「こんにちわッ、テディちゃでス!
わわッ! もうゥふゆゥ、でスかッ?」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!明日は立冬!)
こんにちは、ネーさです。
暦の上では、明日から《冬》突入……!ということで、
寒季用ハンドクリームで手指をマッサージしながらの今日は、
さあ、こちらの御本で読書タイムを、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3e/83d72d97b3fdba986a4eb2ba9ca647c1.jpg)
―― 美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯 ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、2016年9月に発行されました。
NHKテレビ『』テレビでフランス語の番組テキスト
(2015年10月号~2016年8月号)に連載した
《美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯》をもちに加筆・修正し、
新たに編集されたのがこの御本です。
「ふァいッ! ただいまァ、てんらんかいィやッてまスゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:六本木にて!)
ええ、そうなんですよね。
現在、六本木の森アーツセンターギャラリーでは
『マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実』
が開催されています
(2017年2月26日まで)。
この御本は、展覧会の関連本、であるともいえますが、
長年に渡ってブルボン王朝の終焉を研究し、
『ブルボン王朝12の物語』
『ヴァレンヌ逃亡』等の作品を刊行している著者・中野さんの
もうひとつの研究成果、とも申せましょうか。
「とッてもォ、どきゅめんたりィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:事実を求めて!)
『ヴァレンヌ逃亡』で描かれたのは、
ルイ16世の“亡命未遂事件”ドキュメントでした。
見張りたちの厳しい警備の目をくぐり、
変装した国王一家は、一路、
ベルギー(当時はハプスブルク領ネーデルランド)の国境へ
馬車を走らせましたが……
「しッぱいィ、でしたでス……!」
「ぐるがぅっるぐっる!」(←訳:もうちょっとだった!)
国境近くの小村ヴァレンヌで捕縛されるまでの、
焦燥に満ちた旅路は、
ノンフィクションを超越し、
サスペンスフルなフィクション作品のように感じられたほどでしたが、
この御本も、或る意味で
サスペンスフルなドキュメントです。
お姫さまとして生まれ、
敵国に嫁ぎ、
王妃の座につく。
そして、王宮に暮らせば、
美しいもの、
稀少なもの、
高価なものが
自然と王妃の周囲に……。
「でもォ、そこにはッ!」
「がるる?」(←訳:陰謀が?)
王妃がコレクションしていた日本製の漆器の写真が
本文98~99ページに掲載されています。
よくぞこれを!
と、彼女の審美眼に感服しつつも、
第7章『忍び寄る革命』では
溜め息せざるを得ません。
あの有名な《王妃の首飾り事件》が、
王妃に、いえ、王朝に危機をもたらしたのだと、
後世の私たち読み手は知っています。
「きれいなァほうせきがァ、いのちとりにッ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:美は危険だよう!)
王妃マリー・アントワネット(1755~1793)。
その37年間の生涯のところどころを、
浮かんでは消える泡のように
ぽつん、ぷつり、と彩る“美しいもの”たち。
御本の巻末、
第11章『忘れ得ぬ王妃』で
著者・中野さんが論じます。
彼女は何者だったのか。
彼女が存在した意味、意義とは。
「どきゅめんとをォ、ちょうえつゥ!」
「がるぐるがる!」(←訳:ここ必読です!)
歴史好きな活字マニアさんにおすすめの新書です。
ぜひ、一読を。
わわッ! もうゥふゆゥ、でスかッ?」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!明日は立冬!)
こんにちは、ネーさです。
暦の上では、明日から《冬》突入……!ということで、
寒季用ハンドクリームで手指をマッサージしながらの今日は、
さあ、こちらの御本で読書タイムを、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3e/83d72d97b3fdba986a4eb2ba9ca647c1.jpg)
―― 美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯 ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、2016年9月に発行されました。
NHKテレビ『』テレビでフランス語の番組テキスト
(2015年10月号~2016年8月号)に連載した
《美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯》をもちに加筆・修正し、
新たに編集されたのがこの御本です。
「ふァいッ! ただいまァ、てんらんかいィやッてまスゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:六本木にて!)
ええ、そうなんですよね。
現在、六本木の森アーツセンターギャラリーでは
『マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実』
が開催されています
(2017年2月26日まで)。
この御本は、展覧会の関連本、であるともいえますが、
長年に渡ってブルボン王朝の終焉を研究し、
『ブルボン王朝12の物語』
『ヴァレンヌ逃亡』等の作品を刊行している著者・中野さんの
もうひとつの研究成果、とも申せましょうか。
「とッてもォ、どきゅめんたりィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:事実を求めて!)
『ヴァレンヌ逃亡』で描かれたのは、
ルイ16世の“亡命未遂事件”ドキュメントでした。
見張りたちの厳しい警備の目をくぐり、
変装した国王一家は、一路、
ベルギー(当時はハプスブルク領ネーデルランド)の国境へ
馬車を走らせましたが……
「しッぱいィ、でしたでス……!」
「ぐるがぅっるぐっる!」(←訳:もうちょっとだった!)
国境近くの小村ヴァレンヌで捕縛されるまでの、
焦燥に満ちた旅路は、
ノンフィクションを超越し、
サスペンスフルなフィクション作品のように感じられたほどでしたが、
この御本も、或る意味で
サスペンスフルなドキュメントです。
お姫さまとして生まれ、
敵国に嫁ぎ、
王妃の座につく。
そして、王宮に暮らせば、
美しいもの、
稀少なもの、
高価なものが
自然と王妃の周囲に……。
「でもォ、そこにはッ!」
「がるる?」(←訳:陰謀が?)
王妃がコレクションしていた日本製の漆器の写真が
本文98~99ページに掲載されています。
よくぞこれを!
と、彼女の審美眼に感服しつつも、
第7章『忍び寄る革命』では
溜め息せざるを得ません。
あの有名な《王妃の首飾り事件》が、
王妃に、いえ、王朝に危機をもたらしたのだと、
後世の私たち読み手は知っています。
「きれいなァほうせきがァ、いのちとりにッ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:美は危険だよう!)
王妃マリー・アントワネット(1755~1793)。
その37年間の生涯のところどころを、
浮かんでは消える泡のように
ぽつん、ぷつり、と彩る“美しいもの”たち。
御本の巻末、
第11章『忘れ得ぬ王妃』で
著者・中野さんが論じます。
彼女は何者だったのか。
彼女が存在した意味、意義とは。
「どきゅめんとをォ、ちょうえつゥ!」
「がるぐるがる!」(←訳:ここ必読です!)
歴史好きな活字マニアさんにおすすめの新書です。
ぜひ、一読を。