「こんにちわッ、テディちゃでス!
あッつゥいィ~ッ!」
「がるる!ぐるがるぅ~?」(←訳:虎です!もう真夏ぅ~?)
こんにちは、ネーさです。
関東内陸部では30℃を越え、
ひたすら水分補給に努めた一日の終わりは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 日華ミステリーアンソロジー ――
編者は島田荘司さん、2021年3月に発行されました。
著者は収録順に、
陳浩基(ちん・こうき)さん、
知念実希人(ちねん・みきと)さん、
林千早(はやし・ちはや)さん、
陸秋槎(りく・しゅうさ)さん、
石黒順子(いしぐろ・よりこ)さん、
小野家由佳(おのいえ・ゆか)さん、
島田荘司(しまだ・そうじ)さん、
『Japan and China Mystery anthologies』と
英語題名が付されています。
「あじあァ、でスねッ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:アジアの作家さんが共演!)
ええ、題名からもお分かりのように、
ここに集いましたるは、
日本、中国大陸、香港……と、
アジア各国で活躍するミステリ作家さんたち。
つまりこの御本は、
アジア世界の未来を展望する
ミステリ作品のアンソロジーなんです、が。
「たいせつゥなのはァ~」
「がるる!」(←訳:面白さ!)
国籍も年代も
性別も作風も、
あんまり気にしなくていいわ。
大事なのは、
面白さ&楽しさ!
ということにして、
私ネーさがいちばんに推したいのは、
知念実希人さんの『七色のネコ』!
「ぱちぱちぱちィ~!」
「ぐっるるるる!」(←訳:待ってました!)
先日は、
連作ミステリ『祈りのカルテ』を
ご紹介したしましたが、
『七色のネコ』は
大人気シリーズ《天久鷹央の推理カルテ》からの
1編です。
東京の東久留米市、
天医会(てんいかい)総合病院の
天久鷹央(あめく・たかお)さんは
統括診断部の部長を務める
優秀なドクターで……
いえ、ある意味、
優秀すぎるドクターで。
「おしごとォ、かわッてまス!」
「がるる!」(←訳:俯瞰的!)
複雑な症状を呈し、
他の科では
診断が難しいと判断された患者さんを診察、
その病状の裏に隠れた疾患の診断をする――
それが統括診断部の役目です。
名探偵顔負けの推理力で
患者さんの真の病因を見抜いてしまうのが、
天久ドクターの凄さであり、
また、
名探偵らしく
けっこうな変人さんでもあり。
「きょうもォ、やッちまいましたでスゥ!」
「ぐっるぅっる!」(←訳:拾っちゃった!)
天久ドクターが何を拾ったのか、
それは作品の題名に
さりげな~く記されています。
ええ、はい、
すっぱり言ってしまえば、
ネコちゃん、ですね。
「きゃわゆいィ!」
「がるるぐる!」(←訳:短足がいい!)
短足体型は
マンチカンの系統だからでしょうか。
病院の中庭で発見したその子を、
天久ドクターは飼う気満々です。
ただし……
そのネコちゃんには
或る問題が……?
「これはァ~…!」
「ぐっるるるるるる!」(←訳:放っておけないよ!)
ハリーと名付けたネコちゃんのため、
部下の小鳥遊(たかなし)くんをこき使い、
問題解決に乗り出す天久ドクター。
その意味ありげな笑顔からするに、
早くも推理の答えは
見えているような?
「ふッふッふッ♫」
「がるる♪」
全愛猫家さんの共感を呼ぶ快作は
読後感も格別ですが、
収録されている7つの作品いずれも
工夫と技巧が凝らされています。
ミステリ好きさんも、
アジア文学好きな方々も、
ぜひ、手に取って
“我が推し“な一作を探してみてくださいね~♪
あッつゥいィ~ッ!」
「がるる!ぐるがるぅ~?」(←訳:虎です!もう真夏ぅ~?)
こんにちは、ネーさです。
関東内陸部では30℃を越え、
ひたすら水分補給に努めた一日の終わりは、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 日華ミステリーアンソロジー ――
編者は島田荘司さん、2021年3月に発行されました。
著者は収録順に、
陳浩基(ちん・こうき)さん、
知念実希人(ちねん・みきと)さん、
林千早(はやし・ちはや)さん、
陸秋槎(りく・しゅうさ)さん、
石黒順子(いしぐろ・よりこ)さん、
小野家由佳(おのいえ・ゆか)さん、
島田荘司(しまだ・そうじ)さん、
『Japan and China Mystery anthologies』と
英語題名が付されています。
「あじあァ、でスねッ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:アジアの作家さんが共演!)
ええ、題名からもお分かりのように、
ここに集いましたるは、
日本、中国大陸、香港……と、
アジア各国で活躍するミステリ作家さんたち。
つまりこの御本は、
アジア世界の未来を展望する
ミステリ作品のアンソロジーなんです、が。
「たいせつゥなのはァ~」
「がるる!」(←訳:面白さ!)
国籍も年代も
性別も作風も、
あんまり気にしなくていいわ。
大事なのは、
面白さ&楽しさ!
ということにして、
私ネーさがいちばんに推したいのは、
知念実希人さんの『七色のネコ』!
「ぱちぱちぱちィ~!」
「ぐっるるるる!」(←訳:待ってました!)
先日は、
連作ミステリ『祈りのカルテ』を
ご紹介したしましたが、
『七色のネコ』は
大人気シリーズ《天久鷹央の推理カルテ》からの
1編です。
東京の東久留米市、
天医会(てんいかい)総合病院の
天久鷹央(あめく・たかお)さんは
統括診断部の部長を務める
優秀なドクターで……
いえ、ある意味、
優秀すぎるドクターで。
「おしごとォ、かわッてまス!」
「がるる!」(←訳:俯瞰的!)
複雑な症状を呈し、
他の科では
診断が難しいと判断された患者さんを診察、
その病状の裏に隠れた疾患の診断をする――
それが統括診断部の役目です。
名探偵顔負けの推理力で
患者さんの真の病因を見抜いてしまうのが、
天久ドクターの凄さであり、
また、
名探偵らしく
けっこうな変人さんでもあり。
「きょうもォ、やッちまいましたでスゥ!」
「ぐっるぅっる!」(←訳:拾っちゃった!)
天久ドクターが何を拾ったのか、
それは作品の題名に
さりげな~く記されています。
ええ、はい、
すっぱり言ってしまえば、
ネコちゃん、ですね。
「きゃわゆいィ!」
「がるるぐる!」(←訳:短足がいい!)
短足体型は
マンチカンの系統だからでしょうか。
病院の中庭で発見したその子を、
天久ドクターは飼う気満々です。
ただし……
そのネコちゃんには
或る問題が……?
「これはァ~…!」
「ぐっるるるるるる!」(←訳:放っておけないよ!)
ハリーと名付けたネコちゃんのため、
部下の小鳥遊(たかなし)くんをこき使い、
問題解決に乗り出す天久ドクター。
その意味ありげな笑顔からするに、
早くも推理の答えは
見えているような?
「ふッふッふッ♫」
「がるる♪」
全愛猫家さんの共感を呼ぶ快作は
読後感も格別ですが、
収録されている7つの作品いずれも
工夫と技巧が凝らされています。
ミステリ好きさんも、
アジア文学好きな方々も、
ぜひ、手に取って
“我が推し“な一作を探してみてくださいね~♪