家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

空き家を物色

2008-06-26 09:37:33 | Weblog
突然友人から電話が入った。

「取り壊す前の家がある。欲しい物があれば何でも持って行ってイイ」

勿論二つ返事。

行ってみると昔からの高級住宅地で広い敷地に立派な庭そして大きな家。

これは、そうとうな大金持ちに違いないと感じた。

誰も居ない家の中に「失礼します」と断って入っていった。

留守宅に入り込み住んでいた人たちのことをいろいろ想像しながら物色した。

もう何年も放置された様子の庭や外装の割に内部は、つい最近まで生活していた
かのような感じを与えた。

靴がありテレビがあり冷蔵庫がある。

歪みのない家で雨漏りのあともない。

電燈をつけてみる。

欄間や床柱も高級そうだ。

ただし置いてある机やタンスは安物だ。

中身は抜いてある。

何でも欲しがる私だが、流石に欲しい物はない。

梅を漬け込む鉢を2つと庭に植わっていたドウダンツツジを3つ4つ抜いてもらってきた。

もらえたことより物色したことが愉しかった。