孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

2009年時点でアフガニスタンを見限ったバイデン大統領 士気も低く、装備の持続性もない政府軍

2021-08-11 22:42:24 | アフガン・パキスタン
(【8月11日 NHK】)

【タリバン、怒涛の攻勢 政府軍、「米軍に見捨てられた気持ち」と低い士気】
イスラム反政府勢力タリバンが攻勢をかけるアフガニスタン情勢については8月6日ブログ“アフガニスタン 政権は軍閥に戦闘協力要請 州都、首都に迫るタリバン そのイスラム統治とは?”で取り上げたばかりですが、あまりにも動きが急なので、改めて現時点での状況を。

前回ブログでも紹介したかつて北部同盟の有力軍閥・ウズベク人勢力を率いた(非道な暴力でも悪名高い)ドスタム将軍の帰国ですが、そのドスタム将軍の地元の北部諸州が次々とタリバンに制圧されているのは報道のとおり。

“8日には、過去に北部同盟が支配した北部クンドゥズ、タハル両州の州都も陥落。タリバンと渡り合った実績を持つ北部の軍閥は、ガニ政権の頼みの綱だった。”【8月9日 時事】

タリバンが制圧した州都は、この4,5日で“日ごとに”と言うより“時間ごとに”増加、現在は9州とも。明日になれば更に増えるかも。

****タリバンが9州都目を制圧宣言****
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは11日、北東部バダフシャン州の州都ファイザバードを制圧したと宣言した。制圧を宣言したのは計9州都になった。【8月11日 共同】
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タリバンは“各地の警察署から武器を奪い、刑務所からタリバーン戦闘員を脱走させて、雪だるま式に勢力を増している。”【8月11日 朝日】

また、国境検問所を確保して関税を徴収することで、自軍の資金を得ると同時に、政権側の資金を断つ動きに出ています。

まさに怒涛の勢いですが、これだけハイペースで進むということは、政府軍側がまともな反撃ができていないということでもあり、その最大原因は士気の低さでしょう。

何年も前から絶えず指摘され続けた点ではありますが、これまで支えてくれた米軍も手を引きはじめており、政府軍兵士は州都防衛より、自分の身をどうやって守るかが関心事となっていると思われます。

****米軍に「見捨てられた気持ち」****
さらに、決定的な要因になり得るのが士気だ。
 
専門家らによると、タリバンが強い結束力を示している一方で、アフガニスタン軍は長年にわたって統率力不足や汚職、兵士らの士気の低下に悩まされてきた。そこへ来て最近のタリバンの攻勢で、精神的に一層ダメージを受けている。
 
独立系政策研究機関「アフガニスタン・アナリスツ・ネットワーク」のケイト・クラーク氏は先月の評価書で、「政府にとっては一部地域の陥落は想定済みだったのかもしれないが(中略)各地が連鎖的に次々と陥落していった時に治安部隊や国民の士気がどれほど下がったかという点は軽視できない」と指摘している。
 
米シンクタンク、ランド研究所のブライアン・マイケル・ジェンキンス氏は、士気を喪失しているアフガニスタン軍の兵士は米軍撤退によって「見捨てられたという気持ちを強く抱き」、自らの生き残りを考えるようになるかもしれないと言う。

「兵士らが個々の決断を下す際の判断材料は、国益や国家戦略ではない」と指摘し、「『こうした状況の中で、自分はどうするべきなのか? タリバンとカブールの大統領府に挟まれ、ここで最後のとりでになることが自分にとって最善なのだろうか?』という思いだ」と続けた。 【8月10日 AFP】
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アメリカがアフガニスタンから手を引く決意を固めたのは、中国を念頭に置いた戦力再配置云々といった話以前に、いくら支援しても政権は腐敗・汚職が絶えないし、政府軍の士気はあがらず、タリバンに寝返る者も珍しくない、米軍兵士は後ろからの銃弾に気を付ける必要がある・・・という状況に、これでは切りがないという徒労感を感じたことがあってのことでしょう。

【2009年時点で固まったバイデン大統領のアフガン撤退の決意】
もともとバイデン大統領自身がかつて、カルザイ前大統領との会食中に、“ナプキンを放り捨て、夕食は突然打ち切られた”というエピソードが示すように、アフガニスタン政権への強い不信感を持っています。

****アフガン撤退決断したバイデン米大統領、不信感が背景****
バイデン米大統領がアフガニスタン駐留米軍の早期撤退を進める裏には、10年以上前からくすぶり続けるアフガンへの不信感があった。 

2009年1月、オバマ政権の副大統領に就任する直前のバイデン氏はアフガンの首都・カブールを訪問。夕食の席で当時のカルザイ大統領に対し、アフガン市民全員のための統治に着手しない限り、米政府の支援を失いかねないと警告した。 

