家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

誕生日祝いを30階で

2012-01-10 07:23:14 | Weblog
浜松市で30階に登ると他に遮るビルもないため市全体が見渡せる。

自衛隊基地も浜松医大も、そしてその奥の山々も直線距離は、かなり近いと感じた。

この店は夜は何回か来たことはあるが昼間は初めてだ。

私の誕生日の祝いをするために妻が予約してくれた。

59歳までの道のりを思い出したり新年の予想をしたりして話は尽きない。

デザートの皿には「おめでとう」の文字がチョコレートで書かれてあった。

その文字を欠かさないように食べた。

コーヒーで最後を締めるまで約二時間の誕生会だった。

遠くに見える山の中で過ごすことの多い私の生活だが、このように繁華街のビルで過ごすのも良いものだ。

店を出てトイレに入った。

今度は浜松市の南側の景色が目に飛び込んでくる。

穏やかに広がる遠州灘はごく近い。

いやおうなく「津波」が頭に浮かび、この情景の変化を想像すると去年の3.11からは良いイメージは湧かない。

新しくできたデパートに初めて入ってみた。

旧館と新館をつなぐ部分のみが目新しく感じ商品には全く興味も新鮮味も感じなかった。

ここで忙しく働く娘(勝手に決めた)に挨拶して早々に引き上げた。

帰りのバスの中でウトウトしてしまい妻に声を掛けてもらわなかったら、どこまで乗っていたか分からない。

これが私の今の生活状態であり、あるいは脳状態なのだと確信した。

家族や私と接点を持つあらゆる人たちと物たちに感謝して、この一年もほどほどに楽しむことを誓った。