「こんにちわッ、テディちゃでス!
わほゥ! としょかんにィ~へんかがッ!」
「がるる?ぐるがる!」(←訳:虎です!開架した!)
こんにちは、ネーさです。
緊急事態宣言は続いていますが、
今日から図書館のサービス内容は
ちょっとだけ緩和されたようですね。
さらに状況が落ち着いて
医療のひっ迫も解消されますようにと
心より祈りつつ、
さあ、元気をチャージする読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― TIMELESS 石岡瑛子とその時代 ――
著者は川尻亨一(かわじり・こういち)さん、
2020年11月に発行されました。
『EIKO ISHIOKA A JOURNEY TO FIND NEVER SEEN BEFORE』
と英語題名が付されています。
2020年11月から2021年2月、
東京都現代美術館では
『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』展が
開催されました。
「みたかッたでスゥ!」
「ぐるるるっる!」(←訳:行きたかった!)
悲しいことに
展覧会ではお出掛けできず、
公式図録を眺めては
溜め息しておりましたが……
いや、まだまだ!
ここにもうひとつ、
否、もう一冊!
石岡さんの業績を世に伝える
すばらしい御本があるんです。
「ないようゥ、のうみつゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:濃くて熱い!)
著者・川尻さんは
石岡さんのラストインタビューも手掛けた
ジャーナリストさんです。
石岡瑛子(いしおか・えいこ)さん(1938~2012)。
アートディレクターとして
日本の広告界に、
そして世界中に名を馳せた石岡さんの、
若き日に始まり、
最後の日々までを
川尻さんはリサーチし、
追いかけます。
つまり、この御本は評伝というか、
伝記作品であるわけなんですけど……
フィクション(小説)と間違えてしまいそうな
劇的展開の連続!
「もうゥ~…ことばにィなりませんッ!」
「ぐるるるるるー!」(←訳:アンビリバボー!)
日本での、
資生堂でデザインした時代、
パルコの広告が世を席捲した時代の
エピソードにも
瞠目させられますが、
海外に打って出た当時の
”仕事ぶり”がまた、素晴らしい!
特に、
マイルス・デイヴィスさんとの出会い、
アルバムのデザイン制作時のエピソードは、
この御本最大の山場と言えましょうか。
「じゃずのォ、おうさまァ!」
「がるぐる!」(←訳:真の帝王!)
ええ、誰もが《ジャズの帝王》と認める
マイルス・デイヴィスさんは、
えーと、そのぅ、
気難し屋さんとしても
広く知られていました。
そのマイルスさんの、
日本限定豪華ボックス盤をデザインするため、
石岡さんはプランを練ります。
いえ、プランというより、
知略、でしょうか。
気難し屋のマイルスさんに、
写真界の巨匠アーヴィング・ペンさんをぶつける……!
「わおおゥ!」
「ぐるるっ!」
『ジャズの帝王と写真の神様のあいだで』
と題された章は、
石岡さんにとっての花道であり、
著者・川尻さんにとっても
花道であるように思えます。
そして、
フランシス・コッポラさんと組んでの
映画『ドラキュラ』衣装デザイン――
NEVER SEEN BEFORE(誰もまだ見たことがない)、
美しいもの、
こころ奪われるものを、
いかにして創り出すか。
「いしおかさんにィ、はくしゅゥなのでス!」
「がるぐるる!」(←訳:最高だよう!)
日本でも、世界でも、
どこでだって、
創り続ける。
石岡さんの超人的なお仕事の数々、
それを丹念に拾い上げ、
名文へと転換してゆく川尻さんのお仕事、
どちらへも拍手を送りたくなる一冊です。
展覧会をご覧になった方々も
展覧会に行けなかった方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
激おすすめですよ~♪
わほゥ! としょかんにィ~へんかがッ!」
「がるる?ぐるがる!」(←訳:虎です!開架した!)
こんにちは、ネーさです。
緊急事態宣言は続いていますが、
今日から図書館のサービス内容は
ちょっとだけ緩和されたようですね。
さらに状況が落ち着いて
医療のひっ迫も解消されますようにと
心より祈りつつ、
さあ、元気をチャージする読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― TIMELESS 石岡瑛子とその時代 ――
著者は川尻亨一(かわじり・こういち)さん、
2020年11月に発行されました。
『EIKO ISHIOKA A JOURNEY TO FIND NEVER SEEN BEFORE』
と英語題名が付されています。
2020年11月から2021年2月、
東京都現代美術館では
『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』展が
開催されました。
「みたかッたでスゥ!」
「ぐるるるっる!」(←訳:行きたかった!)
悲しいことに
展覧会ではお出掛けできず、
公式図録を眺めては
溜め息しておりましたが……
いや、まだまだ!
ここにもうひとつ、
否、もう一冊!
石岡さんの業績を世に伝える
すばらしい御本があるんです。
「ないようゥ、のうみつゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:濃くて熱い!)
著者・川尻さんは
石岡さんのラストインタビューも手掛けた
ジャーナリストさんです。
石岡瑛子(いしおか・えいこ)さん(1938~2012)。
アートディレクターとして
日本の広告界に、
そして世界中に名を馳せた石岡さんの、
若き日に始まり、
最後の日々までを
川尻さんはリサーチし、
追いかけます。
つまり、この御本は評伝というか、
伝記作品であるわけなんですけど……
フィクション(小説)と間違えてしまいそうな
劇的展開の連続!
「もうゥ~…ことばにィなりませんッ!」
「ぐるるるるるー!」(←訳:アンビリバボー!)
日本での、
資生堂でデザインした時代、
パルコの広告が世を席捲した時代の
エピソードにも
瞠目させられますが、
海外に打って出た当時の
”仕事ぶり”がまた、素晴らしい!
特に、
マイルス・デイヴィスさんとの出会い、
アルバムのデザイン制作時のエピソードは、
この御本最大の山場と言えましょうか。
「じゃずのォ、おうさまァ!」
「がるぐる!」(←訳:真の帝王!)
ええ、誰もが《ジャズの帝王》と認める
マイルス・デイヴィスさんは、
えーと、そのぅ、
気難し屋さんとしても
広く知られていました。
そのマイルスさんの、
日本限定豪華ボックス盤をデザインするため、
石岡さんはプランを練ります。
いえ、プランというより、
知略、でしょうか。
気難し屋のマイルスさんに、
写真界の巨匠アーヴィング・ペンさんをぶつける……!
「わおおゥ!」
「ぐるるっ!」
『ジャズの帝王と写真の神様のあいだで』
と題された章は、
石岡さんにとっての花道であり、
著者・川尻さんにとっても
花道であるように思えます。
そして、
フランシス・コッポラさんと組んでの
映画『ドラキュラ』衣装デザイン――
NEVER SEEN BEFORE(誰もまだ見たことがない)、
美しいもの、
こころ奪われるものを、
いかにして創り出すか。
「いしおかさんにィ、はくしゅゥなのでス!」
「がるぐるる!」(←訳:最高だよう!)
日本でも、世界でも、
どこでだって、
創り続ける。
石岡さんの超人的なお仕事の数々、
それを丹念に拾い上げ、
名文へと転換してゆく川尻さんのお仕事、
どちらへも拍手を送りたくなる一冊です。
展覧会をご覧になった方々も
展覧会に行けなかった方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
激おすすめですよ~♪