家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

屋根で解決

2016-10-27 08:06:27 | Weblog
煙突掃除がきっかけで疑問が晴れた。

夏の暑い時分に水鉢の中に何かの卵らしい物が入っていた。

黄色い卵のようなものが規則正しく並んでいる。

その上、水が赤っぽくなっていた。

残念ながら、その写真は手違いで消してしまった。

で、奇妙な物が数多く生まれてきても困ると思い、水と一緒にすくい出して捨ててしまった。

別の水鉢にも同じような卵らしき物が入っていたので、そちらをとっておくことにした。

だが何も知らない妻が、それを水ごと捨ててしまった。

それからは何者かは産卵に来なくなっていた。

水棲動物か両生類か、何だろう。

そして、それすら忘れていた。

煙突掃除の際、最後に屋根に上った。

すると屋根の上に動物のフンらしき物があちこちに散乱している。

煙突掃除が一段落ついてから、そのフンを観察してみた。

フンは、よく降った雨で粘性の物は洗い流され水溶性でない物だけが残っている。

フンの中身は大きな実から小さな実まで木の実、あるいは果物の種ばかりだ。

その実の並び方の規則正しさで思い出した。

「ああ、これだ。あの水鉢の中に入っていたのは。ハクビシンじゃないか、このフン」

自宅に戻って調べてみた。

やはりフンの形から食べた物、そして溜め糞の条件からいっても、これはハクビシンの物に間違いない。

溜め糞といっても便秘のことではなくフンをする場所を決めて、そこでするということだ。

ハクビシンが我が家の屋根をトイレにしていた。

屋根には、いつもハシゴをかけてあって、いつでも登れるようになっている。

木登りの得意なハクビシンであったらハシゴを登るくらいのことは朝飯前、じゃなくて朝トイレ前のことだろう。

水鉢の中身は、はっきりしたが、なぜ屋根にハクビシンが、という謎はそのままだ。

煙突掃除用のワイヤーブラシで屋根からフンを落としておいた。

それだけで、あとは何もしない。





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