「こんにちわッ、テディちゃでス!
めざそうゥ、ろしあァわーるどかッぷゥ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!予選突破のために!)
こんにちは、ネーさです。
サッカ-W杯ロシア大会出場を賭け、
世界各国で代表戦が行われていますが、
はたして日本の、そして大ピンチのアルゼンチンの行く末は?
ハラハラしっぱなしの日々はまだ当分続きそうですが、
読書タイムは、楽しく&リラックスで!
さあ、本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f6/630e27681d8c730a57c97069a4c110bd.jpg)
―― 戦国24時 さいごの刻 ――
著者は木下昌輝(いにした・まさき)さん、2016年9月に発行されました。
『刻』には『とき』とルビがふられています。
そう、この御本に収められている6編の作品で描かれているのは、
題名の通り、戦国時代に生を享けた者それぞれの
《最期の刻(さいごのとき)》――
「ふむむゥ? でもォ、ゆうめいなァ~ぶしょうさんッならばァ~」
「ぐるるがるぐるるるるるる!」(←訳:最期はよく知られています!)
そうなのよね、
戦国時代の武将さんって、
その最期はどうなったのか、
けっこう記録に残っていますからね、
私たち読み手は御本をひもとく前にして既に
よく知っています。
桶狭間の勝敗は、織田家と今川家、どちらであったか。
豊臣家がどうなったか。
最終的に《天下》を獲ったのは、誰であったか。
「ふァいッ! わかッてまスゥ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:言うまでもないよ!)
皆が結末を知っている。
にもかかわらず、
そこに新たなドラマを浮かび上がらせる。
それは、推理小説的のジャンルでは
いわゆる《倒叙法》――
犯人や方法が最初から明示されている形式の
ミステリ作品と似ていなくもありません。
すなわち。
読み手は、
《結果》ではなく、
《経過》を、
思いっ切り愉しむべし!
「ということはァ~」
「ぐるがるる?」(←訳:過程重視で?)
お拾い様と呼ばれた、豊臣秀頼さん。
東北の地の《虎》、伊達家。
信長公が天下布武を掲げる契機となった桶狭間。
武田家の参謀、山本勘助さん。
足利家の第十三代将軍・義輝さん。
そして、徳川家康さん。
乱世に終止符が打たれたとき、
彼らがどうなったのか、
あらためて説明するまでもなく、
すべて教科書に書いてあるはず。
なのですけれども。
「もッ?」
「がるるる?」(←訳:けれども?)
事実を動かすことなく、
それでいてなお、
読み手を飽きさせない物語を
著者・木下さんは織り上げました。
いままさに炎上する大阪城で、お拾い様は。
敵の軍勢が近付く中で、今川家の大将は。
何を見、何を思うのか――
「てんかとりのォ、ゆめッ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:破竹の大勝利?)
6編の作品のうち、
幾つかはミステリの傾向が強いものなので、
これ以上は詳しく御紹介できないのですが、
「ねたばれッ、だめでスッ!」
「がるぐる!」(←訳:秘密だよ!)
歴史好きさんなら、
ミステリ好きさんなら、
きっと拍手したくなるエンタな快作・力作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
めざそうゥ、ろしあァわーるどかッぷゥ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!予選突破のために!)
こんにちは、ネーさです。
サッカ-W杯ロシア大会出場を賭け、
世界各国で代表戦が行われていますが、
はたして日本の、そして大ピンチのアルゼンチンの行く末は?
ハラハラしっぱなしの日々はまだ当分続きそうですが、
読書タイムは、楽しく&リラックスで!
さあ、本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f6/630e27681d8c730a57c97069a4c110bd.jpg)
―― 戦国24時 さいごの刻 ――
著者は木下昌輝(いにした・まさき)さん、2016年9月に発行されました。
『刻』には『とき』とルビがふられています。
そう、この御本に収められている6編の作品で描かれているのは、
題名の通り、戦国時代に生を享けた者それぞれの
《最期の刻(さいごのとき)》――
「ふむむゥ? でもォ、ゆうめいなァ~ぶしょうさんッならばァ~」
「ぐるるがるぐるるるるるる!」(←訳:最期はよく知られています!)
そうなのよね、
戦国時代の武将さんって、
その最期はどうなったのか、
けっこう記録に残っていますからね、
私たち読み手は御本をひもとく前にして既に
よく知っています。
桶狭間の勝敗は、織田家と今川家、どちらであったか。
豊臣家がどうなったか。
最終的に《天下》を獲ったのは、誰であったか。
「ふァいッ! わかッてまスゥ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:言うまでもないよ!)
皆が結末を知っている。
にもかかわらず、
そこに新たなドラマを浮かび上がらせる。
それは、推理小説的のジャンルでは
いわゆる《倒叙法》――
犯人や方法が最初から明示されている形式の
ミステリ作品と似ていなくもありません。
すなわち。
読み手は、
《結果》ではなく、
《経過》を、
思いっ切り愉しむべし!
「ということはァ~」
「ぐるがるる?」(←訳:過程重視で?)
お拾い様と呼ばれた、豊臣秀頼さん。
東北の地の《虎》、伊達家。
信長公が天下布武を掲げる契機となった桶狭間。
武田家の参謀、山本勘助さん。
足利家の第十三代将軍・義輝さん。
そして、徳川家康さん。
乱世に終止符が打たれたとき、
彼らがどうなったのか、
あらためて説明するまでもなく、
すべて教科書に書いてあるはず。
なのですけれども。
「もッ?」
「がるるる?」(←訳:けれども?)
事実を動かすことなく、
それでいてなお、
読み手を飽きさせない物語を
著者・木下さんは織り上げました。
いままさに炎上する大阪城で、お拾い様は。
敵の軍勢が近付く中で、今川家の大将は。
何を見、何を思うのか――
「てんかとりのォ、ゆめッ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:破竹の大勝利?)
6編の作品のうち、
幾つかはミステリの傾向が強いものなので、
これ以上は詳しく御紹介できないのですが、
「ねたばれッ、だめでスッ!」
「がるぐる!」(←訳:秘密だよ!)
歴史好きさんなら、
ミステリ好きさんなら、
きっと拍手したくなるエンタな快作・力作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