「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪るるゥ~♫なつもォ~ちかづくゥ~♪」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!八十八夜です!)
こんにちは、ネーさです。
2021年の八十八夜は、5月1日でした。
美味しい新茶がお店に並ぶのも
もうすぐね~♪と期待しながら、
GW真っ只中の読書タイムですよ。
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― 国道16号線 ――
著者は柳瀬博一(やなせ・ひろいち)さん、
2020年11月に発行されました。
『《日本》を創った道』と副題が付されています。
「えッ? じゅうろくごうゥせんッ?」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:それ目の前だよ!)
国道16号線――ROUTE 16。
ええ、そうなんです。
東京都の八王子市に住む私たちにとって、
”最も親しみがある国道“は、
16号線と、20号線。
特に16号線は、
我が家の目と鼻の先にありますので、
親しみを越えて、日常の風景です。
その16号線が……日本を創った、ですって?
「むむゥ! しんじられェませんッ!」
「ぐるるがるぅ?」(←訳:ホントかなぁ?)
関東以外にお住まいの方々には、
国道16号線と聞いても
ピンと来ないでしょうけれど、
いわゆる都心部――東京23区の外側の、
郊外エリアをぐる~っとつなぐ道路、
といったらイメージしやすいかしら。
千葉県の富津市から、
市原市や千葉市を通って北上、
埼玉県の春日部市から西へ向かって
川越市や入間市を通り、
羽村市、福生市、八王子……と都内を南下し、
神奈川県の相模原市と横浜市を経て、
ゴール地点は横須賀市の横須賀駅。
それが、国道16号線です。
「こうつうりょうゥ、おおいィのでス!」
「がるるぐる!」(←訳:物流のキモ!)
20世紀には軍用道路として、
現代では流通の要路として、
頻繁に利用されている16号線は、
著者・柳瀬さんいわく。
《日本最強の郊外道路》。
現代だけではありません。
江戸末期から維新の時代には、
産業の発展と国力の増強に
大いに役立った街道が
武州(武蔵野)の町村を
結んでいたのでした。
そして、
ヒトの行き来があれば、
そこには”文化“も生まれてゆきます。
「それはァ、きッとォ~…!」
「ぐる!」(←訳:音楽!)
矢沢永吉さんと、
ユーミンさんを育てた《道》。
戦後日本の音楽のゆりかごは
他ならぬ国道16号線であったと、
著者・柳瀬さんは説きます。
えええっ?
と驚かされる珍説……に見えて、
しかし、読み進んでゆくとこれがまた、
うんうんそうかぁ、と
頷いてしまうんですね。
「あれやこれやァ、ぜェ~んぶゥ?」
「がるるるぐるるがる?」(←訳:16号線エリアから?)
文化の誕生過程を追いつつ、
“江戸はむかし僻村だった”という通説を
ひっくり返してゆくくだりは痛快です。
そして、
16号線は絵になる。詩になる。
という語りから始まる
本文129ページの文章は
とりわけ印象的でした。
「みらいのォ、ぶんかもォ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:たぶん16号線から!)
歌が、文化が流れゆく《道》。
関西や東北、九州の方々からは、
ちょっと待った!
と盛大にツッコミが入りそうではありますが、
ともかくも先ずは一読してみてくださいね。
ぷふっとふき出したり、
あるある~と納得したりの
楽しい《16号線》文明論、
連休の読書リストにおすすめです~♪
♪るるゥ~♫なつもォ~ちかづくゥ~♪」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!八十八夜です!)
こんにちは、ネーさです。
2021年の八十八夜は、5月1日でした。
美味しい新茶がお店に並ぶのも
もうすぐね~♪と期待しながら、
GW真っ只中の読書タイムですよ。
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― 国道16号線 ――
著者は柳瀬博一(やなせ・ひろいち)さん、
2020年11月に発行されました。
『《日本》を創った道』と副題が付されています。
「えッ? じゅうろくごうゥせんッ?」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:それ目の前だよ!)
国道16号線――ROUTE 16。
ええ、そうなんです。
東京都の八王子市に住む私たちにとって、
”最も親しみがある国道“は、
16号線と、20号線。
特に16号線は、
我が家の目と鼻の先にありますので、
親しみを越えて、日常の風景です。
その16号線が……日本を創った、ですって?
「むむゥ! しんじられェませんッ!」
「ぐるるがるぅ?」(←訳:ホントかなぁ?)
関東以外にお住まいの方々には、
国道16号線と聞いても
ピンと来ないでしょうけれど、
いわゆる都心部――東京23区の外側の、
郊外エリアをぐる~っとつなぐ道路、
といったらイメージしやすいかしら。
千葉県の富津市から、
市原市や千葉市を通って北上、
埼玉県の春日部市から西へ向かって
川越市や入間市を通り、
羽村市、福生市、八王子……と都内を南下し、
神奈川県の相模原市と横浜市を経て、
ゴール地点は横須賀市の横須賀駅。
それが、国道16号線です。
「こうつうりょうゥ、おおいィのでス!」
「がるるぐる!」(←訳:物流のキモ!)
20世紀には軍用道路として、
現代では流通の要路として、
頻繁に利用されている16号線は、
著者・柳瀬さんいわく。
《日本最強の郊外道路》。
現代だけではありません。
江戸末期から維新の時代には、
産業の発展と国力の増強に
大いに役立った街道が
武州(武蔵野)の町村を
結んでいたのでした。
そして、
ヒトの行き来があれば、
そこには”文化“も生まれてゆきます。
「それはァ、きッとォ~…!」
「ぐる!」(←訳:音楽!)
矢沢永吉さんと、
ユーミンさんを育てた《道》。
戦後日本の音楽のゆりかごは
他ならぬ国道16号線であったと、
著者・柳瀬さんは説きます。
えええっ?
と驚かされる珍説……に見えて、
しかし、読み進んでゆくとこれがまた、
うんうんそうかぁ、と
頷いてしまうんですね。
「あれやこれやァ、ぜェ~んぶゥ?」
「がるるるぐるるがる?」(←訳:16号線エリアから?)
文化の誕生過程を追いつつ、
“江戸はむかし僻村だった”という通説を
ひっくり返してゆくくだりは痛快です。
そして、
16号線は絵になる。詩になる。
という語りから始まる
本文129ページの文章は
とりわけ印象的でした。
「みらいのォ、ぶんかもォ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:たぶん16号線から!)
歌が、文化が流れゆく《道》。
関西や東北、九州の方々からは、
ちょっと待った!
と盛大にツッコミが入りそうではありますが、
ともかくも先ずは一読してみてくださいね。
ぷふっとふき出したり、
あるある~と納得したりの
楽しい《16号線》文明論、
連休の読書リストにおすすめです~♪