家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

41度C

2020-08-18 08:23:43 | Weblog
車の中のラヂオが「41度を記録しました」と言っていた。
私は天竜川の堤防を春野に向けて走行中であった。
外気温の表示を見ると、まさに41℃を示していた。
「あ、これは写真に撮っておかなくては」と思い緊急停止する場所を探したが適当な場所がない。
そのうちに外気温は40℃になってしまった。
信号で停止したので、その時に写真に撮った。
再び走り出すと、もう41という数字は出なくなった。
これから山道になる直前のところで再び41℃を示した。
今度は安全に緊急停止することができた。
だが40℃を通り越して39℃になっていた。
「よし今度こそ元に戻ってやる」とUターンしてみたが、もう41℃は示さなかった。
なぜこんな高温の時に春野を目指していたかというと今朝9:15に春野の知人から電話が来たからだ。
カモシカが我が家に入り込みフェンス替わりにしているワイヤーメッシュに角がひっかかり困っている、とういうことなので協働センターに連絡をして3人の係員と共にカモシカを逃がした。その際にメッシュを一部切ったから、という報告を受けていたのだ。
山道の外気温は道路際に木々が増えるとともに下がっていった。
我が家の周りは36℃であった。
道路から見えるところにカモシカがフェンスを角に引っ掛けてジタバタしたであろう場所が特定できた。
草はなくなり土があらわとなり、何度ももがいたような形跡が残っていた。
フェンスは外れて獣達に「どうぞお入りください」のような姿だった。
その場所の復旧は、あっという間に終了した。
もっとも時間がかかったのは植物への水やりであった。
挿し木の半分は無残な形になっていたが、それでも強く生き残ってくれたものも半数あって嬉しかった。
自宅の暑さとテレビの報道する気温とを比較すると自宅よりも天竜区の方が暑いと判断して春野に行くことを拒んでいた。
だが実際に来てみると木々の間の我が家は発表になった気温とは全く違う。
一部の場所で直射日光を避ければ自宅よりよほど過ごしやすいのである。
「水やり」はガソリン代がかかっても行かなくてはいけない条件だと感じた。