カルザイ氏は、米国はアフガン市民の死に無関心だと応酬。論争が進む中、バイデン氏はナプキンを放り捨て、夕食は突然打ち切られた。その場にいた数人が証言している。 

米国が反政府武装勢力・タリバンの政権を打倒した後、バイデン氏はアフガン再建のための強い軍事・人道支援を支持していた時期があった。タリバンは、2001年9月11日の米同時多発攻撃を首謀した国際テロ組織・アルカイダの元指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者を支援しており、米国の攻撃はそれに対する報復だった。 

しかし、2009年のアフガン訪問で不快な経験をしたバイデン氏は、アフガン戦争は米国を泥沼に陥れ、勝利は不可能かもしれない、との思いを抱くようになる。 帰国したバイデン氏は、大統領就任直前のオバマ氏に対し、アフガンに増派すべき時ではないと強く警告した。 

2009年のアフガン訪問でバイデン氏に同行した長年の元側近、ジョナー・ブランク氏は「あれは単なる短気ではなかった。彼の中で楽観的な気持ちは、年を追うごとに失われていった」と語る。

しかし、バイデン氏はこの政策論争で敗れ、オバマ氏は最終的に増派を命じて2017年の任期いっぱいまで戦争を延期した。 

大統領の座に就いたバイデン氏は現在、一部の軍事専門家や民主・共和両党の議員、人道専門家の反対を押し切って、アフガン駐留米軍のほぼ全面的な撤退を進めている。 

(中略)バイデン氏は2009年の訪問で、アフガン政策が失敗すると確信した。 オバマ氏は昨年上梓した回顧録「約束の地」に、バイデン氏はこの時に見聞きしたことを通じて、戦略全体を再考する必要性を確信したと記している。(後略)【7月13日 ロイター】
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バイデン氏の心の中ではアフガニスタン撤退は2009年時点で固まっていたようです。

現在の“政府軍総崩れ”状態も、(これほど急激だとは思わなかったにせよ)ある程度予測されたことではありますが、「それでも撤退する。これ以上関与しても無駄だ」という想いなのでしょう。

****「すでに米兵は何千人も死傷」バイデン大統領、アフガニスタンからの撤退に変更なし****
アフガニスタンで反政府武装勢力「タリバン」が攻勢を強める中、アメリカのバイデン大統領は、アメリカ軍を完全に撤退させる予定に変更はないと、あらためて強調した。

バイデン大統領「何千人ものアメリカ兵が死傷している。アフガン軍は、自力で国のため戦わなければならない」

バイデン大統領は10日、「アメリカ政府は、アフガニスタン軍への十分な支援を行っている」として、駐留部隊を8月末までに完全撤退させる決断について、「後悔していない」として、計画を変更しない考えをあらためて強調した。(後略)【8月11日 FNNプライムオンライン】
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【アメリカに「自分たちで戦え」と言われても、装備のメンテナンス・資金で持続性の低い政府軍】
そのバイデン大統領はアフガニスタン政府・軍に対し、「戦う意思を持たなくてはならない」「アフガニスタンは自分たちのために戦わなければならない」と、正論ではありますが、見方によっては“突き放した”ような姿勢です。

****バイデン米大統領、アフガン政府に「戦え」と喝****
バイデン米大統領は10日、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンが大規模攻勢によって国内各州の州都を次々と陥落させている問題で、アフガン政府軍に対し「戦う意思を持たなくてはならない」と述べ、タリバンに本腰を入れて反撃するよう呼びかけた。

バイデン政権は、タリバンが全土支配をにらんで支配地域を拡大させているのを受け、駐留米軍に協力したアフガン人通訳や翻訳者の国外脱出と米国への受け入れを急ぐ考えだ。

バイデン氏はこの日、ホワイトハウスで記者団に、アフガン駐留米軍の撤収を決めた自身の判断について「後悔していない」と述べ、予定通り今月末までに撤収作業を完了させる考えを明らかにした。

バイデン氏はまた、無人機によるタリバン攻撃を念頭に、アフガン政府に対する航空支援は続けると表明。アフガン政府軍への食糧や装備の供給、給与の支払いといった関与の継続も明言した。

これに対し、トランプ前政権で大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたボルトン元国連大使は10日、産経新聞の取材に「駐留米軍の全面撤収は重大な誤りだ」と指摘。「タリバンは近い将来に全土を掌握するだろう」との見通しを示し、アフガンが再び対米テロの拠点になりかねないと懸念を表明した。

ボルトン氏はその上で、最悪の事態を食い止めるには「今が最後のチャンスだ」と語り、バイデン氏に対して米軍の全面撤収方針を早急に撤回し、小人数の米軍部隊の駐留を継続させるよう呼びかけた。

