還暦の誕生日を迎えた。
朝目覚めても妻が誕生祝の言葉を発しない。
どうやら忘れているようだ。
トイレに入っていたら電話が鳴り妻が話をしながら近づいてきた。
まさかと思ったがドアを開けて受話器を渡す。
読みかけの分厚い本を置いて受話器を受け取る。
生命保険の担当者が、わざわざ電話をくれたのだ。
それが誕生祝いの言葉の一人目となった。
その後妻が祝う言葉と忘れていた侘びの言葉と先を越された悔しさを伝えた。
続いて母が電話で自分の体のコンディションと共に祝いを伝えてくれた。
母の健康は私への何よりの贈り物だ。
息子たちからメールが相次いで送られてきた。
「好きに生きてくれ」というものと「今と同じように楽しい人生を送っちゃってください」というものだった。
この文の中に私への信頼と尊敬を感じ取った。
次男の嫁からのメールは「今年は、とうとう赤ちゃん・・」かと誤解したのだが、よく読めば、私が赤いちゃんちゃんこを着る年齢に達したということだった。
その後も友人たちからお祝いメールが届いた。
妻は憑かれたかのように日に何度も「ハッピーバースデイ・・・」を歌う。
これがやっかいで自分の誕生日を伝えなかった。
マロ君も妻に抱えられて両手をつかまれてハッピーバースデイの指揮者となる。
顔には嫌だという色をありありと浮かべ全身の力を抜いて早く終わらないかなと思っているのが、はっきり見て取れた。
だが菓子の、ほんの一カケラを舐めて内輪のパーティーに参加してくれた。
連絡のあるなしに拘らず私を支えるすべての人たちに感謝をした。
この時期にぎっくり腰を患っているのには何かの暗示があるような気がしている。
健康で過ごすために油断するなということか。
将来の姿を早めに見せるためか。
毎日乗る体重計の設定年齢を59から60に更新した。
朝目覚めても妻が誕生祝の言葉を発しない。
どうやら忘れているようだ。
トイレに入っていたら電話が鳴り妻が話をしながら近づいてきた。
まさかと思ったがドアを開けて受話器を渡す。
読みかけの分厚い本を置いて受話器を受け取る。
生命保険の担当者が、わざわざ電話をくれたのだ。
それが誕生祝いの言葉の一人目となった。
その後妻が祝う言葉と忘れていた侘びの言葉と先を越された悔しさを伝えた。
続いて母が電話で自分の体のコンディションと共に祝いを伝えてくれた。
母の健康は私への何よりの贈り物だ。
息子たちからメールが相次いで送られてきた。
「好きに生きてくれ」というものと「今と同じように楽しい人生を送っちゃってください」というものだった。
この文の中に私への信頼と尊敬を感じ取った。
次男の嫁からのメールは「今年は、とうとう赤ちゃん・・」かと誤解したのだが、よく読めば、私が赤いちゃんちゃんこを着る年齢に達したということだった。
その後も友人たちからお祝いメールが届いた。
妻は憑かれたかのように日に何度も「ハッピーバースデイ・・・」を歌う。
これがやっかいで自分の誕生日を伝えなかった。
マロ君も妻に抱えられて両手をつかまれてハッピーバースデイの指揮者となる。
顔には嫌だという色をありありと浮かべ全身の力を抜いて早く終わらないかなと思っているのが、はっきり見て取れた。
だが菓子の、ほんの一カケラを舐めて内輪のパーティーに参加してくれた。
連絡のあるなしに拘らず私を支えるすべての人たちに感謝をした。
この時期にぎっくり腰を患っているのには何かの暗示があるような気がしている。
健康で過ごすために油断するなということか。
将来の姿を早めに見せるためか。
毎日乗る体重計の設定年齢を59から60に更新した。
いよいよ「村の船頭さん」の歳ですか蛇年生まれだったんですね
おめでとうございます