「こんにちわッ、テディちゃでス!
しちごさんッ、かわいいィ~でスゥ♪」
「がるる!ぐるる……がるっ?」(←訳:虎です!着物が……あれっ?)
こんにちは、ネーさです。
七五三のお参りを終えたばかりの
着物姿の可愛らしいチビっ子ちゃんたち、
しかし、その足元は……草履じゃなくてスニーカー!
いやあ♪なんか元気でイイ感じだったわぁ~♪♪
チビちゃんたちの未来に幸されと祈りつつ、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/67/4e67c6b0624aae358524f583eea8c31f.jpg)
―― 虚実妖怪百物語 序 ――
著者は京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さん、2016年10月に発行されました。
『虚実』は『うそまこと』とお読みくださいね。
「うそまことッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:妖怪百物語?)
妖怪モノ。
まさに、古今の妖怪について語らせたら右に出る者はいない、
著者・京極さんの得意とする分野の御本であるかのように
思われますけれど――
冒頭の『序』で
あららっ?と思う活字マニアさんは、
大勢おられるはずですよ。
「さばくにィ、とつぜんッ、あらわれたのはァ~…」
「がるっ!!」(←訳:怪人っ!!)
シリアの砂漠に忽然と現れ出た、
旧日本兵――陸軍将校姿の
謎の人物。
雑誌『怪』編集部で働く榎木津平太郎(えのきづ・へいたろう)さんは、
怪人の噂を聞いて
いやな予感に襲われます。
階級は不明だけれど、
マントに長靴(ちょうか)、
アジア人の顔立ち、
白手袋の甲には、
五芒星(ごぼうせい)、だって?
「むむッ! それはァ~あのッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:伝説の怪人物!)
平太郎さんの脳裏に浮かぶのは、
荒俣宏さん著『帝都物語』。
疑念を抱える平太郎さんをいっそう驚かせたのは、、
かの水木しげる大先生の一声でした。
ニッポンから、
お化けが消えてる!減ってる!
「ええッ? おばけがッ?」
「がるるぅ??」(←訳:本当にぃ??)
その一方で。
平太郎さんの友人知人さんの周辺に
次々と怪異が出現してゆきます。
昔々の伝承に記されたことが目撃されたり、
妖怪に付きまとわれたり?
いったい、これってどういう事態なのか――
「かッ、かんがえるのがァ~…」
「ぐるがるるぅ!」(←訳:怖いですよぅ!)
怖~い話。
なのに、なぜか京極さんの手にかかると
それを追いかける妖怪マニアさんたちの言動は、
笑い話のようになってしまいます。
落語に出てくる長屋の住人たちのトンチな会話が
ある部分では恐怖を和らげ、
ある部分では恐怖を倍加させ、
ずいずいずずいっと走ってゆく――
物語はこの後、
次巻の《破》、
次々巻の《急》へと続きます。
「かッ、かいじんはッ??」
「がるるるるっ?」(←訳:どうなるのっ?)
近日中に《破》巻を御紹介いたしますので、
それまでに、ぜひ一読くださいね、
現代の奇妙な《百物語》を!
しちごさんッ、かわいいィ~でスゥ♪」
「がるる!ぐるる……がるっ?」(←訳:虎です!着物が……あれっ?)
こんにちは、ネーさです。
七五三のお参りを終えたばかりの
着物姿の可愛らしいチビっ子ちゃんたち、
しかし、その足元は……草履じゃなくてスニーカー!
いやあ♪なんか元気でイイ感じだったわぁ~♪♪
チビちゃんたちの未来に幸されと祈りつつ、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/67/4e67c6b0624aae358524f583eea8c31f.jpg)
―― 虚実妖怪百物語 序 ――
著者は京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さん、2016年10月に発行されました。
『虚実』は『うそまこと』とお読みくださいね。
「うそまことッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:妖怪百物語?)
妖怪モノ。
まさに、古今の妖怪について語らせたら右に出る者はいない、
著者・京極さんの得意とする分野の御本であるかのように
思われますけれど――
冒頭の『序』で
あららっ?と思う活字マニアさんは、
大勢おられるはずですよ。
「さばくにィ、とつぜんッ、あらわれたのはァ~…」
「がるっ!!」(←訳:怪人っ!!)
シリアの砂漠に忽然と現れ出た、
旧日本兵――陸軍将校姿の
謎の人物。
雑誌『怪』編集部で働く榎木津平太郎(えのきづ・へいたろう)さんは、
怪人の噂を聞いて
いやな予感に襲われます。
階級は不明だけれど、
マントに長靴(ちょうか)、
アジア人の顔立ち、
白手袋の甲には、
五芒星(ごぼうせい)、だって?
「むむッ! それはァ~あのッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:伝説の怪人物!)
平太郎さんの脳裏に浮かぶのは、
荒俣宏さん著『帝都物語』。
疑念を抱える平太郎さんをいっそう驚かせたのは、、
かの水木しげる大先生の一声でした。
ニッポンから、
お化けが消えてる!減ってる!
「ええッ? おばけがッ?」
「がるるぅ??」(←訳:本当にぃ??)
その一方で。
平太郎さんの友人知人さんの周辺に
次々と怪異が出現してゆきます。
昔々の伝承に記されたことが目撃されたり、
妖怪に付きまとわれたり?
いったい、これってどういう事態なのか――
「かッ、かんがえるのがァ~…」
「ぐるがるるぅ!」(←訳:怖いですよぅ!)
怖~い話。
なのに、なぜか京極さんの手にかかると
それを追いかける妖怪マニアさんたちの言動は、
笑い話のようになってしまいます。
落語に出てくる長屋の住人たちのトンチな会話が
ある部分では恐怖を和らげ、
ある部分では恐怖を倍加させ、
ずいずいずずいっと走ってゆく――
物語はこの後、
次巻の《破》、
次々巻の《急》へと続きます。
「かッ、かいじんはッ??」
「がるるるるっ?」(←訳:どうなるのっ?)
近日中に《破》巻を御紹介いたしますので、
それまでに、ぜひ一読くださいね、
現代の奇妙な《百物語》を!