家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ヤギの気持ちは分からない

2016-05-17 15:27:42 | Weblog
熱海に行く途中に酪農王国オラッチェというところに寄った。

県道11号線(熱函道路)を外れると急に田舎になる。

富士山がよく見える田んぼ有り畑ありの山あいだ。

駐車場には自家用車やバスが止まっていた。

ゲートの代わりに土産物を売る施設を通り抜けて入る。

その隣に建っているのは牛乳やアイスクリームを売ったり木の実で作る木工教室のある建物。

向かい側は地ビールを作る棟。

どこもお金がかかりそうな雰囲気。

でも入場料は無し。

客のほとんどは家族連れだ。

ヤギに餌をやる人たちがいた。

手に持つ野菜は100円で買った数本のキュウリやニンジンだ。

ここでできた野菜を客が買って、ここでできた野菜をヤギに与える。

何重に儲けるつもりなんだろう。

ヤギたちの主食は、きっと従業員たちが、ここで生えた草か何かをくれていて客の与えるここでできた野菜はたぶんヤギたちのおやつに相当するのではないか。

だからヤギたちは客の与えてくれるここでできた野菜を、じゃなくて客を好きになり客はヤギに餌を与えるというありがたい貴重な経験を積ませてもらえる。

その対価が100円なら安いもんだハハハ。

私はその100円が惜しくて買わない。

でもヤギの体に触らせてもらおうと思った。

近づくと「何かくれるのか?」という雰囲気で私を待つ。

だが何も出てこない。

もっと近づいてみる。

黒目が変な角度にある目を見ると「気持ちを分かり合えない」という気がしてきた。

「同じようなヒゲが生えているね俺たち」と思うが奴は興味なし。

あまり近づくと顔をガブリとやられそうな気がした。

残念ながら奴に触ることはできなかった。

少し離れたところに少し小さなヤギがいた。

こいつは触らせてくれそうだ。

不思議なことに、こやつは危なそうなオーラは出ていない。

安心して角に触っているところを写真に収めてもらった。

角を持つ手に少し力を入れてヤギの顔を動かしてみた。

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