「こんにちわッ、テディちゃでス!
やぱりィ、ばらんすゥとらないィとォ!」
「がるる!ぐるるがるぐぅる!」(←訳:虎です!ワンの次はニャン!)
こんにちは、ネーさです。
前回記事では、
ワンコ愛あふれるコミック作品をご紹介いたしました。
ならばここは公平を期すべく、
ニャンコLOVE!な作品も!という訳で、
本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 猫奥 1 ――
著者は山村東(やまむら・はる)さん、
2020年10月に発行されました。
『NEKO-OKU』と英語題名(?)にもありますように、
『猫奥』は『ねこおく』とお読みくださいね。
「ねこおくゥ~…そこではッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ネコがVIP!)
時代は江戸――
徳川家慶(いえよし)さんが第12代将軍の座にあった頃。
かの大奥では、
女たちの壮絶な権力争いが……
なかった?
「ぱふゥ!」
「がるっ!」
映画やTVドラマでお馴染みの、
見るも怖ろしい反目や喧嘩は
この御本には出てまいりません。
出てくるのは、
モッフモフで、
フワフワで、
喉をゴロゴロ鳴らしたりする
あの子たち。
そう、ニャンコです。
「おおおくでェ、だァ~いィにんきィでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:みんな夢中さ!)
江戸時代、
大奥に仕える女性たちは、
現代でいうキャリアウーマン。
日々大奥の運営にあたる
上臈御年寄(じょうろうおとしより)、
お年寄(おとしより)、
御殿女中(ごてんじょちゅう)
といった役職者を筆頭に、
下働きの女性たちも皆が皆、
猫が大好きで。
よると触るとニャンコ話。
撫でたり、
遊んだり、
オモチャを作ってあげたりと、
生活の中心は、
政治よりも猫……!
あ、でも。
「おひとりィだけッ?」
「がるる?」(←訳:例外が?)
御殿女中(御年寄)の、
滝山(たきやま)さん。
あの御方は猫が嫌いだから
飼ってないのよねえ。
まあ仕方ないわ、
世の中には猫嫌いの人っているもん。
と、周囲の人がお喋りしているように、
滝山さんのお部屋では
猫は飼われておらぬものの。
「ほんとはァ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:逆なんです!)
滝山さんも、猫が好き。
猫を飼ってみたい。
モフモフしたい。
お膝の上でゴロゴロされたら
幸せよね~♪
って、大声で言いたい。
言いたいのに、
周囲はすっかり、
滝山さんは猫嫌いだと思い込んでいて、
言い出しにくい、いえ、
言い出せない……。
「こころはァ、うずうずゥ!」
「がるる~る!」(←訳:叫びた~い!)
大奥を我が物顔して闊歩するニャンコたちと、
猫LOVEな滝山さんの
モフモフコメディに奥行きを与えるのは、
綿密な時代考証です。
女性たちの結髪、
髪飾り、
衣装の細部、
帯の結び方、
江戸の文物がしっかり描き込まれていて、
もう著者さんに大拍手を送りたいわ♫
なので、
コミック好きな方々だけでなく、
歴史好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ。
「わんこのォこみッくもォ、
にゃんこのォこみッくもォ~」
「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:よろしくお願いします!)
では、今回も
帯付きの画像を載せておきます。
本屋さんのコミックコーナーで、
↓こちらの表紙を目印に、
探してみてくださいね♪
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やぱりィ、ばらんすゥとらないィとォ!」
「がるる!ぐるるがるぐぅる!」(←訳:虎です!ワンの次はニャン!)
こんにちは、ネーさです。
前回記事では、
ワンコ愛あふれるコミック作品をご紹介いたしました。
ならばここは公平を期すべく、
ニャンコLOVE!な作品も!という訳で、
本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 猫奥 1 ――
著者は山村東(やまむら・はる)さん、
2020年10月に発行されました。
『NEKO-OKU』と英語題名(?)にもありますように、
『猫奥』は『ねこおく』とお読みくださいね。
「ねこおくゥ~…そこではッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:ネコがVIP!)
時代は江戸――
徳川家慶(いえよし)さんが第12代将軍の座にあった頃。
かの大奥では、
女たちの壮絶な権力争いが……
なかった?
「ぱふゥ!」
「がるっ!」
映画やTVドラマでお馴染みの、
見るも怖ろしい反目や喧嘩は
この御本には出てまいりません。
出てくるのは、
モッフモフで、
フワフワで、
喉をゴロゴロ鳴らしたりする
あの子たち。
そう、ニャンコです。
「おおおくでェ、だァ~いィにんきィでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:みんな夢中さ!)
江戸時代、
大奥に仕える女性たちは、
現代でいうキャリアウーマン。
日々大奥の運営にあたる
上臈御年寄(じょうろうおとしより)、
お年寄(おとしより)、
御殿女中(ごてんじょちゅう)
といった役職者を筆頭に、
下働きの女性たちも皆が皆、
猫が大好きで。
よると触るとニャンコ話。
撫でたり、
遊んだり、
オモチャを作ってあげたりと、
生活の中心は、
政治よりも猫……!
あ、でも。
「おひとりィだけッ?」
「がるる?」(←訳:例外が?)
御殿女中(御年寄)の、
滝山(たきやま)さん。
あの御方は猫が嫌いだから
飼ってないのよねえ。
まあ仕方ないわ、
世の中には猫嫌いの人っているもん。
と、周囲の人がお喋りしているように、
滝山さんのお部屋では
猫は飼われておらぬものの。
「ほんとはァ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:逆なんです!)
滝山さんも、猫が好き。
猫を飼ってみたい。
モフモフしたい。
お膝の上でゴロゴロされたら
幸せよね~♪
って、大声で言いたい。
言いたいのに、
周囲はすっかり、
滝山さんは猫嫌いだと思い込んでいて、
言い出しにくい、いえ、
言い出せない……。
「こころはァ、うずうずゥ!」
「がるる~る!」(←訳:叫びた~い!)
大奥を我が物顔して闊歩するニャンコたちと、
猫LOVEな滝山さんの
モフモフコメディに奥行きを与えるのは、
綿密な時代考証です。
女性たちの結髪、
髪飾り、
衣装の細部、
帯の結び方、
江戸の文物がしっかり描き込まれていて、
もう著者さんに大拍手を送りたいわ♫
なので、
コミック好きな方々だけでなく、
歴史好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ。
「わんこのォこみッくもォ、
にゃんこのォこみッくもォ~」
「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:よろしくお願いします!)
では、今回も
帯付きの画像を載せておきます。
本屋さんのコミックコーナーで、
↓こちらの表紙を目印に、
探してみてくださいね♪
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