タリバンの攻勢激化は、バイデン政権が進めるアフガン人通訳らの国外脱出にも深刻な影響を及ぼす恐れが出ている。

アフガンを脱出した通訳およびその家族をめぐっては、その第1陣となる2500人のうちの200人が7月30日に米国に到着し、南部バージニア州のフォート・リー陸軍基地で特別移民ビザ(SIV)の取得手続きに入った。

国務省によると、特別ビザを申請している通訳およびその家族らは合計で約2万人。これら全員を駐留米軍の撤収期限までに国外に移送するのは不可能で、米軍撤収後も国外移送の作業が続くのは確実だ。

ただ、タリバンが急速に支配地域を拡大しているせいで、地方では脱出の機会を逸した通訳らがタリバンに「裏切り者」と見なされて次々と殺害されているとの情報もある。

通訳らは安全を求めて首都カブールに集結しつつある。ただ、そこから脱出を果たせるかは、バイデン氏が「支援」を確約するアフガンのガニ政権が、タリバンの攻勢を前に首都を死守できるかにかかっている。【8月11日 産経】
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少なくとも今は米軍の空爆支援もありますし、撤退後も無人機による航空支援は続くようです。装備的にはタリバンをはるかにしのぐ近代兵器を有しています。政府軍は何と言っても空軍力も有しています。

アメリカからすれば、これだけ条件的に勝っているのだから、あとはヤル気次第だ・・・という話にもなりますが、敢えてアフガニスタン政府軍の立場で言えば、(これまでアメリカ側が行っていた)継続的な整備が出来ない近代兵器など、すぐにゴミの山になってしまうでしょう。

****外国軍の完全撤退迫るアフガン 規模でタリバンしのぐ政府軍の弱点とは?****
外国軍がほとんど撤退したアフガニスタンで旧支配勢力タリバンが勢力図を拡大する中、政府軍の能力に疑問が投げ掛けられている。

専門家によると、アフガニスタン軍とタリバン、全く異なる2勢力の対決を決定付けるのは、装備や兵力のみならず士気かもしれない。
 
この戦いは従来の軍事衝突とは違う。一方は、訓練・装備の面で超大国に支援された大規模な軍隊。もう一方は、小規模ながら、豊富な供給力を誇り、麻薬資金に支えられているイスラム過激派だ。
 
米国はアフガニスタン軍に数百億ドル(数兆円)を投じ、暗視ゴーグルから戦闘ヘリコプター、装甲車、偵察用ドローンに至る最新兵器やハイテク機器を提供してきた。また国家警察隊を含め30万人以上を擁するアフガニスタン軍は、タリバンよりも規模が大きく、武器や技術も先進的だ。
 
一方のタリバンは歩兵を主体とするゲリラ軍で、空軍を持たない。兵力は、国連による昨年の推計では5万5000〜8万5000人とされている。
 
だが、数だけですべてを語ることはできない。
 
タリバンが主に使用している武器は、戦闘で荒廃した国内で入手しやすいものか、闇市場で調達したもので、自動小銃AK47の派生モデルなど旧ソ連で設計されたものだ。さらにタリバンは、アフガニスタン軍から欧米製の武器や装備を奪い、イランやパキスタンなどから物質的支援や助言を受けているとされる。
 
タリバンの戦闘スタイルについて、米軍事シンクタンクCNAのテロ対策専門家ジョナサン・シュローデン氏は、アフガニスタン軍に比べると「ロジスティクス(兵たん)面がかなり分散されている」と指摘する。
 
タリバンは、財政面でも軍よりはるかに自立度が高いとみられている。国連の監視機関によると、タリバンは国内の巨大な麻薬産業や犯罪行為、支配地域での徴税などから年間3億ドル(約330億円)から15億ドル(約1650億円)の収入を得ている。

■持続性の低い軍隊は不利
一方、アフガニスタン軍は年間50億〜60億ドル(約5500億〜6600億円)の資金を必要とするが、そのほとんどは米国を中心とする外部の資金源によって賄われている。
 
空軍はタリバンを圧倒する攻撃手段になるが、整備要員が不足しており、その役目を主に担ってきた米国の請負業者も米軍と一緒に撤退する。
 
米軍が1月に発表した評価によると、アフガニスタン軍の飛行機やヘリコプターは数か月以内にも戦闘で使えなくなる可能性がある。
 
残留部隊を統括する米司令官は、第三国でアフガニスタン軍機を整備することも可能だと述べているが、どんなに規模が大きく、装備が充実していても、持続性の低い軍隊は、外国の支援が途絶えた途端に不利になり得る。【8月10日 AFP】
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【首都防衛も危うい状況で崩れるアメリカのシナリオ パキスタン「責任を押しつけられている」】
アメリカが「優れた装備があるじゃないか」という利点は持続性に欠き、何より冒頭に示したように士気が低いとなると・・・・通訳など米軍協力者の脱出時間を確保するための首都カブール防衛すら危ういものに思えてきます。

