「こんにちわッ、テディちゃでス!
いちょうゥまつりィ、かいさいちゅうゥ~!」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!いい黄色だ~!)
こんにちは、ネーさです。
先週まではまだ夏色が残っていた甲州街道のイチョウ並木は、
ここ数日の寒さでしっかり銀杏イエローに!
《八王子いちょう祭り》も盛況のようで良かったわとホッとしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 爛漫ドレスコードレス 3 ――
著者は佐悠(さゆう)さん、2023年11月に発行されました。
先入観&既成概念を爽快に吹き飛ばしてゆく
KIMONOコミック第3巻は、
いやー良い! 良いです!
期待のはるか上をゆく楽しさでした♫
「いよいよォ、すいぞくかんへッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:狆穴子の日だよ!)
そもそもの始まりは、
チンアナゴの絵柄の帯、だったのでした。
山田撫子(やまだ・なでしこ)さん、23歳。
着物にはまるきり縁のない生活を送ってきましたが、
通りがかった『ゆかた祭』の店頭で、
大好きなチンアナゴがデザインされた帯に出会ってしまっては、
もう……!
「かうしかァないィ~!」
「がるぐるがる!」(←訳:着るしかない!)
帯に合わせて浴衣も買って、
花火大会へ、いざ!というところで、
下駄に不慣れのためピンチに陥った撫子さん、
着物美人の鷹倉響(たかくら・ひびき)さんに救われます。
差し出された絆創膏のありがたさと、
ああ、響さんの着こなしのステキなこと!
「めぐりあわせェ~でスねッ!」
「ぐるるるるがるぐる!」(←訳:キモノ友の誕生です!)
呉服屋さん、古着屋さん、
響さんのお祖母さんや、謎の着物美女……
撫子さんのキモノ世界がどんどん広がってゆく中で、
ええ、やって来ました、この日が。
11月11日。
チンアナゴを記念するこの日に、
水族館へ行かなくてどうする!
「はりきッてェまいりましょゥ!」
「がーるぅるーるるぐる!」(←訳:コーディネートは万全!)
チンアナゴをこれほど愛らしく描いたマンガは
かつて存在しただろうかと思わせる
水族館訪問のエピソードは必読ですが、
私ネーさが打ちのめされたのは、
撫子さん久々の帰省編です。
1月も終わりに近付く頃、
ようやっと実家に帰る機会を得た撫子さん、
家族が揃った夕食の席で
お喋りするネタといえば、やっぱりキモノ。
すると、
お母さんのひと言から
新たな展開が……!
「むむむゥ、そうゥきたかッ!」
「ぐるるるがるるぅる!」(←訳:やるねえ撫子ちゃん!)
映画にしたい。これを映像化したい。
アニメ……も悪くないんですけれど、
和服の良さ――
絹や綿などテキスタイル地の繊細な風合いを写し撮るなら、
実写映像の方が適しているわよね、などと
本気で妄想したりしています。
NHKさんがBSでドラマ化してくれないかなぁ……。
おっと、ちょっと脱線してしまいましたが、
撫子さんのキモノ冒険譚は、
日本文化好き!着物好き!な方々はもちろん、
着物初心者さん&映画映像マニアさんにも
激おすすめですよ。
実写化するとしたら主演は……共演は……ロケ地は……
なぁんて想像しながら、ぜひ、一読してみてくださいね~♪