テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《グリム》の枝道 ~

2019-06-10 22:11:46 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 きょうはァ~ちくッたくゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐる!」(←訳:虎です!時の記念日です!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日6月10日は《時の記念日》――
 いえ、ダジャレとかじゃなくてですね、
 天智天皇の時代、
 日本で初めて時計(水時計)が鐘を打った日が6月10日、
 なのだそうです。
 そこで、読書タイムもぐいっと時間を遡ることにして、
 本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
 
  


 
         ―― グリムの森へ ――



 著者は収録順に(せーの!)、
 高村薫さん、松本侑子さん、阿川佐和子さん、大庭みな子さん、
 津島佑子さん、中沢けいさん、木場さと子さん、皆川博子さん、
 2015年3月に発行されました。

「むむッ? ぐりむゥどうわァ、でスかッ?」
「ぐるるがる~…ぐるっ?」(←訳:どこか違う~…かもッ?)

 ヤーコプ・グリムさん(1785~1863)と
 ヴィルヘルム・グリムさん(1786~1859)の
 グリム兄弟によって収集、出版された《グリム童話》。

 厳密に言えば、
 『子どもと家庭のメルヒェン』が正式名称だとか、
 ヤーコプさんヴィルヘルムさんたちは
 ごくシンプルに『昔話』と呼んでいたとか、
 同じ御話でも幾つものヴァージョンがあるとか、
 まあツッコミどころは色々あるんですけど、
 そこらへんは措いておいて。

 いざ!
 広く世に知られる名作童話を、
 好みのテイストにアレンジ!

「ふッふッ♪ かえェちゃうゥぞォ~♫」
「がっるぐっるる!」(←訳:あっちこっちを!)

 変えちゃう、といっても、
 原型が分からなくなるほど改変する、のではありません。

 原作をリスペクトしつつ、
 作家さんたち独自の視点から
 少~し味付けし直す……
 そんな感じでしょうか。

 高村薫さんは『ブレーメンの音楽隊』を。

 松本侑子さんは『カエルの王様、そして忠臣ハインリッヒ』、
 『兄さんと妹』を。

 阿川佐和子さんは『いばら姫』を。

 津島佑子さんは『めっけ鳥』を。

 中沢けいさんは『赤ずきんちゃん』『つぐみひげの王様』を。

 大庭みな子さんは『ヘンゼルとグレーテル』を。

 木崎さと子さんは『星の銀貨』を。

 皆川博子さんは『青髭』を。

「あはァ! ぶれーめんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:青髭もいるんだ!)

 どこがどう原作と違うのか、
 ここで記すことは控えますが、
 この御本の素晴らしさは
 挿絵がある!という点です。

 ウォルター・クレーンさん、
 ハインリッヒ・フォーゲラーさんといった名画家さんの他に、
 グリム兄弟の末っ子
 ルートヴィッヒ・エーミール・グリムさんの
 挿絵も掲載されているんですよ♪

「これはァ、めずらしィかもッ!」
「がるるぐる!」(←訳:初めて見た!)

 巻末部分には、
 上田萬年さん訳『おほかみ』(翻訳されたのは1889年!)と、
 橋本孝さん、野口芳子さん、岩井方男さん、
 阿部謹也さんのエッセイも収録されています。

 実は、この御本が最初に単行本として刊行されたのは、
 2001年のことでした。

 もしもいま、
 20年近くの時間が経過したこの2019年――
 多様性やジェンダーレスが当然とされている現在に
 高村薫さん阿川佐和子さんたちが
 《グリム童話》をアレンジするお仕事に取り掛かったら……
 なぁんて考えると、
 ニヤリ♫としてしまいますね。

「ぷふふッ♪」
「ぐるる♫」

 歴史好きな活字マニアさんに、
 挿絵本が大好きなアートマニアさんにも
 おすすめしたい新版《グリム童話》、
 ぜひ、一読してみてくださいな♪


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顔、100%!

