「こんにちわッ、テディちゃでス!
がんばッてェ、るいィくゥ~んッ!」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!突破したい~!)
こんにちは、ネーさです。
激戦が続くNBAプレーオフ、
ウィザーズの八村塁さんの活躍に目をウルウル……
次戦ではシクサーズを叩きのめせ!
と祈りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― マハラジャの葬列 ――
著者はアビール・ムカジーさん、
原著は2017年に、
画像の日本語版は2021年3月に発行されました。
英語原題は『A NECESSARY EVIL』、
1920年代のインドを舞台にした
歴史ミステリシリーズの第2作目です。
「おかえりィなさァ~いィ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:名コンビ再び!)
シリーズ第1作『カルカッタの殺人』は、
英国人のサム・ウィンダム警部と、
インド人のサレンドラナート・バネルジ―刑事が知合い、
ともに事件を解決してゆく
”相棒(バディ)結成物語”
が描かれました。
シリーズ第2作となるこの作品では
……んまあっ!
「きらきらァでスッ♫」
「がるるる~!」(←訳:まぶしい~!)
本文の出だしが、
とにかくもう魅力的です。
ちょこっと引用させていただきますと――
《顎ひげにダイヤモンドをつける男は
そんなにいない。
だが、耳や指や衣服のスペースが
すべてふさがっているとすれば、
それもアリかもしれない。》
「ぜんしんッ、きらぴかァ!」
「ぐるがるるぐるる!」(←訳:宝石だらけなんだ!)
そこは、政府庁舎。
総勢20名のマハラジャ、ニザーブ、
ナワーブといった称号を持つ
インド各地の“藩王”諸侯が
ずらりと勢揃いした様子に、
ウィンダム警部は
驚くよりも呆れます。
シルクのチュニックに、
金や宝石。
ダイヤモンドのボタン、
大粒の真珠、
エメラルドにサファイア。
ふう、なんという金満ぶりでしょう。
「しかたァありませんッ!」
「がるっるぐるる!」(←訳:超リッチだもん!)
ええ、
“藩王”さんたちは実際に
世界有数の富豪なのです。
全身ダイヤモンドやら真珠だらけなのも
当然と申せましょう。
けれど……
そのお腹の中は?
ダイヤモンドのように
澄んだきらめきを放っているのでしょうか?
「じだいはァ~…」
「ぐるる!」(←訳:風雲急!)
”藩王“さんたちと
英国人の総督が
記念の集合写真を撮り終えてほどなく、
事件は起きました。
ベンガルの南西に位置する
藩王国サンバルプールの王太子さまが
襲撃された……!?!
「だッ、だだだッ」
「がるるぐるる!」(←訳:大事件だよう!)
インドを支配する英国。
英国の支配に従いつつも
腹のうちを見せぬ”藩王”たち。
宮殿で、軍隊で、市井の人びとの間で
くすぶる火種。
先が見通せぬ煙の中をゆくように、
ウィンダム警部とバネルジ―刑事は
手探りしては、
一歩また一歩と進んでゆきます。
“真相”の足元へ。
「いんどのォ、れきしィ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:勉強になります!)
近代史好きな活字マニアさんにおすすめの、
読み応えある長編作品は、
シリーズ前作を読んでいない御方も
充分に楽しめる一冊です。
インド好きな方々も、
ミステリ好きな方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫
がんばッてェ、るいィくゥ~んッ!」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!突破したい~!)
こんにちは、ネーさです。
激戦が続くNBAプレーオフ、
ウィザーズの八村塁さんの活躍に目をウルウル……
次戦ではシクサーズを叩きのめせ!
と祈りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― マハラジャの葬列 ――
著者はアビール・ムカジーさん、
原著は2017年に、
画像の日本語版は2021年3月に発行されました。
英語原題は『A NECESSARY EVIL』、
1920年代のインドを舞台にした
歴史ミステリシリーズの第2作目です。
「おかえりィなさァ~いィ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:名コンビ再び!)
シリーズ第1作『カルカッタの殺人』は、
英国人のサム・ウィンダム警部と、
インド人のサレンドラナート・バネルジ―刑事が知合い、
ともに事件を解決してゆく
”相棒(バディ)結成物語”
が描かれました。
シリーズ第2作となるこの作品では
……んまあっ!
「きらきらァでスッ♫」
「がるるる~!」(←訳:まぶしい~!)
本文の出だしが、
とにかくもう魅力的です。
ちょこっと引用させていただきますと――
《顎ひげにダイヤモンドをつける男は
そんなにいない。
だが、耳や指や衣服のスペースが
すべてふさがっているとすれば、
それもアリかもしれない。》
「ぜんしんッ、きらぴかァ!」
「ぐるがるるぐるる!」(←訳:宝石だらけなんだ!)
そこは、政府庁舎。
総勢20名のマハラジャ、ニザーブ、
ナワーブといった称号を持つ
インド各地の“藩王”諸侯が
ずらりと勢揃いした様子に、
ウィンダム警部は
驚くよりも呆れます。
シルクのチュニックに、
金や宝石。
ダイヤモンドのボタン、
大粒の真珠、
エメラルドにサファイア。
ふう、なんという金満ぶりでしょう。
「しかたァありませんッ!」
「がるっるぐるる!」(←訳:超リッチだもん!)
ええ、
“藩王”さんたちは実際に
世界有数の富豪なのです。
全身ダイヤモンドやら真珠だらけなのも
当然と申せましょう。
けれど……
そのお腹の中は?
ダイヤモンドのように
澄んだきらめきを放っているのでしょうか?
「じだいはァ~…」
「ぐるる!」(←訳:風雲急!)
”藩王“さんたちと
英国人の総督が
記念の集合写真を撮り終えてほどなく、
事件は起きました。
ベンガルの南西に位置する
藩王国サンバルプールの王太子さまが
襲撃された……!?!
「だッ、だだだッ」
「がるるぐるる!」(←訳:大事件だよう!)
インドを支配する英国。
英国の支配に従いつつも
腹のうちを見せぬ”藩王”たち。
宮殿で、軍隊で、市井の人びとの間で
くすぶる火種。
先が見通せぬ煙の中をゆくように、
ウィンダム警部とバネルジ―刑事は
手探りしては、
一歩また一歩と進んでゆきます。
“真相”の足元へ。
「いんどのォ、れきしィ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:勉強になります!)
近代史好きな活字マニアさんにおすすめの、
読み応えある長編作品は、
シリーズ前作を読んでいない御方も
充分に楽しめる一冊です。
インド好きな方々も、
ミステリ好きな方々も、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