「こんにちわッ、テディちゃでス!
はッぴィ~しちごさんッ!」
「がるる!ぐるるるるがる~!」(←訳:虎です!おめでとうだよ~!)
こんにちは、ネーさです。
祝七五三!
地球上の全キッズよ健やかに!と全力で祈りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日の読書タイムは、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 獣王と薬草 1 ――
原作は艮田竜和(こんだ・たつかず)さん、
作画は坂野旭(さかの・あさひ)「さん、
キャラクターデザインは ももちち さん、
2023年11月に発行されました。
『Beast King & Medicinal Harb』と英語題名が付されています。
「たんけんッなのでェ~スゥ!」
「ぐるるぅるがる~!」(←訳:ダンジョン攻略~!)
ダンジョン――
ファンタジー小説好きさんやゲーム好きな方々には
お馴染みの“舞台“ですね。
地下深くまで、
何層にもわたって造成されたダンジョンには、
さまざまなモンスターが棲んでいて、
探検者/冒険者たちと激闘を繰り広げる、
というような設定になっていて、
見事攻略したなら、英雄に!
もしくは、龍族が溜めていた宝物を獲得して大富豪に!
「むりむりィ~!」
「がるるぐるがるるるぐる~!」(←訳:ここはもう攻略済みだよ~!)
C級冒険者のティナ・クーアイズさんは、
ギルド登録番号125こと『蒸気の釜』ダンジョンを
探検中、いえ、
引率中、です。
そう、実は。
20年前、強力な魔族の将軍たちを倒し、
魔王討伐に成功したため、
世はそこそこ平和に。
この『蒸気の釜』ダンジョンも、
あらかた攻略されて、
財宝はないし、
魔物(モンスター)も狩り尽くされているし、
新人冒険者の研修にちょうどいい場所、なんですね。
「……でもォ?」
「ぐるるがる!」(←訳:様子がヘン!)
ティナさんと新人さんたちが
のんびり地下を歩いていると、
現れたのは……モンスター?
それも、戦闘力がやたらと高そうな……!
「にッ、にげッ」
「がるるる~!」(←訳:逃げよう~!)
馬鹿な! このダンジョンは狩り尽くされていて、
モンスターなんていないはず!
と嘆くヒマはありません。
自分を楯にして新人たちを逃がしたティナさんは、
あわれ、モンスターの牙に……。
「あわわううゥ~」
「ぐるるがっる~!」(←訳:嘘だと言って~!)
結果を言ってしまいますと、
ティナさんは一命を取り留めました。
そして、生命と引き換えに、
ティナさんが負うことになった“使命“とは……?
「むむむゥ! すとォ~ッぷゥ!」
「がるぐるるがるるるぐる!」(←訳:これ以上はネタバレ厳禁!)
ティナさんが踏み出す
“新たなるダンジョンの物語”の特性は、
目線が冒険者の側にない、という点でしょうか。
トールキンさんの『ホビット』や
《ハリー・ポッター》シリーズなど、
多くの西欧のファンタジー作品では、
モンスター=悪、という図式が確定されています。
魔物は、怪物は、すべて悪。
しかし、ティナさんの冒険譚には、それがない……?
固定された図式を完全に破壊するのか、
或いはさらなる新解釈を提示するのか。
これからも大いに注目してゆきたい魔法世界ファンタジーは、
コミック好きな活字マニアさんにおすすめですよ。
第1話はWebで公開されていますので、
ぜひ、覗いてみてくださいね~♪