2019-06-09 23:16:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こんかいィもォ、ひゃくぱァーせんとォ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!原寸大だよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、湿度100%の梅雨真っ只中ですが、
 本日の読書タイムは、
 100%視界良好!なこちらのアートブックを、
 さあ、どうぞ~♪

  


 
    ―― クリムト原寸大美術館 100%KLIMT! ――



 監修は千足伸行(せんぞく・のぶゆき)さん、
 著者は新藤淳(しんふじ・あつし)さん、菅谷淳夫(すがや・あつお)さん、
 2019年4月に発行されました。
 クリムト展の開催を待っていたかのように、
 《100%!》シリーズから新たに刊行されたのは――

「くりむとォおじさんのォ~!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:原寸図版画集!)

 伊藤若冲さん、
 ゴッホさん、
 フェルメールさんの《100%!》に
 多くのアート好きさんが大喜びしたこのシリーズ、
 もちろん私ネーさも、

  おお!
  超至近距離で『天文学者』を見たら
  こんな感じなのね!
  布地の絵柄はこうなってるのね!

 と感激いたしましたが、
 このクリムトさん版《100%!》も
 実に見応えがあります♪
 なぜなら――

「かおッ!」
「がるるぐっるる!」(←訳:睫毛もばっちり!)

 “黄金の画家”と評される
 グスタフ・クリムトさん(1862~1918)。

 ですが、クリムトさんは
 “肖像画家”さんでもあります。

 原寸大で印刷された
 モデルとなった女性たちの顔を
 じ~っと見詰めて、観察して、思うことは。

 巧い……!

 クリムトさんの、なんたる技術の高さ。
 卓越したデッサン力。
 大胆な構図の中に置かれた顔の、
 有無を言わせない求心力。

 しかも、写真の撮り方がまた見事で、
 筆(ブラシ)の痕跡、
 絵の具の盛り上がり具合、
 キャンバス地の肌理(きめ)の線などが、
 よくもここまで!と唸ってしまうほど
 はっきり分かるんです。

「しゃしんかァさんにィ、はくしゅゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:感謝です!)

 御本の後半部は、
 やや趣きが異なって、
 肖像画や
 人物像を描き込んだ作品を中心とする前半部とは対照的に
 風景画が取り上げられています。

 オーストリア中央部にある景勝地、
 ザルツカンマーグート地方の豊かな自然――
 アッター湖の揺れる水面、
 ゴッホさんのそれとはまた異なるヒマワリたち、
 白樺林の枝越しの光……
 無造作のようでいて無造作ではない、
 練達の創造力!

「ほんものォ、みてみたいィでス!」
「がるる!」(←訳:肉眼で!)

 収録されている作品は、
 展覧会に出展されるために来日している作品もあれば、
 日本の美術館に収蔵されているもの、
 今回は来日していない作品、
 とさまざまです。

 展覧会へ行った御方も、
 これから行く予定の方々も、
 行けそうにないかも~…という方々も、
 まずはこの御本を覗いて
 クリムトさんの“筆致”を実感してみてくださいね。
 肖像画好きな方々には特におすすめですので、
 ぜひ、一読を!
 
 
 
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― 古美術の入り口へ ―

2019-06-08 22:03:24 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァふゥッ! さむゥ~いィしゅうまつゥ?」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!梅雨寒だ!)

 こんにちは、ネーさです。
 暑いっ!寒いっ!と体調管理に気を遣う週末は、
 さあ、の~んびりリラックスして
 読書もちょいっとサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  


 
       ―― はじめての古美術鑑賞 ――



 東京・港区の根津美術館にて、
 会期は2019年5月25日~7月7日(月曜休館)、
 『―絵画のテーマ―』と副題が付されています。

「もしやッ、ここにもォ~?」
「ぐるるる?」(←訳:付喪神が?)

 ええ、前回記事では付喪神さんたちが登場する
 小松エメルさん著『つくも神会議』を御紹介しました。
 ……そうね、絵画の付喪神さんがいるとしたら、
 今回のこの企画展会場は
 タイヘンなことになっていそうです。
  
  

「かッ、かまくらァじだいィ~!」
「がるるぐるるる!」(←訳:室町や江戸時代!)

