「こんにちわッ、テディちゃでス!
ほわわッ? もうゥ~しんせんぐみィ??」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!早過ぎ~!)
こんにちは、ネーさです。
大河ドラマ《青天を衝け》、
次回は新選組の土方歳三さんが登場?
もうすぐ江戸幕府は終っちゃうのかしら?
展開の速さにオロオロしつつも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。 ――
著者は小川仁志(おがわ・ひとし)さん、
イラストは おほしんたろう さん、
昔話脚色は谷口崇(たにぐち・たかし)さん、
2021年1月に発行されました。
『7つの昔話で学ぶ日本一おもしろい哲学入門』
と副題が付されています。
「てッ、てててッ?」
「ぐるぅ~…!」(←訳:哲学ぅ~…!)
どうしよう、
のんびりのほほんとしたいGWなのに、
とんでもないモノに手を出しちゃったわ……
あら、でも、これって……
マンガ?
「ふァ?」
「がるっ?」
全編全ページがマンガなのではなく、
解説文が併載されていて、
イラストもあって、
とにかく分かりやすい~!
おかげで、
幕末の複雑さにもついてゆけないってのに、
哲学なんていう奇々怪々な学問に
ついてゆけるのかなぁ……
と凹みかけていた読書欲が
シャキーンと回復いたしましたよ。
「じゃァ、さッそくゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:桃太郎から!)
本文では、
7つの昔話をテキストに、
古今の哲学者さんたちが
持論を展開&応用してゆきます。
第一章『桃太郎』
第二章『浦島太郎』
第三章『弦の恩返し』
第四章『おむすびころりん』
第五章『わらしべ長者』
第六章『かぐや姫』
第七章『さるかに合戦』
の各章では、例えば――
「もものォ、しょゆうけんはァ?」
「がるるるるるるぐるる?」(←訳:浦島太郎さんの本心は?)
どんぶらこ、と川を流れてきた桃は誰のものか。
かぐや姫を連れ去ろうとする
月の使者に抵抗する方法とは。
さるかに合戦のサルに
戦わずして復讐するには。
などの命題と解答が示されています。
それらの中で、
私ネーさが気になったのは、
『桃太郎』に見る『君主論』!
桃太郎さんは、
犬・猿・雉をお供にして、
つまり部下を率いて適地へと赴く
指揮官(=君主)です。
君主とは、どうあるべきか。
ニッコロ・マキアヴェッリさんは
考えました――
リーダーは愛されるよりも
恐れられる方がいい。
ただ同時に、
憎まれてはいけない。
獅子のごとく強くあれ。
狐の狡猾さをも持て。
それこそが、君主。
「らいおんとォ、きつねッ!」
「ぐるがる~…」(←訳:至難だね~…)
マンガという形式を択ることによって、
抽象的にならず、
難解にもならず、
くすくす笑いながら
サルトルさんの実存主義を知り、
ボーヴォワールさんの功績を学ぶ。
エンタ路線の哲学入門書は、
老若男女問わず
全活字マニアさんにおすすめですよ。
ぜひ、軽~い気持ちで、
哲学の世界を覗き見してみてくださいね~♪
ほわわッ? もうゥ~しんせんぐみィ??」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!早過ぎ~!)
こんにちは、ネーさです。
大河ドラマ《青天を衝け》、
次回は新選組の土方歳三さんが登場?
もうすぐ江戸幕府は終っちゃうのかしら?
展開の速さにオロオロしつつも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。 ――
著者は小川仁志(おがわ・ひとし)さん、
イラストは おほしんたろう さん、
昔話脚色は谷口崇(たにぐち・たかし)さん、
2021年1月に発行されました。
『7つの昔話で学ぶ日本一おもしろい哲学入門』
と副題が付されています。
「てッ、てててッ?」
「ぐるぅ~…!」(←訳:哲学ぅ~…!)
どうしよう、
のんびりのほほんとしたいGWなのに、
とんでもないモノに手を出しちゃったわ……
あら、でも、これって……
マンガ?
「ふァ?」
「がるっ?」
全編全ページがマンガなのではなく、
解説文が併載されていて、
イラストもあって、
とにかく分かりやすい~!
おかげで、
幕末の複雑さにもついてゆけないってのに、
哲学なんていう奇々怪々な学問に
ついてゆけるのかなぁ……
と凹みかけていた読書欲が
シャキーンと回復いたしましたよ。
「じゃァ、さッそくゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:桃太郎から!)
本文では、
7つの昔話をテキストに、
古今の哲学者さんたちが
持論を展開&応用してゆきます。
第一章『桃太郎』
第二章『浦島太郎』
第三章『弦の恩返し』
第四章『おむすびころりん』
第五章『わらしべ長者』
第六章『かぐや姫』
第七章『さるかに合戦』
の各章では、例えば――
「もものォ、しょゆうけんはァ?」
「がるるるるるるぐるる?」(←訳:浦島太郎さんの本心は?)
どんぶらこ、と川を流れてきた桃は誰のものか。
かぐや姫を連れ去ろうとする
月の使者に抵抗する方法とは。
さるかに合戦のサルに
戦わずして復讐するには。
などの命題と解答が示されています。
それらの中で、
私ネーさが気になったのは、
『桃太郎』に見る『君主論』!
桃太郎さんは、
犬・猿・雉をお供にして、
つまり部下を率いて適地へと赴く
指揮官(=君主)です。
君主とは、どうあるべきか。
ニッコロ・マキアヴェッリさんは
考えました――
リーダーは愛されるよりも
恐れられる方がいい。
ただ同時に、
憎まれてはいけない。
獅子のごとく強くあれ。
狐の狡猾さをも持て。
それこそが、君主。
「らいおんとォ、きつねッ!」
「ぐるがる~…」(←訳:至難だね~…)
マンガという形式を択ることによって、
抽象的にならず、
難解にもならず、
くすくす笑いながら
サルトルさんの実存主義を知り、
ボーヴォワールさんの功績を学ぶ。
エンタ路線の哲学入門書は、
老若男女問わず
全活字マニアさんにおすすめですよ。
ぜひ、軽~い気持ちで、
哲学の世界を覗き見してみてくださいね~♪