「こんにちわッ、テディちゃでス!
みずのォ、わくせいィ……!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!良い言葉だなぁ!)
こんにちは、ネーさです。
宇宙飛行士・野口聡一さんによれば、
地球は『水の惑星』……!
漆黒の宇宙にぽつんと浮かぶ
美しい青い星をあらためて想い浮かべながら、
さあ、本日の読書タイムは、
野口さんに敬意を表し、
こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 天体観測に魅せられた人たち ――
著者はエミリー・レヴェックさん、
原著は2020年に、
画像の日本語版は2021年3月に発行されました。
英語原題は『THE LAST STARGAZERS』、
天体観測LOVE!な天文学者さんたちの
”実態“を掘り起こすノンフィクション作品です。
「てんこうゥ、よしィ!」
「ぐーるるがる!」(←訳:ドームを開け!)
「かんそくゥ~かいしィ!」
天文学者さん。
っていうと、
知力で勝負する
優秀な頭脳労働者のような
イメージがありますが。
著者・レヴェックさんは
そんなイメージを
序章でいきなり引っくり返してみせます。
米国はハワイの山頂に建つ、
すばる望遠鏡。
レヴェックさん、
50億光年先にある銀河を観測するため、
在籍する大学を通じて、
一夜、すばる望遠鏡を借り受ける許可を得ました。
「やッたでスねッ!」
「がるるぐる!」(←訳:貴重な一夜!)
喜び勇んで、観測開始!
……のはずが、う~ん?
機械のどこかがどうかしちゃったようで、
動かない……?
レヴェックさん、青ざめます。
すばる望遠鏡を
一晩稼働させるのにかかるコストは
4万7千ドル。
望遠鏡を壊した、なんてことになったら、
いったい修理費用は……?
ど、どうしよう……?
いや待って、
壊れたとは限らないよね、
再起動させて、観測に取り掛からないと!
望遠鏡のスケジュールは
何か月も先まで埋まっていて、
今夜の機会を逃したら、
論文が書けなくなってしまう……!
「たたたッ、たいへんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:早く観測を!)
優雅な頭脳労働ではなく、
あたふた、
ドタバタ?
実は、こういったドタバタは
レヴェックさんに限ったことではありません。
ずっと昔から、
観測天文学者さんたちは
数々のアクシデントと闘いながら
学問の発展に貢献してきました。
理想的な天文台というのは、
殆どが高い山の上にあって。
つまり、半端なく、寒い。
凍えるような寒さ&睡魔との闘い。
そして、ハワイや南米では、
しばしば地震が……!
「ひえええェッ!」
「がる~!」(←訳:怖い~!)
星の写真を撮影するのも、
乾板を使うしかなかった時代には
苦労が山積み。
デジタル化された現在でも、
データからノイズを除く作業があったり、
それなりの手間がかかります。
また、
20世紀以前の天文学会は、
まったくの男性優先?
女性は観測所に入れなかった?
「ふァ??」
「ぐるる!」(←訳:無茶だ!)
観測にいそしむ学者さんたちを
恐怖に陥れる
タランチュラの襲来?
写真の現像室には、
毒蛇コブラも?
「……てんもんがくしゃさんッてェ~…」
「がるるぐるがるる~…」(←訳:スゴイ仕事なんだ~…)
道のりは険しく、
困難は尽きず、
それでもなお、
レンズの彼方に、
電波の中に、
今日も宇宙を探して。
天体観測や天体写真好きな方々に
激おすすめのノンフィクションです。
巻末の『訳者あとがき』も含め、
皆さま、ぜひ一読を♪
みずのォ、わくせいィ……!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!良い言葉だなぁ!)
こんにちは、ネーさです。
宇宙飛行士・野口聡一さんによれば、
地球は『水の惑星』……!
漆黒の宇宙にぽつんと浮かぶ
美しい青い星をあらためて想い浮かべながら、
さあ、本日の読書タイムは、
野口さんに敬意を表し、
こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 天体観測に魅せられた人たち ――
著者はエミリー・レヴェックさん、
原著は2020年に、
画像の日本語版は2021年3月に発行されました。
英語原題は『THE LAST STARGAZERS』、
天体観測LOVE!な天文学者さんたちの
”実態“を掘り起こすノンフィクション作品です。
「てんこうゥ、よしィ!」
「ぐーるるがる!」(←訳:ドームを開け!)
「かんそくゥ~かいしィ!」
天文学者さん。
っていうと、
知力で勝負する
優秀な頭脳労働者のような
イメージがありますが。
著者・レヴェックさんは
そんなイメージを
序章でいきなり引っくり返してみせます。
米国はハワイの山頂に建つ、
すばる望遠鏡。
レヴェックさん、
50億光年先にある銀河を観測するため、
在籍する大学を通じて、
一夜、すばる望遠鏡を借り受ける許可を得ました。
「やッたでスねッ!」
「がるるぐる!」(←訳:貴重な一夜!)
喜び勇んで、観測開始!
……のはずが、う~ん?
機械のどこかがどうかしちゃったようで、
動かない……?
レヴェックさん、青ざめます。
すばる望遠鏡を
一晩稼働させるのにかかるコストは
4万7千ドル。
望遠鏡を壊した、なんてことになったら、
いったい修理費用は……?
ど、どうしよう……?
いや待って、
壊れたとは限らないよね、
再起動させて、観測に取り掛からないと!
望遠鏡のスケジュールは
何か月も先まで埋まっていて、
今夜の機会を逃したら、
論文が書けなくなってしまう……!
「たたたッ、たいへんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:早く観測を!)
優雅な頭脳労働ではなく、
あたふた、
ドタバタ?
実は、こういったドタバタは
レヴェックさんに限ったことではありません。
ずっと昔から、
観測天文学者さんたちは
数々のアクシデントと闘いながら
学問の発展に貢献してきました。
理想的な天文台というのは、
殆どが高い山の上にあって。
つまり、半端なく、寒い。
凍えるような寒さ&睡魔との闘い。
そして、ハワイや南米では、
しばしば地震が……!
「ひえええェッ!」
「がる~!」(←訳:怖い~!)
星の写真を撮影するのも、
乾板を使うしかなかった時代には
苦労が山積み。
デジタル化された現在でも、
データからノイズを除く作業があったり、
それなりの手間がかかります。
また、
20世紀以前の天文学会は、
まったくの男性優先?
女性は観測所に入れなかった?
「ふァ??」
「ぐるる!」(←訳:無茶だ!)
観測にいそしむ学者さんたちを
恐怖に陥れる
タランチュラの襲来?
写真の現像室には、
毒蛇コブラも?
「……てんもんがくしゃさんッてェ~…」
「がるるぐるがるる~…」(←訳:スゴイ仕事なんだ~…)
道のりは険しく、
困難は尽きず、
それでもなお、
レンズの彼方に、
電波の中に、
今日も宇宙を探して。
天体観測や天体写真好きな方々に
激おすすめのノンフィクションです。
巻末の『訳者あとがき』も含め、
皆さま、ぜひ一読を♪