 時代を経た美術品って、
 うん、すごい、すごいよね、
 だけど……難しくって、よく分かんなくない?

 これ何のシーン?
 ここに描かれてるの、だれ?
 この字とか、読めないよ~?

 と、日頃から悩んでいるのは、
 私ネーさだけではないようで。

「おしえてェ、びじゅつかんさんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:ご教授ください!)

 はい、日本の古美術に関する
 数多の《?》に応えるべく、
 根津美術館の学芸員さんたちは
 立ち上がりました。

  

 西洋の絵画には、たとえば
 “聖母さまの衣は青色”
 といった約束事(決まりごと)が存在します。

 そして日本美術にも、
 約束事、定型、暗喩などが
 しっかり存在するんですね。

 上の画像に描かれている
 『茄子&根菜』が意味するのは
 『子孫繁栄』。

 『平安貴族』の『雪玉遊び』と来れば、
 『源氏物語』。

「なァるほどォ♪」
「がるるぐるる~!」(←訳:クイズみたい~!)

  

 ↑こちらは、
 『猿&蟹』で、立身出世。

 『巻物&笑顔』は
 《寒山拾得》で知られる唐代の僧『寒山』さん。

「なんとなァ~くゥ」
「ぐるるがるっるるる?」(←訳:コツが分かってきた?)

 敷居が高い、地味で難解、と思われがちな日本美術。
 でも、親切な解説や展示方法に助けてもらえたら、
 古美術が身近になっちゃうかも?
 好きになったりしちゃうかも?

 講演会やスライドレクチャー、
 特別催事『落語を聴く会』など
 イベントも予定されている企画展へ、
 ビギナーさんもベテランさんも、
 アート好きな皆々さま、
 ぜひ、お出かけしてみてくださいね♫
 





   では、ここでオマケ画像も、じゃじゃん!
   
   『㈱志満秀』さんの
   《クアトロえびチーズ》は、
   ……えびせんべい?
   「うきゃッ!はではでッ!」
   「がるるるるぐるるる!」(←訳:派手だけど美味しい!)
   チーズ系のお菓子が好きな御方におすすめのおやつは、
   冷たい飲み物、よりも
   熱い抹茶入り玄米茶が合いそうです。

   天候不安定な梅雨時、
   塩分も水分もちゃぁんと摂って、
   皆さま、どうか穏やかな休日を♪
   
  
   
   
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あやし~い新喜劇♪

2019-06-07 22:30:27 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 つゆいりィ~しちゃッたでスゥ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!湿度高し~!)

 こんにちは、ネーさです。
 雨続きの季節は憂鬱……とは限らなくて、
 ドライアイ体質の私にはちょこっと嬉しくもあります♪
 その嬉しさを糧に、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、
 さあ、どうぞ~!
 
  


 
      ―― 一鬼夜行 つくも神会議 ――



 著者は小松エメルさん、2019年3月に発行されました。
 明治時代を背景とする人気シリーズ《一鬼夜行》の最新刊です。

「めいじィ~なんだけどォ?」
「ぐるるるがるる?」(←訳:ココロはお江戸?)

 2010年に開幕した《一鬼夜行》シリーズ第1作である
 『一鬼夜行』は、
 徳川幕府が崩壊して5年を経た“脱江戸期”の
 東京が舞台になっています。

 でも、東京という街の形がまだまだ整っていないのと同様に、
 ヒトの心も、
 ヒトでないモノたちも、
 江戸の空気を引きずっているかのようで。

「ここにはァ、けんざいィなのでス!」
「がるぐる!」(←訳:妖怪がね!)