****猛攻タリバン、首都狙う 幹部「3、4週間で占領」****
猛攻を続けるアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは11日までに、全34州都のうち9州都を制圧した。

2001年の米中枢同時テロ後に米軍などの攻撃を受けてタリバン政権が崩壊して約20年。駐留米軍撤退完了が今月末に迫る中、タリバン幹部は首都カブールに向け進撃しているとし「3、4週間で首都を占領する」と述べた。
 
米軍の後ろ盾を失ったアフガン政府は防戦一方。約6割の地区をタリバンが支配し、この数カ月で戦闘地域から数十万人が避難した。米紙ワシントン・ポストは10日、カブールが3カ月以内に陥落する可能性があるとの米軍の分析を報じた。【8月11日 共同】
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“3、4週間”だか、“3カ月以内”だかはわかりませんが、アメリカ側がつい最近言っていた“半年”という時間も持たないと思わせる状況です。

もちろん、このまま一気呵成に首都に迫るのか、いったん有利な立場で和平交渉に持ち込むのか・・・そこらはわかりません。

****米、タリバンに攻勢中止求める=アフガン撤収期限控え対応苦慮****
(中略)米国が想定するのは、タリバンの攻勢を食い止めた状態で停戦を成立させ、アフガン政府との和平交渉の席に着かせるというシナリオ。

米軍撤収後は原則として政府軍が治安維持の全責任を負うという構想は変えておらず、カービー氏は「守るべきは彼ら(アフガン政府)の国であり、これは彼らの戦いだ」と主張する。
 
バイデン大統領は先月、ガニ・アフガン大統領との電話会談で、アフガン情勢の「持続的な政治解決を支援する米国の外交関与」を確認した。だが、タリバンがさらに勢力を拡大すれば、仮に停戦が実現しても、アフガン政府は一層不利な立場で和平交渉に臨むことになる。【8月10日 時事】
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****アフガン和平交渉、タリバンは決裂望んでいない=アルジャジーラ****
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンのスポークスマンは10日、アルジャジーラテレビに対して、アフガン政府との停戦に向けた交渉に引き続き取り組んでおり、交渉の決裂は望んでいないと述べた。

アフガン政府とタリバンの高官は先月、中東カタールの首都ドーハで停戦に向けた直接協議を開始した。

政府側の代表はアルジャジーラに対して、交渉における「双方の真剣さを見極めるため」仲介者が必要だと述べた。

一方でタリバンのスポークスマンは「調停者の原則を拒否したのは政府であり、タリバンではない」とし、「われわれは、国際社会に現実を正確に評価することを求める」と語った。

アフガン政府代表団のメンバーは「タリバンは交渉に関心がなく、暴力での目的達成に関心がある。国際社会はタリバンが真剣な姿勢を示すよう圧力をかけるべきだ」と主張している。【8月11日 ロイター】
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これまでタリバンを支援してきたとされるパキスタンは、タリバンを説得・コントロールする影響力などないと主張しています。

****進まぬアフガン和平 パキスタン首相補佐官「戦闘長期化は悪夢」****
パキスタンのモイード・ユスフ国家安全保障担当首相補佐官が9日、首都イスラマバードで毎日新聞など一部海外メディアと会見した。(中略)

パキスタンは隣国アフガンへの影響力を保持するため、長年にわたりタリバンを支援してきたとされる。現在もタリバン指導部やその家族の一部がパキスタン国内に潜伏しているとされ、国際社会にはパキスタンを批判する声も根強い。

これに対してユスフ氏は、「(国際社会は)莫大(ばくだい)な資金を費やしてアフガン軍の装備を充実させ、訓練をしてきた」と指摘。それにもかかわらず「アフガン政府の中には失敗の責任をパキスタンに押しつけようとしている人がおり、我々はスケープゴートにされている」と反論し、現在のアフガン情勢混迷にパキスタンは無関係との立場を強調した。
 
さらにユスフ氏は、パキスタン側もタリバンに対する影響力が低下していると説明。タリバンが8月初めにパキスタンとの国境の一つを閉鎖したことを例に挙げ、「パキスタンは国境を開けるよう求めたが、タリバンを説得できなかった」と話した。アフガン国内で支配地域を拡大し、攻勢を強める現在のタリバンにとって、パキスタンは既に頼る必要性が薄れている可能性もある。
 
仮にタリバンがアフガンの首都カブールを制圧した場合の対応については、「(パキスタン政府は)武力制圧には反対だが、今はタリバンを正式な政府として承認するかどうかを話すべき時ではない。政治的解決に集中すべきだ」と述べるにとどめた。(後略)【8月10日 毎日】
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