テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ お家で作る《新》中華 ~  

2023-11-29 22:08:30 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 くんくんッ!……ぐぐゥ~ッ!」

「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!お腹が鳴るね~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 鍋料理の素材がデパ地下やスーパーにずらりと並んで、

 私たちの食欲を大いに刺激する初冬の読書タイムは、

 いま大評判のレシピ本にフォーカスしてみましょう。

 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― あたらしい家中華 ――

 

 

 著者は酒徒(しゅと)さん、2023年10月に発行されました。

 SNSに投稿するお料理の写真が何度もバズり、

 雑誌『dancyu』の中華特集号にも登場した酒徒さんが

 満を持して放つレシピブックです。

 

「すごいィのはァ、ここッ!」

「ぐるるぅるるる!」(←訳:驚いちゃうんだ!)

  

 酒徒さんいわく。

 

    鶏ガラ、

    オイスターソース、

    豆板醤。

    中華料理ではお馴染みの、

    いえ、必須と言える調味料は、いりません。

 

    紹興酒?

    日本酒で代用できます。

    蒸篭(せいろ)や中華鍋も、なくても大丈夫!

 

 ……って、ホントに?!?

 

「びッくりしたけどォ~」

「がるぐるる!」(←訳:アリかもね!)

 

 御本の冒頭では、

 少年時代からの中国料理への憧れ、

 学生時代に初めて中国に旅行して水餃子に感激したこと、

 以後、食探求のため中国各地を巡り、

 2度の留学をして、

 さらには社会人となって中国駐在員となって……

 という、

 酒徒さんの“いま“に至る経緯が

 コミックの形式で紹介されています。

 

 毎日夢中で中華料理を食べて、

 食べたら調べて、

 ノートに記録して、

 異なる食文化にどっぷり浸かる。

 

 そうして、

 本当に旨い中国料理を考えたとき、

 行き着いたのは、家庭の食――

 民宿のおばあちゃんが振る舞ってくれた

 飾り気がなくて、

 味付けもシンプルな

 《家中華》。

 

「あッさりしていてェ~」

「ぐるるがっるる!」(←訳:野菜がたっぷり!)

 

 韮菜炒薄荷(ニラとミントの炒めもの)。

 白切鶏(茹で鶏)。

 干貝豆腐湯(干し貝柱と豆腐のスープ)。

 葱油蚕豆(空豆の葱油炒め)……

 

 書籍版『家中華』本文には、

 78のレシピが掲載されていますが、

 応援書店さん(有隣堂さん、くまざわ書店さん他)で購入すると、

 ↓こちらの『応援書店限定特典 小冊子』をいただけるようです。

  

「こッちのもォ、おいしそうゥ~!」

「がるぐるるがっる!」(←訳:特別レシピだって!)

 

 ありそうでなかった、

 《家中華》の新風から感じられるのは、

 日本の中華料理を大きく変え得る可能性?

 

 2023年後半刊行のレシピ本ジャンルでは

 大ヒット作品になりそうな快作です。

 酒徒さんによるコラムや美食地図など、

 読み物としてもとても面白いので、

 全活字マニアの皆さま、

 ぜひ、チェックしてみてくださいね~♪

 

 

コメント
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