧不足分は85万8000トンに達し、北朝鮮が今年8月から10月にかけて厳しい時期を経験する可能性があると警鐘を鳴らしている。【7月13日 聯合ニュース】
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金正恩総書も公式の場で食糧難を認め、戦時予備物資の放出も指示していますが、事態は好転していないようです。
****「もうダメだ。打つ手がない」食糧難の北朝鮮、幹部会で絶望の声****
昨年1月から続くコロナ鎖国の影響で、食糧不足の深刻化が伝えられている北朝鮮。
金正恩総書記は、先月開かれた朝鮮労働党中央委員会第8期第3回総会の場で、「人民の食糧状況が緊張している」と述べ、食糧難を公式に認めた。
また、慈江道(チャガンド)江界(カンゲ)市の幹部は、金正恩氏が、戦時予備物資が備蓄されている2号倉庫を開き、全国の住民に食糧を供給せよとの特別命令書を下したと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に答えている。
食糧不足は、東海岸の咸鏡北道(ハムギョンブクト)でも同様だが、その解決に乗り出した朝鮮労働党咸鏡北道委員会の幹部は、「打つ手がなく、ハナから頭を抱えている」と、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えている。
党委員会は先月28日、トップの責任書記が主管し、コメ価格の上昇で住民が食糧難に苦しんでいることに対する対策を討議するため、非常拡大会議を開いた。
平壌からやって来た党中央委員会や内閣の幹部4人、地方の党幹部、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の第9軍団の団長、政治委員、道人民委員会(道庁)、道保衛局(秘密警察)、安全部(県警本部)、検察所など、主要幹部が一同に会して行われたこの会議では、直面した食糧危機の克服が優先課題として強調され、絶糧世帯(食糧が底をついた世帯)の解消、人民生活の安定をいかにして図るかが議論された。
情報筋によると、打開策として示されたのは、「住民への食糧供給過程で毎日出庫する食糧の量と、残りの量を随時報告する取り組みを体系化すること、すべての機関がひとつになって動き、住民に対する食糧配給を絶対的、無条件的事業として行うこと」というものだった。
また、市場でのコメ価格を掌握し、価格安定のためにコメを持っている商人を説得し、従わない場合には無慈悲に処罰せよという内容も含まれていた。
当局は穀物価格の安定化のため、市場での穀物販売を禁じ、国家食糧販売所での販売に一本化する方針を示し、実際にオープンにこぎつけた。しかし今回、コメ商人に対して処罰をちらつかせながらコメ価格を引き下げるという強硬策が示されたことは、当局の政策がうまく行っていないことを窺わせる。
さらに、道民に一人残らず食糧を配給するまで、責任書記はすべての責任を負い、住民への食糧供給事業を掌握、執行し、さらには党中央委員会も責任を追うことも言及された。
机上の空論と商人への脅迫に終止した今回の会議。参加した幹部のほとんどは「国の米びつはもちろん、(軍向けの)軍糧米すらも底をついたのに、一体どのような手を使って、住民に食糧を与えるのか。もはや打つ手がない」とため息を付いていたとのことだ。
咸鏡北道を含めた全国で「軍糧米を配給に回す」との話が出ているが、実際に配給されたという話は出ていないと伝えられている。【7月16日 デイリーNKジャパン】
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これまでは地方に比べると格段に優遇されていた首都・平壌の食糧事情も悪化しています。
****平壌・外国人商店でも肉類は品薄…深刻化する北朝鮮の食糧難****
深刻化する一方の北朝鮮の食糧難。米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)の平壌の情報筋が伝えたこの情報に、その深刻さが如実に現れている。
深刻化する一方の北朝鮮の食糧難。米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)の平壌の情報筋が伝えたこの情報に、その深刻さが如実に現れている。
「最近、食糧をはじめとする物資の不足事態がひどくなり、(平壌市内の)大同江(テドンガン)区域の外国人商店でも豚肉などの肉類を買うのが難しくなっているようだ」
外国人商店とは、この地域に集中する各国の大使館の職員が利用するスーパーで、国内の食糧事情とは関係なく、様々な物資が豊富に供給されていたところだ。そこですら品薄になりつつあるのなら、一般国民の利用する商店、市場の惨状は想像するに余りある。
そんな中で当局は、市内の女盟(朝鮮社会主義女性同盟)のメンバーに対して、豚肉を供出せよとの指示を下し、怒りを買っている。
これは今年6月の女盟第7回大会で、金正恩総書記が参加者に送った書簡「女性同盟は朝鮮式社会主義の前進・発展を促進する強力な部隊になろう」を実践する一環として、モノ不足に対する支援事業を女盟が先頭に立って行おうというものだ。
女盟に加入させられているのは、国が定めた職場に配属されていない街頭女性(専業主婦)。ただ、言葉は専業主婦でも家事労働だけを行っているわけではなく、市場で商売をして現金収入を得て、一家の生計を支えている。つまり、カネを持っているということだ。
