家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

採蜜は延期

2016-06-27 15:59:24 | Weblog
第一ミツバチ箱の様子を観察しているが意を決して開けてみることにした。

それはミツバチの出入りが確認できなくなった。

そしてアリの数まで減ったようだから。

4階建てのうちの1階を開けてみた。

細かいカスのようなものが床に氾濫している。

念のため上向きにしてカメラで撮ってみた。

やはり蜂の姿はない。

いよいよ箱の解体に着手した。

各階を留めている板を外し屋根を取る。

簡単にバラバラになった。

足場の良いところで中を細かく観察してみた。

残っているのは巣の残骸だ。

残骸という意味は蜜はアリに持ち去られミツロウの部分のみが残ったということだ。

蜂の巣とは別の巣が出来ていた。

白っぽいワタのような物でできている。

巨大なカビのようでもある。

刃物でも削り落とせない。

焼き切ることにした。

バーナーで炙り焼き切ってから刃物で削ってみた。

枠の木の中に入り込んでいた。

幼虫は板を食いその中で暮らしているようだ。

バーナーの火を当てて溶けてしまうのはミツロウであろう。

ガのような羽のある生き物が何匹か飛び去った。

消毒を兼ねて内部にまんべんなく火を当てる。

全てをきれいにして再び現地で組み立てる。

その際ビスをステンレス製に換えた。

屋外に設置して風雨に晒すわけだから外す際に折れてしまうビスもあったからだ。

こうして巣箱が元のところに立ち上がった。

外見は同じでも中は不在だ。

少し寂しい感じがした。

これで今年も採蜜はできない。

知人のところは2升半の蜜が取れて、それがたいへん美味しいと聞く。

蜜を採ってみたいという思いはある。

だが私はミツバチと一緒に住んでいたいと思う気持ちが第一だから今年も満足している。