家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ホダ木の残り

2012-03-08 07:13:41 | Weblog
シイタケのホダ木に使用した残りが気になっていた。

そのまま放置しておけば順調に土に返っていく。

だがきちんと切りそろえ乾燥させれば薪になる。

少し細いがコナラという良質の薪材料を放っておく手はない。

丸ノコをコナラ林まで持ち込み、そこで切ることにした。

「ゥイーン」という音を立てて鋸が回り始める。

長いままの枝を持ち長さを揃えて鋸の刃に入れる。

「ガガー」と枝は切れていく。

切られて枝から薪に変化した品物を鋸の左側に置く。

真っ直ぐな枝ばかりではないので切断箇所を鋸に当てることが難しい。

相手は無心に回り続ける鋸。

その台も地面に乗せただけで固定していない。

「作動中の鋸が、こちらに向かって倒れてこなければいいが」と最悪の事態も想定しておく。

オガクズを全身に浴びるくらいのことは何でもない。

少し太い物になると枝を回転させて刃に当てる。

切り口が多少ずれてしまおうと構わない。

どうせ燃すのだから。

離れた所に保管していた枝も近くまで引きずってきておく。

ある程度薪が溜まってくると、それを棚に乗せて鋸の周りをきれいにする。

棚はコンクリートの中に埋め込む目的で作られたワイヤーメッシュを半分に切り、それを組み合わせて作った。

ワイヤーメッシュ同士を留めるのは結束線とハッカーだ。

予め二重にして売っている針金の結束線をワイヤーメッシュの接点に交差させて巻き込みハッカーという器具でクルクルと巻いて留める。

これができる様になってみると楽しい。

あまり何周も巻き上げすぎると結束線が千切れてしまう。

ころあいを見つけるのが、また楽しい。

さてそのワイヤーメッシュ棚は失敗であった。

薪を乗せていくと、その重さでたわんでしまうのだ。

しかたなく、たわんだワイヤーメッシュの下に物を置いて地面と接触しないようにした。

ボサボサになっていた枝がなくなり、辺りはすっきりとした。

たわんではいるが棚にも薪が置かれた。

当初の目的である薪という燃料の確保と、その土地の整頓は達成できた。

上のコナラ林の中に倒れたコナラがあることを思い出した。

「今度はあれを薪にしよう」

次の予定まで決まって本日の作業を満足して終了した。

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2 コメント

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Unknown (山水)
2012-03-08 22:23:11
随分と山奥に入ったような風景ですが電源があるのはそうでもなかったですか
日当たりがよさそうで心地よい場所のようですね
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山水様 (無職無収)
2012-03-09 08:01:54
家の隣ですから電源コードを引けば楽々届きます。
日当たりが良く気田川が下に見える所です。
陽が陰ると寒いですが日中はポカポカです。
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