テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ポテチ《夏》企画?

2008-06-11 23:11:41 | 美味
「むふァ~?
 ネーさ、またァ『ちーず』のゆうわくにィ、まけたァのでスねッ」

 はい、負けたんですわ、テディちゃ。
 パッケージに『チーズ』とあると……素通りできなくて、つい。
 
「しょうがァないでスねッ。
 テディちゃもォ、おつきあいィ、してあげるでスゥよッ。むぽッ♪」

 …………は?

「これはァ、えッとォ、ぽてとォちッぷゥ、でスね。
 あ、やぱりィ、すうりょゥげんてィ、ッて、かいてあるゥ~」

 そ、そうですよっ、『カルビー』さんのポテトチップ、
 《スパイシーチーズ味 Wスパイス》です。
 ブラック&レッドペッパー入り、なんですって。

「はいッ、いただきまスゥでスッ」 (←勝手にバリバリ、モグモグ)

 は、速い! もたついてると全部食べられちゃうわ!ネーさも、いただきます!

「むぽッ♪ おいしィでスねッ、ぴりからァ、でス」

 お~、スパイシーですね、確かに。
 ブラックペッパー、効いてます。でも、チーズのお味もします!
 お酒が好きで、しかもチーズが好きな御方にはお奨めのポテチでしょうか。

「ふむふむッ、もぐもぐッ」

 夏のお味、って感じですね~。
 セブンイレブンで発見した製品ですので、興味がある!といポテチ好きさんは
 お店で調査活動を!
 
「むぐぐふゥ、もぐぐッ!」 (←幸運を祈る、と言っているようです……)
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文豪さんたちの選択肢。

2008-06-11 13:46:32 | ブックス
「むゥッ? ネーさ、これはァ、なんだかァ、あんちィくゥ……?」

 これはね、テディちゃ、アンティークを超え、古典の域に達した美なのですよ。
 本好きさんなら、いいえ、日本人なら、
 知らぬ者とてない名作中の名作!

「めいさくッ??」

 ……の表紙です。
 さあ、本日ご紹介いたしますのは、名作名作家さんずらりの、こちら!



                ―― 文豪の装丁 ――


 
 編者はNHK『美の壺』制作班の皆さん、’08年4月に発行されました。
 NHK教育TVで放送中の番組『美の壺』を書籍化したシリーズの一冊です。

「ふむッ、こんかいのォ、てーまはァ、ほん!なのでスねッ!」

 本――とりわけ、明治~昭和の前半にかけての、
 書籍の装丁の美しさが《ツボ》として取り上げられているんですね。

 現在は文豪とされている大作家さんたちが、
 そのむかし、どれほど美しい御本を世に送り出していたのか。
 新刊を出すにあたり、どのような装丁を選んだのか。
 そして、それらの御本はいま何処に……?

「わおッ!
 れきしィどらまッ、みたいでスゥ~!」

 《ツボ》の観方は三ヶ条にまとめられています。

    壱のツボ……木版画の彩りを味わう
    弐のツボ……挿絵に物語の神髄あり
    参のツボ……特装本は素材を楽しめ

「もくはんがッてェ、これェでスかァ……?
 うぴゃッ、きれいィッ!」

 これらの御本の、表紙画・口絵・挿絵などは、
 当時の新進気鋭の画家さんたちが手がけました。
 のちに大家として名を成す画家さんも多かったのですね。
 画家さんだけでなく、
 製本の職人さんたちも頑張りました!
 特装本と呼ばれる、限定発行の御本はどれも、
 それ自体が芸術品であるかのよう。
 
 本好きさんなら、誰しも思われることでしょう。
 ああ、これ、手に取ってみたいなあ。
 触って、読んでみたいなあ。
 これが作られた頃の、紙質は?
 どんなフォントを使っていたのかな?
 インクの色は?
 挿絵の大きさや精度は?
 うん、昔と今とでは、文章に改訂とかあるかもしれないなあ?

「まにあァ、でスねェ。ふゥ~」

 しかし、美しい装丁を特集したこの御本を締めくくるのは、意外な言葉です。

 神保町の古書店『中野書店』店主の中野智之さんは書かれています。
 数多の書籍ある中で、何が美しいか、何を好ましく思うか。
 それは、谷崎潤一郎さんが昭和19年に私費で制作した
 『細雪』上巻(松廻舎刊)。
 後に発行されたものとは違い、
 外装も挿絵もなく、簡素な造りであるけれど、
 ここには、谷崎氏の思いがつまっている……。

 本好きさん、ぜひ!一読を!
 おお!と感嘆しまくること必至です!
 読み終えても、おっと、気を緩めてはいけません。
 裏表紙まで、チェックをお忘れなく!

「あッ、これはァ……!
 ぷふッ、しゃれてまスゥ♪」 
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