 第一作『一鬼夜行』は、
 或る夜の不思議な出来事から始まりました。

 顔が怖い。

 それはもう、閻魔大王様さながらの
 おっかない顔立ちをしている
 喜蔵(きぞう)さんのお家の庭へ、
 落っこちてきたのは
 妖怪の小春(こはる)くん。

 以来、小春くんは
 喜蔵さんが営む古道具屋《荻の屋(おぎのや)》に
 居候することになって、
 数々の事件を起こしたり?巻き込まれたり?
 というのが《一鬼夜行》シリーズの
 メインストリームなのですが。

 この『つくも神会議』は、
 少しばかり脇道に逸れてみて――

「わきィやくゥがァ~」
「ぐるる!」(←訳:主役に!)

 《荻の屋》は古道具屋さんですから、
 台所用品や文房具、髪飾りなどなど、
 古~い道具類が店内を占領しています。

 いえ、実は、道具……じゃないんですけどね。

「てがァ、ありまスゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:足もあるよ!)

 そう、年古りて、
 道具たちは付喪神(つくもがみ)になっていました。
 この御本で、いちばん賑やかなのは、
 喜蔵さんたちよりも、彼ら付喪神たち。

 この御本にはプロローグとエピローグを含め
 短編8作品が収録されていますが、
 《一鬼夜行》シリーズ初心者さんにもおすすめなのは、
 『付喪神会議』でしょうか。

 《荻の屋》に住まう(棲まう?)付喪神たち、
 そして《荻の屋》がある浅草界隈の付喪神たちは
 額を突き合わせて
 『付喪神会議』の真っ最中です。

 かつては縄張り争い、
 現在は流入する異国の文化に対抗するための
 相互扶助的話し合い、をするのが
 付喪神会議の目的……だと思ったら。

「くもゆきィ、あやしィ~!」
「ぐるるがるるるぅ!」(←訳:喧嘩だケンカだぁ!)

 デイリーユースな古道具から付喪神に進化。

 高価な古美術品から付喪神に進化。

 どっちの付喪神がエラいんだ?

「えッ? ええェ~とォ?」
「が~るる?」(←訳:う~んと?)

 こりゃ新喜劇か?
 とニヤリとさせられる迷路のような論争は
 どこへ流れ着くのか――

 ひとクセもふたクセもある
 妖怪たちと人間たちが行き交う《一鬼夜行》シリーズ、
 時代ものが好きな方々は、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪



 
  
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― 今日も、探し続ける ―

2019-06-06 22:41:11 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ならびィ~ましたでス」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!6月6日だよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日6月6日は、お稽古事を始めるのに最良♪とされる日ですね。
 日本中のあちこちで、
 書道や花道や舞、
 外国語や水泳やサッカーの教室で
 第一歩を踏み出すチビっ子たちに幸あれ!と願いながら、
 さあ、本日も読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♫
 
  


 
         ―― 償いの雪が降る ――



 著者はアレン・エスケンスさん、
 原著は2014年に、画像の日本語版は2018年12月に発行されました。
 英語原題は『The Life We Bury』、
 著者・エスケンスさんのデビュー作であるこの長編ミステリは、
 バリー賞を受賞した他にも
 エドガー賞やアンソニー章にノミネート!
 米国のさまざまなメディアでベストブックスに選出されたり、と
 日本語訳版が待望されていた作品です。

「みすてりィだけどォ~」
「ぐるるるるるる!」(←訳:サスペンスフル!)

 もう何年も前のできごと。

 とっくに容疑者は逮捕されて捜査は終わり、
 裁判で判決が下ったのち、
 被告人は収監――

 そんな“今さら”感が満載の事件を
 あらためて調べる羽目になったのは、
 ミネソタ大学の学生、
 ジョー・タルバートくんです。

「だッてェ、しかたないィんでスゥ!」
「がるるぐるがるるる~」(←訳:授業の課題だからね~)

 伝記執筆、というのが、
 ジョーくんが選択した授業の課題、なんですね。

 身近な年輩者さんにインタビューをして、
 彼/彼女の伝記を書き、
 提出しなければなりません。

 けれど、ジョーくんの身辺には、
 伝記を書きたい!
 と思えるような年輩者さんがいなくて。

「うむむゥ! ならばッ!」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:こんなのどうかな?)

