テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

今日も、くすくすッと。

2008-06-23 23:19:14 | 花雑記
 こんばんは、今日もお花屋さんでささやかな笑いを発見しました、ネーさです。

「ふゥァ~??
 おはなやさんでェ、わらいィ?
 いみふめいィ~でスよゥ~、ネーさ?」

 説明いたしましょう、テディちゃ。
 画像でお分かりのように、今はトルコキキョウのシーズンらしいんですね。
 お店で最も目立つ場所に置かれたトルコキキョウの中に、
 縁が紫色になっている白いお花(画像右上部)がありまして、
 その名前というのが……

     《一番星》

 ネーさ、思わず心の中でツッコミました。
 トラック野郎かっ!?
 カタカナや平仮名ではありません。バリバリ漢字で《一番星》……。

「むぱッ」

 さらに、画像下部に写っておりますピンク色のトルコキキョウにも名札が。
 こちらは……

     《春うらら》

 競走馬かっ!?!
 と再度のツッコミ、でございました。

「むぷゥー」

 はい、笑いの宝庫、お花屋さんからの中継でした♪
 
「はなのォ、せかいィはァ、ふかいィ~でスゥ……」
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クラシカル《童唄》ミステリ!

2008-06-23 13:47:23 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。本日も張り切って御本の……おや?
 どうしたんですか、テディちゃ? 顔色が、いえ、毛艶が良くないような?

「……いやァ~なァ、よかんッ、するでスよッ、ネーさ……!
 このォ、ひょうしィ……こわいィでスッ!
 おどろおどろォなのでスッ!」
 
 おどろ、ではあっても、この御本はホラーではありません。
 いま評判のミステリ、なんですよ!
 さあ、御紹介いたしましょうね、はい、こちらを、どうぞ!



           ―― 山魔(やまんま)の如きわらうもの ――


 
 著者は三津田信三さん、’08年4月に発行されました。
  (わらう、にあたる漢字がPC中に発見できず、申し訳ありません。
   正確な表記につきましては、画像の題字を参照下さいませ)
 
「みすてりィ、かァ……ほらーじゃなくてェ、よかッたァ」

 ほっと安心、していいのか、というと……ふっふっ。

「ぎくゥッ?」

 物語の時代は、終戦からあまり時を経ていない昭和の頃です。
 そして、舞台は奥多摩のさらに奥に位置する山深い集落、奥戸(くまど)。
 集落には大きな力を持つ地主さんが数家族おりますが、
 ある一家を恐ろしい事件が見舞います……。
 
 別件の調査で奥戸へ赴いた
 怪異譚の収集家・作家にして素人探偵の刀城言耶(とうじょう・げんや)さんは、
 事件に巻き込まれてしまいました。
 いえ、どうやら……調査しようとしていた事柄と、
 事件は密接な関係があるらしい?
 
 その証拠に、ノートをひらけば、書き留めてあるのは、
 奥戸に昔から伝わる童唄。
 唄の内容をなぞるように事件が重なってゆく、この状況は……。

「わ、わらべうたァ……! 
 それはッ、まるでッ」

 そうなんです。
 横溝ワールドを彷彿とさせる、因縁に満ちた混沌の人間模様。
 柳田民俗学の影響濃い、深山の伝説。
 夜の森には正体不明の異音がこだまし、
 金鉱脈にまつわる昔語りの裏側には、戦慄の事実が……!

「みゃきゅゥッ!
 やぱりィ、ほらーでスよゥ!」

 これは怪異なのか、
 それとも《理》で解明し得る事件であるのか、
 刀城さんは知恵を絞ります。
 犯人は、この世のもの、なのだろうか……?

「みぎゅッ、むぴぷゥッ!」 (←座布団の下にもぐって耳を塞ぎ中)

 横溝さん的展開に目を奪われはするものの、
 実質は、正統派の本格探偵小説です。
 ミステリ好きさん、もう読みましたか?
 読んでいない御方は、ぜひ!
 一日も早く!

「……あのゥ~、ネーさ?」(←座布団の下から這い出してきました)

 はーい、何でしょ?

「おくたまにィ、わらべうたァなんてェ、ないでスよゥ?」(←一応多摩の住人です)

 しっ! それは誰にも言っちゃいけません!

「……ふァ~ィ」 
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