家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

久しぶりの燻製

2019-08-23 16:06:30 | Weblog
春野に宿泊した。

あす朝早くから奉仕活動があるからということで宿泊することはあったが、今回は違う。

今日も明日も何もない。

何もないから泊まる気になった。

猫のマロ君が逝ってから初めてだ。

そして、これからは、そういう機会を増やそうと思っている。

自宅で待つ者がいないから気が楽というのもあるし少し残念でもある。

今夜は出来合いを夕食にしながら燻製を作ろうと思った。

久しぶりに自作の燻製機を出してみた。

一斗缶で作ったのだが8本あるビスのうち2本が抜けていた。

まあそれでも使えないことはなかった。

今までは桜の香りのするスモークウッドといわれる市販の物を利用していた。

スモークウッドは燻す時間を読み、それに見合う分だけウッドを折って、そこに点火するだけだ。

だが今回は山桜のチップを一斗缶にいっぱいいただいたので、それを燻す。

チップと火元が別々になるので、それぞれ適量である必要がある。

ただでさえ久しぶりなのに適量なんて分かるわけもない。

目分量でチップの量と火元である七輪の炭の量を決めた。

燻す物は妻に任せた。

いろいろな種類のナッツの類とチーズそれぞれを燻製器に配置し七輪の上に置く。

しばらくすると煙が立ち上り始める。

その後煙は量を増し続け開け放した室内に導かれるように漂う。

途中で加減を見ることもなく煙が収まるまでビールを飲んで過ごした。

さて開けてみるとチーズがない。

七輪の熱で溶けてしまったようだ。

そのチーズの燃える煙でナッツが真っ黒になっていてもう香りを楽しむこともできない。

チーズの煙でコーティングされたナッツは食べない方が良いくらいの代物になっていた。

ススまるけ以外を食べてみると桜のチップが湿っていたらしく、その湿り気がナッツに移っていた。

散々な結果であったが楽しさは変わらない。