家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

小さなイノシシが活躍しすぎ

2018-08-28 16:46:17 | Weblog
6月頃から我が家のイノシシ被害が増えた。
被害といっても軽微なものだ。
土を掘り起こして球根やミミズや幼虫などを食べる。
その時に放出された土砂や石が邪魔になるというわけだ。
驚く程大きな石も簡単に地中から掘り出してある。
石の下に隠れている虫は多いから石を掘り起こすのは納得できる。
先日までは家の敷地内には入ってこなかった。
ギリギリまで近づいて来ていたのでワイヤーメッシュ1で境を付けておいた。
だが今回は、その境を超えて穴を開けてある。
よく観察すると鹿避けのために設置した別のワイヤーメッシュ2の、ほんの少しの隙間から入り込んでいる。
イノシシとすると、どこが境なのか分からないのは当然だ。
だから私の失敗は間違いないのだが。
ワイヤーメッシュ1の場合、それを超えてくると地面には小石が敷き詰められているから、その下を掘り起こす気が起こらないのだろう。
だがワイヤーメッシュ2の場合草の生えている斜面の途中に設置してあるため、その向こう側に進めば同くエサにありつける状態なのだ。
隙間があれば、そこをクリアーして先に進むだろう。
そのようにして敷地内に侵入して穴を開けたわけだ。
人間には見ただけで分かることが動物には分からない。
ここは建物の敷地、敷地内の花畑、別に耕している畑など全て関係なく容赦ない。
というわけで、そのワイヤーメッシュを少し継ぎ足して隙間をなくした。
なぜワイヤーメッシュ1が短くてもOKしていたのかというと、その時の私にはシカが対象になっていた。
それは功を奏してシカは入って来なくなっていた。
今回はイノシシなので容易に侵入できたというわけだ。
いちいち全てに対処する必要がある。
2歳未満の子供でも「ここから入っちゃだめだよ」というと入らない。
でも、この子は食べ物を供給されているからね。
効率よく自分で食べ物を探して食うことで生きている動物とは比較にならない。
Y爺さんは、このイノシシの掘り起こした跡を見て「コンボウだな」と言う。
掘り起こす規模が小さいから、すぐに感じとったのだろう。
私も、そう思った。
でも小さなイノシシが活躍しすぎ。
「片付ける身にもなれ」と言いたい。