 ジョーくんが車に乗って向かったのは、
 郊外の介護施設。

 こういった介護施設には
 すごい経験をしてきた人たちがいる……
 はずだよな?

「はずゥでス!」
「がぅる!ぐる!」(←訳:ほぉら!いた!)

 ええ、いました。
 ジョーくんがインタビューをすることになったのは、
 凶悪な犯罪者として逮捕され、
 刑に服していた或る人物、なのですが。

 なぜいま、その重犯罪者が
 刑務所ではなく
 介護施設に居るのか、というと。

「……もしかしてェ?」
「ぐるがる?」(←訳:病気なの?)

 カールという名の元服役囚は、
 余命宣告を受けた重病人です。
 残されている時間は少ない、と自分で言い、
 ジョーくんにインタビューを許可するのですが、
 それはつまり。

 彼の過去を語ること。
 どんな犯罪を起こして逮捕されたのかを、語ること。

 或いは、
 起こさなかったのかを、語ること。

「んッ??」
「がるるるるっる?」(←訳:起こさなかった?)

 逮捕はされた、
 判決は出て服役した、
 それでも。

 話を聞くほどに、
 ジョーくんの胸に疑念が湧きます。
 疑念は、より強く、濃くなってゆきます。

 目の前のこの人物は、
 本当に犯罪者なんだろうか――

「やぱりィ!」
「ぐるがっるぅるる~!」(←訳:そう思っちゃうよ~!)

 裕福ではない、
 いつだってギリギリ、
 必死に毎日を生きるジョーくんだからこそ、
 理解も共鳴もできる、
 疑念と希望。
 そして探究。

 あの日、何が起きたのか――

 ミステリの根幹とも言えるテーマを
 見事に体現するこの御本は、
 ミステリ好きな方々だけでなく
 全活字マニアさんにおすすめです!
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 

 
 
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~ 上野に咲く 《松方コレクション》展 ~

2019-06-05 23:20:12 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 そろそろォ、あじさいィまつりィ~♪」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!6月名物だね!)

 こんにちは、ネーさです。
 6月に入り、観光地や有名な御寺社さんでは
 アジサイ祭りが始まっているようですね。
 ならば週の半ばの本日は、書物の中……ではなく、
 美術館に咲く花々を探して、
 こちらの展覧会情報を、さあ、どうぞ~♪

  


  
        ―― 松方コレクション 展 ――



 東京・上野の国立西洋美術館にて、
 会期は2019年6月11日~9月23日
 (毎週月曜と7/16は休館、ただし7/15、8/12、9/16、9/23は開館9、
 『THE MATSUKATA COLLECTION:A one-Hundred-Year Odyssey』
 と英語題名が付されています。

「わほほゥ♫ すいれんッ、さいてまスゥ~♪」
「ぐるがるるるるぐる!」(←訳:モネおじさんの花だ!)

  

「こちらもォ、めいさくゥ!」
「がっるるるるぐる!」(←訳:ゴッホさんの黄色!)

  

 アート好きな方々には
 もはや説明の必要もありますまい――

 国立西洋美術館の開館60周年を記念して開催されるのは、
 まさにその、
 “国立西洋美術館の基礎を作った稀代のコレクター”
 松方幸次郎さん(1866~1950)
 の名を冠した特別展です。

「あつめにィ~あつめましたでス!」
「ぐるるるるるがっるる!」(←訳:フランス人もびっくり!)

  

 1916年から1927年頃にかけ、
 ロンドンやパリの画廊が空っぽになってしまう!
 と評された勢いで
 松方さんは美術品を買い集めました。

 油彩画は、モネさん、ゴーガンさん、セザンヌさん、
 マティスさん、ルノワールさん、マネさん、ドガさん他。
 ロダンさんの彫刻に、
 中世のタペストリーや板絵、
 ラファエル前派など近代イギリス絵画、
 そして浮世絵約8000点も買い戻して。

「ぜんぶでェ~…」
「がるる?!?」(←訳:一万点?!?)

