「こんにちわッ、テディちゃでス!
あしたはァ、もうゥ~…!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!12月だ!)
こんにちは、ネーさです。
今日11月30日は《絵本の日》……なのですが、明日からは12月。
12月といえば、この御方の出番だわ!という訳で、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 岸辺露伴 ルーヴルへ行く ――
原作は荒木飛呂彦(あらき・ひろひこ)さん、
脚本は小林靖子(こばやし・やすこ)さん、
小説は北國ばらっど(きたぐに・ばらっど)さん、
2023年5月に発行されました。
『ROHAN AU LOUVRE』と仏語題名が付されています。
「ろはんせんせいィ、だいにんきィ~なのでス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:フランスでもね!)
日本を超えて、海外でも大人気の漫画家
岸辺露伴さん。
新作の取材にかかろうとしていた露伴さん、
ふっと思い出したのは、
ずいぶんと昔――
漫画家としてデビューした頃の、出来事です。
静かで、集中できて、気ままに過ごせて、
それでいてよく見知った場所だからと、
若き露伴さんが住まっていたのは、
祖母が経営していた下宿の一室。
自分の他に下宿人は誰もいない、
と思い込んでいたそこに、
実は、一人の女性が滞在していたと分かって、
心穏やかではない露伴さんでしたが……
「ふしぎなァ、おはなしィ??」
「がるぐるるる?」(←訳:本当なのかな?)
どこかワケ有りな彼女――菜々瀬(ななせ)さんとの会話から、
露伴さんは知りました。
この世で《最も黒い絵》。
光をまったく反射させない……
見ることもできないほど黒い絵の具で描かれた絵……
《最も邪悪な絵》。
その絵は、ルーヴルにある……。
「むむむゥ! そうぞうゥできませんでスゥ!」
「ぐるるるるがるる??」(←訳:どういう絵だろう??)
見ることも出来ないなら、それは絵と言えるのか。
いや、遠い記憶が不意に蘇ったのは、なぜだろうか。
自問しつつ、露伴さんは
《黒い絵》が出品されると聞いてオークションに参加し落札、
それでも飽き足らず、
パリへと旅立ちます。
《最も黒い絵》は、
ここにあるのか……?
「わァいッ♪ おふらんすゥ~!」
「がるぐる~!」(←訳:花のパリ~!)
露伴先生に同行する編集者の京香(きょうか)さんは、
完全に観光モードで、
凱旋門!シャンゼリゼ!エッフェル塔!と大はしゃぎ。
しかし、観光気分は程なく吹き飛びました。
ルーヴル職員さんの説明を聞きながら
展示室を巡っていた露伴さんたちの目前で、
事件が……!
「きんきゅうゥじたいィ~でスよゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:救急車を早く!)
《最も黒い絵》が秘める謎とは。
特殊能力者・露伴さんが惹かれずにはいれない、《黒》とは。
NHKで《岸辺露伴》シリーズが放送されるのは、
決まって12月。
なのに、今年2023年は、まだ新作放送のアナウンスがありません。
今年はお休みかな?
時期をずらして放送するのかな?
とちょっと心配ではありますが、
新作来た!のニュースに沸く日が来るまで、
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のノベライズ作品を、
ファンの皆さま、ぜひ~♪