テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 剣と魔法の世界の歩き方 ~

2023-11-15 22:08:06 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はッぴィ~しちごさんッ!」

「がるる!ぐるるるるがる~!」(←訳:虎です!おめでとうだよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 祝七五三!

 地球上の全キッズよ健やかに!と全力で祈りつつ、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日の読書タイムは、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― 獣王と薬草 1 ――

 

 

 原作は艮田竜和(こんだ・たつかず)さん、

 作画は坂野旭(さかの・あさひ)「さん、

 キャラクターデザインは ももちち さん、

 2023年11月に発行されました。

 『Beast King & Medicinal Harb』と英語題名が付されています。

 

「たんけんッなのでェ~スゥ!」

「ぐるるぅるがる~!」(←訳:ダンジョン攻略~!)

 

 ダンジョン――

 ファンタジー小説好きさんやゲーム好きな方々には

 お馴染みの“舞台“ですね。

 

 地下深くまで、

 何層にもわたって造成されたダンジョンには、

 さまざまなモンスターが棲んでいて、

 探検者/冒険者たちと激闘を繰り広げる、

 というような設定になっていて、

 見事攻略したなら、英雄に!

 もしくは、龍族が溜めていた宝物を獲得して大富豪に!

 

「むりむりィ~!」

「がるるぐるがるるるぐる~!」(←訳:ここはもう攻略済みだよ~!)

 

 C級冒険者のティナ・クーアイズさんは、

 ギルド登録番号125こと『蒸気の釜』ダンジョンを

 探検中、いえ、

 引率中、です。

 

 そう、実は。

 20年前、強力な魔族の将軍たちを倒し、

 魔王討伐に成功したため、

 世はそこそこ平和に。

 

 この『蒸気の釜』ダンジョンも、

 あらかた攻略されて、

 財宝はないし、

 魔物(モンスター)も狩り尽くされているし、

 新人冒険者の研修にちょうどいい場所、なんですね。

 

「……でもォ?」

「ぐるるがる!」(←訳:様子がヘン!)

 

 ティナさんと新人さんたちが

 のんびり地下を歩いていると、

 現れたのは……モンスター?

 それも、戦闘力がやたらと高そうな……!

 

「にッ、にげッ」

「がるるる~!」(←訳:逃げよう~!)

 

 馬鹿な! このダンジョンは狩り尽くされていて、

 モンスターなんていないはず!

 と嘆くヒマはありません。

 

 自分を楯にして新人たちを逃がしたティナさんは、

 あわれ、モンスターの牙に……。

 

「あわわううゥ~」

「ぐるるがっる~!」(←訳:嘘だと言って~!)

 

 結果を言ってしまいますと、

 ティナさんは一命を取り留めました。

 

 そして、生命と引き換えに、

 ティナさんが負うことになった“使命“とは……?

 

「むむむゥ! すとォ~ッぷゥ!」

「がるぐるるがるるるぐる!」(←訳:これ以上はネタバレ厳禁!)

 

 ティナさんが踏み出す

 “新たなるダンジョンの物語”の特性は、

 目線が冒険者の側にない、という点でしょうか。

 

 トールキンさんの『ホビット』や

 《ハリー・ポッター》シリーズなど、

 多くの西欧のファンタジー作品では、

 モンスター=悪、という図式が確定されています。

 魔物は、怪物は、すべて悪。

 しかし、ティナさんの冒険譚には、それがない……?

 

 固定された図式を完全に破壊するのか、

 或いはさらなる新解釈を提示するのか。

 これからも大いに注目してゆきたい魔法世界ファンタジーは、

 コミック好きな活字マニアさんにおすすめですよ。

 第1話はWebで公開されていますので、

 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪

 

 

コメント
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