しかし、コロナ鎖国による経済難で市場の景気は最悪。北朝鮮で最も豊かな平壌の市民も、配給の欠配などにより経済的に追い込まれている。そんな中での、豚肉供出の指示。さらに、支援すると言っても、具体的な支援先が示されておらず、女性たちの怒りに油を注いでいる。
「支援対象を明らかにしたとしても、家族に食べさせる肉もないというのに、国に捧げる豚肉がどこにあるのか」(情報筋)(後略)【7月16日 デイリーNKジャパン】
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軍糧米の配給とは言っても、無料ではなく、市場価格より安価な有償配給であり、コロナ禍で疲弊した国民のなかには購入できない貧困層も多いようです。
****「配給にカネ払えとはどういうことだ」金正恩命令に国民から批判*****
北朝鮮の金正恩総書記は、6月の朝鮮労働党中央委員会第8期第3回総会で、食糧難に喘ぐ国民に軍糧米を配給せよ、との特別命令書を発したとされている。
それに基づき各地で配給が始まっているが、人々から不満の声が上がっている。その代表例が「手に入れられない」というものだ。一体どういうことなのだろうか。
デイリーNKの内部情報筋によると、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の清津(チョンジン)、会寧(フェリョン)など道内各地で今月9日から配給が始まった。しかし、配給とは言え無料でもらえるのではなく、市場価格よりは安い価格で購入できるという有償配給だ。市場でコメ1キロは7000北朝鮮ウォン(約140円)で売られているが、配給では地域によって異なるが、半額かそれ以下の価格で5日から7日分を購入できる。
ところが、それすら手に入れられない、つまり買えないほど困窮している家庭が多いというのだ。会寧市の南門洞(ナムムンドン)、城川洞(ソンチョンドン)、江岸洞(カンアンドン)、遊仙洞(ユソンドン)の場合、10世帯に2から4世帯が、穀物購入を諦めたという。
中国との国境に面し、ロシア国境からも近い会寧は、合法、非合法の貿易、輸入商品の販売などで生計を立てている人が多かった。ところが、昨年1月からのコロナ鎖国で貿易が一切できなくなり、密輸への取り締まりも強化。また、市場や他地域への移動への統制も強化され、食い詰めた人が少なくないのだ。
「国境封鎖でカネが回らないのに、その日暮らしをしている人々に食料を買うカネがどこにあるのか。配給にカネを払えとはどういうことだ」(情報筋)
市場価格の半分での販売は、経済的困窮で買えない人への配慮という側面もあるだろうが、それでも買えないという人が少なくないのが実情だ。そんな最困窮層に対する当局の対策はなく、「やってる感の見せつけに過ぎない」との指摘も出ている。
「お上は、カネがなくコメが買えない世帯は助け合って、党の配慮が受けられるようにせよと言っているだけだ。市場より安く売っても買えないのなら、われわれ(当局)としてもどうしようもないということだろう」(情報筋)
購入にあたってはチケットが必要になるが、これを売り渡して現金化する人も現れている。チケットを買っているのは、コメを安値で買い集め、市場価格で転売し、差額を儲けようとする商人たちだ。
庶民からは「もっと安くすれば、こんな笑えない冗談のようなことは起きなかったはず」と批判する声が上がっている。また、「国が貧しいから人民を食わせられない」と嘆く声も聞かれたという。【7月26日 デイリーNKジャパン】
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【泥炭入りパンといった代用食糧も話題に】
食糧不足は、稲の根飯、泥炭パンといった「代用食糧」が話題になる状況にもなっているようです。
*****「泥炭入りパンを作れ」食糧難の北朝鮮が断末魔の呼びかけ****
(中略)
食糧難の根底にあるのは、国内の穀物需要すら満たせないほど生産性の低い農業の実態があるが、上記に挙げた制裁とコロナ鎖国に加え、様々な要因により、例年にも増して凶作となると見られている。
平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、7月中旬から下旬にかけては田んぼの2度目の草取りが終わるころなのに、未だに手を付けられていないところが多いと伝えた。外から見えるところだけ形ばかりの草取りを行っただけで、後は雑草だらけで、稲の生育に問題があるだろうと見ている。(中略)
草取り遅延の理由として情報筋が挙げたのは、農薬と労働力不足だ。いずれも今年に限ったことではないが、今年は例年にも増して深刻で、除草剤や肥料などは去年の8割しか確保できていない。また、「農村支援」の動員を逃れようとする都市住民が多いことも影響しているとのことだ。
当局は、日照りと台風の被害を未然に防ぐために備えよとの指示を下しているが、こちらも人手不足で手がつけられていないと、情報筋は述べている。
今年の作況が低調となることが予想される中、幹部学習会や住民講演会では「代用食糧の調達にも力を入れるべき」との話が出るほどだという。代用食糧とは、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」のときに食べられた、稲の根飯、泥炭パンなどのことを指す。いずれもその名の通り、稲の根を混ぜて炊いたご飯、泥炭と小麦粉を混ぜて焼いたパンだ。
