家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

猟師に頼んだ

2023-10-02 17:39:23 | Weblog

もっと早く気が付けばよかった。

後悔先に立たず。

突然猟師さんが我が家に寄ってくれた。

「近くに罠を掛けたから気を付けてね」と言いに来てくれた。

そういえば、ということでやっと気が付いた。

「この物置の下にアナグマが住み着いてしまったのですけど対処できます?」というと「ここに入るアナグマを見たの?」と聞き返されたが実は見ていない。

でもこの家の主が怖がっているので、その日のうちに罠を仕掛けてくれた。

といっても私はお願いした後すぐに帰宅してしまったので次に来た時に気が付いたというわけだが。

その後も猟師さんは見に来てくれて「なぜここに設置したのか、中にはパンを入れてある」などと説明してくれた。

「ここにアナグマが来れば必ず入るからね」と教えてくれた。

それからは春野に行く頻度を増やしたが罠は空っぽのままだ。

10日後に行ったら罠が無かった。

これは罠にかかったなと感じた。

電話してみた。

猟師さんの話によると「一昨日の午後お宅に寄ったときに罠を見ると罠の蓋が下りていたので見に行くとちっちゃな三毛猫が入っていた」という。

飼い猫らしかったので、そのまま放したようだ。

「罠は友人が使いたいというので、そちらに持って行ったから」と言われた。

猟師さんは初めからアナグマは居ないと分かっていたようだ。

だから見たの?と確認したのだ。

アナグマは大きな穴を掘り、しかも出入り口を何か所か作るらしい。

私は勝手にアナグマだと決めつけて、それで怖がるということをしていた。

素人はこれだからなぁ、と自分を情けなく思った。

もっと早くその道の専門家である猟師さんに相談すべきだった。

まぁ何はともあれ物置の下にケモノは居ないのだから、ともう一度入り口に石を置いて二度と入られないようにした。

猟師さんは私に罠の位置を教えてくれる時道路に付いた足跡を見て「これはイノシシ。1週間ほど前だね。大きさはこのくらい」と足跡だけでも見ていたような説得力のある説明ができるのだ。

私が春野を入手した時マムシを取ってもらった時にも驚くほどの能力だと知らされた。