テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 水族館に 花が咲く ~

2023-11-19 22:08:02 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 いちょうゥまつりィ、かいさいちゅうゥ~!」

「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!いい黄色だ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 先週まではまだ夏色が残っていた甲州街道のイチョウ並木は、

 ここ数日の寒さでしっかり銀杏イエローに!

 《八王子いちょう祭り》も盛況のようで良かったわとホッとしながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 爛漫ドレスコードレス 3 ――

 

 

 著者は佐悠(さゆう)さん、2023年11月に発行されました。

 先入観&既成概念を爽快に吹き飛ばしてゆく

 KIMONOコミック第3巻は、

 いやー良い! 良いです!

 期待のはるか上をゆく楽しさでした♫

 

「いよいよォ、すいぞくかんへッ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:狆穴子の日だよ!)

 

 そもそもの始まりは、

 チンアナゴの絵柄の帯、だったのでした。

 

 山田撫子(やまだ・なでしこ)さん、23歳。

 着物にはまるきり縁のない生活を送ってきましたが、

 通りがかった『ゆかた祭』の店頭で、

 大好きなチンアナゴがデザインされた帯に出会ってしまっては、

 もう……!

 

「かうしかァないィ~!」

「がるぐるがる!」(←訳:着るしかない!)

 

 帯に合わせて浴衣も買って、

 花火大会へ、いざ!というところで、

 下駄に不慣れのためピンチに陥った撫子さん、

 着物美人の鷹倉響(たかくら・ひびき)さんに救われます。

 

 差し出された絆創膏のありがたさと、

 ああ、響さんの着こなしのステキなこと!

 

「めぐりあわせェ~でスねッ!」

「ぐるるるるがるぐる!」(←訳:キモノ友の誕生です!)

 

 呉服屋さん、古着屋さん、

 響さんのお祖母さんや、謎の着物美女……

 撫子さんのキモノ世界がどんどん広がってゆく中で、

 ええ、やって来ました、この日が。

 

 11月11日。

 チンアナゴを記念するこの日に、

 水族館へ行かなくてどうする!

 

「はりきッてェまいりましょゥ!」

「がーるぅるーるるぐる!」(←訳:コーディネートは万全!)

 

 チンアナゴをこれほど愛らしく描いたマンガは

 かつて存在しただろうかと思わせる

 水族館訪問のエピソードは必読ですが、

 私ネーさが打ちのめされたのは、

 撫子さん久々の帰省編です。

 

 1月も終わりに近付く頃、

 ようやっと実家に帰る機会を得た撫子さん、

 家族が揃った夕食の席で

 お喋りするネタといえば、やっぱりキモノ。

 すると、

 お母さんのひと言から

 新たな展開が……!

 

「むむむゥ、そうゥきたかッ!」

「ぐるるるがるるぅる!」(←訳:やるねえ撫子ちゃん!)

 

 映画にしたい。これを映像化したい。

 

 アニメ……も悪くないんですけれど、

 和服の良さ――

 絹や綿などテキスタイル地の繊細な風合いを写し撮るなら、

 実写映像の方が適しているわよね、などと

 本気で妄想したりしています。

 NHKさんがBSでドラマ化してくれないかなぁ……。

 

 おっと、ちょっと脱線してしまいましたが、

 撫子さんのキモノ冒険譚は、

 日本文化好き!着物好き!な方々はもちろん、

 着物初心者さん&映画映像マニアさんにも

 激おすすめですよ。

 実写化するとしたら主演は……共演は……ロケ地は……

 なぁんて想像しながら、ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

コメント
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