 しかし。

 1927年の金融恐慌。
 第二次世界大戦。
 フランス政府による接収。
 焼失。
 散逸。

 予期せぬ不幸が
 コレクションの完成を阻みました……

  

「でもォ、ようやッとォ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:実現しました!)

 1959年、上野に国立西洋美術館が誕生し、
 戦後にフランスから寄贈返還された375点の作品が
 収蔵されたことで
 《松方コレクション》の長い放浪の旅は終わったのでした。
 
 この展覧会では、
 ゴッホさんの『アルルの寝室』や
 モネさんの『睡蓮、柳の反映』など、
 国内外に散逸した作品も含め、
 約160点の作品、歴史資料が展示されます。

   日本の芸術家、人々のために
   美術館を作りたい――

 ひとりの日本人の
 そんな願いの結晶を、
 皆さま、ぜひ!




    では、ここで美味しいオマケ画像も、じゃ~ん♪
   
    「わおッ!たぴおかァ~♫」
   
    「がるるる!」(←訳:プリンも!)
    『シャトレーゼ』さんの
    《タピオカ風ミルクティープリン》
    《なめらかたまごのプリン》は、
    夏のおやつタイムにおすすめです♫♪


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波乱の《宮殿群像劇》!

2019-06-04 23:21:14 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 つぎィはァ、つーるゥなのでス!」
「がるる!ぐるがるぐるる!」(←訳:虎です!夢の王座だねえ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、《ジロ・ディ・イタリア》の次は、
 ロードレース界最大の祭典《ツール・ド・フランス》!
 おっと、その前に御報告しておきましょう、
 《ツール・ド・熊野2019》の総合優勝者は、
 オールイス・アルベルト・アウラールさん
 (国籍はベネズエラ、所属チームはマトリックスパワータグ)!
 ジロと同じく南米系の選手さんが優勝するとは……
 もしや7月のツールでも南米の選手さんが……?と期待しながら、
 さあ、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、こちらの歴史ノンフィクション作品を、どうぞ~♪

  


 
      ―― ヴェルサイユ宮殿 影の主役たち ――



 著者はジャック・ルヴロンさん、原著は1967年に、
 画像の日本語版は2019年4月に発行されました。
 仏語原題は『LES INCONNUS DE VERSAILLES:Les coulisses de la cour』、
 『世界一華麗な王宮を支えた人々』と日本語副題が付されています。

 原著初版が刊行されて50年余、
 フランスでは今も版を重ねて読み継がれているこの御本は、
 難しい学術書ではありません。

「よみやすくッてェ~」
「ぐるるがるぐーるるがる!」(←訳:漫画のあのシーンに直結!)

 映画も小説も歴史書にも取り上げられている
 フランスのヴェルサイユ宮殿。

 私たち日本人にとっていちばん馴染みやすいのは、
 池田理代子さん作の漫画『ベルサイユのばら』、
 そして同作品を舞台化した
 宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』でしょうか。

 『ベルサイユのばら』こと『ベルばら』の主な舞台であった
 ヴェルサイユ宮殿は、
 パリの南西22キロ、
 イヴリーヌ県ヴェルサイユにありますが、
 もともとは離宮として建てられたのだそうです。

「せかいィぶんかァいさんッ、でスよッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:1979年登録!)

 現在はフランス最大級の観光施設となった
 ヴェルサイユ宮殿が、
 “現役”の宮殿だった頃――
 つまり政治の中心地であった頃は、
 はたしてどのような姿をしていたのかというと。

 次の一文で、
 なんとなく見えてくるかもしれませんね。

  《4000人を超える使用人たち》

「よんせんにんッ?」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:使用人さんだけで!)

 そうなのよね、
 使用人さんが4000人、
 ここに住人である王族さんと、
 宮殿を訪問する貴族さん軍人さん政治家さん聖職者さん、
 そして訪問者さんたち各々の従者さんたち、
 と加算してゆくと……

「あうゥ、とほうもォないィでス!」
「がるるぐるるる!」(←訳:大都市みたいだ!)

