テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《音》の旅。

2016-11-24 22:13:21 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでッス!
 いつのまにィ、まふゆゥ??」
「がるる!ぐるがるる~…!」(←訳:虎です!冬眠したい~…!)

 こんにちは、ネーさです。
 降っちゃいましたね、雪……。
 明日以降も厳しい寒さが続きそうなので、
 モコモコモコに武装、いえ、重ね着したら、
 はい、読書タイムですよ。
 本日は、音楽ジャンル?に属するこちらの御本を、どうぞ~♪

  



          ―― くるりのこと ――



 著者は くるり の皆さん+宇野維正(うの・これまさ)さん、
 2016年9月に発行されました。
 音楽好きな方々は、きっと御存知ですよね、
 結成20周年をむかえた、
 現代の日本を代表するバンド、くるり(Quruli)!

「ふァいッ! しッてまスゥ!」
「ぐるがる~♪」(←訳:赤い電車~♪)

 ええ、鉄道好きとしても知られる
 ボーカル/ギターの岸田繁(きしだ・しげる)さんと
 ベース/ボーカルの佐藤征史(さとう・まさし)さん、
 このおふたりを中心に
 現在はトランペット/キーボードのファンファンさんも加わり、
 活動中のバンドさんです。

 ただし、この御本の本文中で
 共著者・宇野さんからの様々な質問に答え、
 “くるりのこと”を語ってくれるのは、
 岸田さんと佐藤さんのおふたりです
 (御本の執筆時、ファンファンさんは子育て休暇中なのです)。

「おふたりともォ、きょうとォそだちィ!」
「がるるぅぐる!」(←訳:いいなぁ京都!)

 くるりは京都で生まれた、という事実は、
 おそらくファンの方々にとっては常識でしょう。

 しかし、それ以上の詳細なくるりの歴史を、
 岸田さんと佐藤さんはここで明らかにします。

 バンド結成に《運命の出会い》はあったのか。

 東京でやってやろうと上京して、
 落ち込んだり、風邪を引いたり、
 でもそこから名曲『東京』が生まれたり。

 “音”作りの舞台裏は、どんなものだったのか。

「ふゥ~、ばんどをォやるのもォ~…」
「ぐるがるるる~…!」(←訳:大変だよねえ~…!)

 佐藤さんと岸田さん以外のメンバーは固定せず、
 顔触れは頻繁に変わってゆく……
 作風も、アルバムごとに変化があり、
 レコーディングスタジオも
 日本、米億、英国、ウィーン等、
 旅をするのと同じように変化してゆく。

 それでも20年の長きに渡って変わらない、
 佐藤さんのベースと岸田のギターという
 最強のコンビネーション。

「ふたりがァ、いるから、くるりィ!」
「がるぐるるるがるるる!」(←訳:誰も代わりになれない!)

 世の中の状況に左右されず、
 自分たちの音楽をやってゆく――

 その境地に至るまで、
 その手応えを得るまでの、
 山も谷もある日々を、
 検証するかのような語りは、
 くるりファンさんにしてみれば
 けっこうショック、かもしれません。

 美しい楽曲の陰に、
 これほどの生みの苦しみ、彷徨があったのか、と。
 
 いや、苦しみと彷徨があってこその美、
 なのかもしれませんけれど。

「ひょうりィ~いッたいィ、なのでス!」
「ぐるるがっるるるるる!」(←訳:だからカッコいいのさ!)

 読書一筋で音楽シーンには興味ないのよ、
 という活字マニアさんは、
 機会があれば、
 ↓こちらのライブDVD作品を
 観て&聴いてみてくださいな。

  

 著者・宇野さん、そして岸田さんも
 自信をもって
 《これがいちばん》
 《くるり史上最高のテイク》と断言する奇跡のライブ作品、

 『横濱ウィンナー』!

「ないちゃいィまスゥ!」
「がるぐる!」(←訳:胸熱です!)

 こころをゆさぶる、くるりの《音》。

 書籍も、DVDも、どうか、ぜひ♪

 
コメント
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