家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

巣の内側

2015-07-21 09:19:31 | Weblog
ミツバチの巣の一部を開けてみた。

「巣の中は清潔にしておかなくちゃだめだよ」と聞いていたからだ。

恐る恐る入口の反対側の背板のビスを外す。

何本かのビスを緩めたが外れない。

雨によって板が膨張しているのだ。

あり合わせの金具を隙間に入れてこじてみる。

開いた。

そーっと板を外すと、その板に数匹のミツバチがくっついていた。

刺激しないように板を地面に下ろす。

もちろん私は麦わら帽子に防虫ネットをすっぽり被っている。

箱の中は独特の唸りが響いている。

1匹1匹の出す羽根音が増幅されて全体で一つの音となっている。

少し薄気味悪いし威圧感がある。

巣箱の底にはスムシと呼ばれるウジ虫がいた。

ブラシではいて下に落とした。

地面に落としておけば再び這い上がってくることはない。

はいた祭、一部のミツバチが一緒に落ちてくることもあったがミツバチは羽根があるので巣に舞い戻ることは容易い。

底が綺麗になったところで鏡を差し込んでみた。

だが暗くて何も見えない。

とは言え、せっかくだから諦めない。

カメラを挿入して上向きにしシャッターを押した。

一瞬ストロボが巣全体を真っ白にしたがミツバチは落ち着いている。

写ったものを見ると十字型の針金が見えた。

これは巣が落下するのを防止するものだ。

巣箱は3段。

上二つの箱に針金を設置した。

十字の針金が見えたということは最上段の箱に巣があり、まだ2段目には巣はない。

定期的に掃除と点検を繰り返してミツバチに清潔で快適な生活ができるようにしたい。