「国が今から代用食糧の話をしているのは、予想より穀物の作況が悪いという意味ではないか。農民も昨年より悪くなるだろうと予想している」(情報筋)
一方、首都・平壌の南にある黄海北道(ファンヘブクト)では、日照りが深刻化している。
現地のデイリーNK情報筋は、段々畑に植えられたトウモロコシなどの作物が異常高温で枯れつつあり、道の農村経営委員会は23日、非常会議を開き、全道挙げて「水やり戦闘」に立ち上がろうと呼びかける事態となっている。
これを受けて道内の各組織、機関、学校は、割り当てられた農場に、従業員や生徒を午前4時から7時と、午後6時から8時の時間帯に分けて派遣し、水やりをさせている。それも、タンク車を動員できる機関を除けば、いずれも人力とタライやバケツに頼っている。
道人民委員会(道庁)と農村経営委員会は、道の朝鮮労働党委員会の指示に基づき、「密」を避けるために、動員する時間帯をずらすなどの作業も行っている。
日照りはよほど深刻なようで、情報筋は、今回動員されている人の数は、田植えや草取りのときの2倍に達すると見ている。ただ、広大な畑に人の手だけで水やりをするには限界があり、トウモロコシは次々に枯れつつあるとのことだ。その様子を見た住民からは「焼け石に水」だとの声が上がっている。
灌漑用水路さえあれば解決することだが、昨年この地域は台風による甚大な被害を受け、その復旧に人手が取られ、水路の工事にまで手が回らなかったという。【7月29日 デイリーNKジャパン】
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市場メカニズムを通じた営農インセンティブが多くの要因で阻害されていること、インフラの未整備、農薬・肥料の不足、農業技術の低さ、低価格の有償配給も買えない貧困層の存在・・・・そうした多くの問題をなおざりにして軍備増強にのめり込んできた国民不在の政治、そうした脆弱な食糧供給体制が制裁、コロナ禍の混乱で一層の苦境に陥っているというのが現状のようです。
それにしても「泥炭入りパン」とはどういうものでしょうか?
【食糧難で悪化する治安】
食べるものがない食糧難になれば、当然ながら治安は悪化します。
****北朝鮮で「覆面の武装集団」が富裕層を次々襲撃…食糧難で混乱****
昨年1月からのコロナ鎖国で、極度の食糧難に陥っている北朝鮮。
金正恩総書記の特別命令で、軍糧米を民間人に有償配給する事態となっているが、糧が少なく「焼け石に水」といった状況だ。
そんな中で治安が極度に悪化、覆面の武装集団が金持ちの家を襲撃していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、コロナ鎖国の経済的困窮で強盗事件が多発し、少しでもカネがあるとの噂が広がった家に、棍棒などを武器を手に、覆面をかぶった強盗が押し入る事件が多発している。
北朝鮮では1990年代の大飢饉「苦難の行軍」に際しても、治安が極度に悪化したとされる。
先月中旬、清津(チョンジン)市の浦港(ポハン)区域では、金持ちとの噂があるトンジュ(金主、進行富裕層)の家に覆面強盗が押し入り、カネと貴重品を盗んで逃げる事件が起きた。水南(スナム)区域では、金持ちと言われていた司法機関の幹部の家にも、覆面強盗が押し入る事件が起きた。
先月末から今月13日の時点まで、両区域内だけでも30件の強盗事件が発生し、トンジュや幹部は、体格がよく力の強い若い男性に賃金を支払い、住み込みの用心棒として雇っている。水南区域に住む情報筋の知人も、強盗の襲来を恐れ、若い男性を雇って住み込ませ、家の警備に当たらせているとのことだ。
司法当局は強盗、窃盗に対して理由を問わず労働教化刑(懲役刑)に処すと警告しているが、事件が減る気配は見えないと情報筋は伝えた。
治安悪化は、平安北道(ピョンアンブクト)新義州(シニジュ)からも伝えられている。現地の情報筋は強盗事件が多発、覆面をかぶった集団が凶器を突きつけ、金品を手当り次第奪っていくという。
「最近、わが国(北朝鮮)では、カネがある、いい暮らしをしていると噂されると、すぐに強盗のターゲットになってしまう」(情報筋)
犯人の中には、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士と思しき者も多いと情報筋は証言している。補給システムに問題があることから、兵士たちは常に飢えとの闘いを強いられており、空腹に耐えかねて基地周辺の民家や協同農場を襲撃する事件が以前から起きていたが、コロナ鎖国の食糧難の下、ついには都市部でも強盗を働くようになったようだ。
そんな状況に対して、司法機関は手をこまねいて見ているだけだ。
「コロナ前には、力のある幹部や金持ちのトンジュの家に強盗が入れば、司法機関が徹底的に捜査して犯人を追い詰めていたので、事件が多くなかったが、今では腹をすかせた人が増え、自暴自棄になって金持ちの家に押し入る人が増え、司法当局が警告を下しても意味がない」(情報筋)
極度の食糧難で、犯罪の手口が、単独犯が空き家を狙う形から、集団が金持ちの家を襲う形に変わったということだ。それも、抵抗すれば「棍棒で家の主人を殴り倒して略奪する」(情報筋)ほど凶暴化している。【7月27日 デイリーNKジャパン】
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こうした困難な状況で同時に行われているのが「反動的思想・文化排撃法」による国民生活の引き締め策ですが、そのあたりは長くなるのでまた別機会に。