春野の薪ストーブの煙突掃除の際に使用するためコンプレッサーを室内に運び込んだ。
煙突掃除用のブラシで煙突内側をこすった後エアーでススを外に吹き飛ばすためだ。
煙突の末端には買い物袋を設置してあるから、そこに飛ばされたススが溜まる。
毎年小さなミカン大ほどのススが取れる。
だがそのつもりでエアーを吹こうと思ったのだが、どういうわけだかエアーが出ない。
電源はちゃんと入り大きな音が作動音が室内に響いている。
エアーは諦めた。
だがコンプレッサーは修理が必要だ。
自宅に持ち帰り取説を見ながらチェックするのだ。
Youtubeももちろん参考にする。
このようなホームセンターで購入したコンプレッサーは修理ができないから買い替えたほうが良いという修理業者がいた。
だがこのように直したという前例もある。
近所のコンプレッサー修理業者が知り合いなので彼に話を聞く。
症状を伝えたが直せるかどうか分からない。
部品が入手できるかどうかが分からないということで、やはり買い替えを勧められた。
自宅で電源を入れると、やはり正常に作動する。
だがメーターはゼロを示したままだ。
「ん?」気が付いたことがあった。
エアクリーナの入った部分のフタの穴の色が土色をしている。
フタを外して穴の部分を見てみると土が詰まっているようだ。
細いプラスドライバーを差し込んでみると詰まった土が出てきた。
するとメーターは徐々に上がり始めた。
ダスターでエアーを吹くと「シュッ、シュッ」と力強い音と主にエアーが出て受けた掌が凹んだ。
直った。
これで買い替え費用が浮いた。
この穴を土で埋めたのはハチだ。
ハチにとってはちょうどよい大きさの穴だったようだ。
この話を修理業者にしに行った。
「エアーが吸えてなかったっていうこと?」と言って大笑いした。