テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

スクエアなカルピス。

2008-06-17 23:16:37 | 美味
「けぽッ、こぽッ。
 ネーさァ、なんだかァ、けむいィでスよゥ~」

 けほこほっ、これは蚊取り線香の煙なんですよ、テディちゃ。
 我が家の周辺には蚊が多くて、蚊取りゲルでは退治し切れないんです。
 そこで、古典的&最強の手段である蚊取り線香を使ってみたんですけど
 ……煙たいのよね~、けほこほっ。

「けぽぽッ、のどがァ、くるしィ~でスゥ」

 では、喉のいがらっぽさを鎮めるために、これをいただきましょう。
 『カンロ』さんより発売の、
 《カルピス ソフトキャンディ》。
 はい、どうぞ。

「いただきまァスでスッ!
 はにゃッ?」

 ネーさもいただきまーす♪
 《カルピス》のキャンディって、どんなお味でしょ。
 ………ん?

「……ネーさ、これッてェ、よーぐるとォ、みたいでスねッ?」

 そうね。ヨーグルト味のキャンディ、ですね?
 甘みが少なくて、さっぱり系の、やわらかキャンディ……。
 パッケージ、それに飴本体も、カルピスらしい白い色……。

「あッ、もォとろけちゃッたァ!
 おいしィからァ、もひとつゥ、たべちゃおッ♪
 ついでにィ、もォいッこォ♪」

 ああ、恐ろしいスピードでキャンディが……。

「ネーさァ、はやくたべないとォ、なくなッちゃゥでスよォ?」
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アールヌーヴォーの華、花&花。

2008-06-17 14:08:36 | ブックス
「あ~ッ、しッてるゥ!
 テディちゃ、これェ、しッてるでスよッ! ネーさ!」

 そうですね、とても有名な画家さんですものね。
 本日ご紹介いたしますのは、
 日本でもよく知られている東欧生まれの或る画家さんを特集した一冊です。
 はい、こちらをどうぞ!



          ―― もっと知りたい ミュシャ 生涯と作品 ――


 
 著者は千足伸行さん、’07年9月に発行されました。

「ひゃふッ♪
 きれいィな、えがァ、いッぱいィでスゥ♪」

 ミュシャさん――アルフォンス・ミュシャさんはポスター画で成功した御方です。
 生まれたのは1860年、
 イヴァンチッチェ(現在はチェコ共和国の東部にあるモラヴィア)という土地。
 
「ちぇこォ……とおいィでス……」

 その地から、絵画の勉強をしにミュンヘンの学校へ、
 さらにウィーンを経て、
 ミュシャさんがパリにやってきたのは1887年のことでした。
 しかし、栄光の扉が開かれるまでに数年の時間を要したのです。
 
 きっかけは、偶然から。
 もしも、1894年のクリスマスに、
 印刷所の工房に居残っていたのがミュシャさんではなかったら?
 どうなっていたでしょう?
 何が起こっていたでしょうか?

 偶然を、ミュシャさんは握りしめました。
 ルネサンス座から依頼された演劇の公演ポスターの制作、です!
 主演はサラ・ベルナール!
 凍てついたパリの街を歩き、劇場に着いたミュシャさんは
 サラさんをスケッチしました。
 演目はヴィクトリアン・サルドゥー作『ジスモンダ』……
 縦長の画面に、女性像、異国風の意匠、それに花も添えて……
 よし! これでどうだ?

 そうして描かれたポスターの下絵を、
 サラさんは気に入ります。
 完成したポスターは、サラさんだけでなく、パリの人々の目をも喜ばせました。
 これは、新しい!
 これは、美しい!

「わおォ~♪ すたァーたんじょゥッ、なのでス! ぱちぱちぱちッ!」

 そうです。ほぼ一夜にして成功の階段を駆け上り、寵児となったミュシャさん。
 商業デザイン界の超売れっ子として八面六臂の活躍!だった、んですが……。

「ほえッ?」

 後半生、ミュシャさんの人生は方向を変えてゆきます。
 紙幣など、商業デザインの仕事を続けながらも、
 油彩やテンペラをメインにした郷土愛あふれる連作を手がけました。
 夢見るような《花》のデザイン画から、
 政治が流入してくる大作の世界へ……。

 後期の画業については知らない、
 知りたくない、というファンの御方もいるかもしれません。
 それでも、ちょこっとでも、覗いてみれば……
 淡く、かすかに、パリ時代の花の面影が……?

 ミュシャさんは1939年に世を去りました。
 チェコスロヴァキアに侵攻したドイツ軍に拘束され、
 体調を崩したのが原因では、と言われています。

「ふァ~……かなしィでスゥ……」

 アールヌーヴォーの代表的画家として
 日本人にも親しみあるミュシャさんのポスター画の数々、
 笑っちゃうようなエピソードもありの(ゴーギャンとマブダチだった?)、
 画集としても読み物としても楽しい御本です。
 お花デザイン大好きな御方は、ぜひ!

「からふるゥ、でスッ♪」
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