 都市にも匹敵するこの宮殿を、
 “生きた空間”にしていたのはどんな人物たちであったかを、
 著者・ルヴロンさんは
 19の章に分けて描き出します。

 料理人、ソムリエ、配膳係、
 消防士、音楽家、盗人やスリ、
 貴族夫人付きの侍女たち、錠前師……

「ふゥ! かぞえェきれないィでス!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:ありとあらゆる職種!)

 私ネーさが、ほほぅ!と感嘆しつつ読みふけったのは、
 第4章『水の魔術師フランシーヌ一族』と、
 第7章『王室主馬頭ブリオンヌ夫人』。

 ヴェルサイユ宮殿の造園家として
 よく知られているのは、ル・ノートルさん。
 ですが、噴水を設計し、
 製作するために水路を引き、
 噴水用ポンプを発明したりしたのは、
 イタリア出身のフランシーヌ一族でした。
 その有能ぶりは、ル・ノートルさん以上かも?
 
 一方、主馬頭ブリオンヌ夫人は、
 ルイ15世時代のキャリアウーマン?
 と言ったらいいのかしら……。

「きゅうていィせいかつゥはァ~」
「がるるぐるるがるるるる!」(←訳:知恵も工夫も必要なんだ!)

 王さまから泥棒まで、
 思いのほか《自由》に出入り可能な、
 宮殿という空間。

 『ベルばら』好きな方々には特に、
 歴史好きな活字マニアさんにもぜひ
 おすすめしたい《王宮群像劇》、
 本屋さんで、図書館で、
 探してみてくださいね~♪
 

 
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~ 父祖の地を夢見て ~

2019-06-03 23:36:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 はつゥゆうしょうゥ~なのでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!おめでとうエクアドル!)

 こんにちは、ネーさです。
 《2019ジロ・ディ・イタリア》総合優勝を遂げたのは
 リチャル・カラパスさん(所属チームはモビスター)!
 カラパスさんの母国エクアドルはもう大騒ぎ~!
 私ネーさは、ゴール地の闘技場で湧き起こった
 日本人選手・初山翔さんを湛えるハツヤマコールに
 目頭が熱くなりました……
 選手さん&スタッフさんたちに心よりの拍手を!
 そして、本日の読書タイムは
 イタリアとちょっと縁がある?こちらの御本を、
 さあ、どうぞ~♪
 
  


 
      ―― もっと知りたいラファエル前派 ――



 著者は荒川裕子(あらかわ・ゆうこ)さん、2019年3月に発行されました。
 『Pre-Raphaelite Brotherhood』と英語題名が付されています。

 現在、東京の三菱一号館美術館にて開催中(~6月9日)の
 『ラファエル前派の軌跡展』、
 その関連本と言っていいのでしょうが、
 図版・解説ともに充実のアート本ですよ♪

「えいきょうゥりょくゥ、あるゥのでス~!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:人気もあるし~!)

 ラファエル前派兄弟団
 (プレ・ラファエライト・ブラザーフッド)は
 1848年、ロンドンで結成されました。

 “ラファエッロ以前に戻ろう!”

 の意を込めたこの名は、
 因習的なアカデミー臭ぷんぷんの絵画はもうイヤだ!
 という拒否宣言でもあった訳ですが……

「おこられェ~ちゃッたでス!」
「がるるるる!っるる!」(←訳:若造どもが!ってね!)

 いつの時代も、
 新しいことをしようとする若者への風当たりは
 優しくないのが常です。

 ラファエル前派兄弟団を結成したのは、

 ウィリアム・ホルマン・ハントさん、
 ジョン・エヴァレット・ミレイさん、
 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティさん、
 ジェイムス・コリンスンさん、
 フレデリック・ジョージ・スティーヴンスさん、
 ウィリアム・マイケル・ロセッティさん、
 トマス・ウールナーさん

 の7人。

「すぐにィ、ちゅうもくゥあびましたでスよッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:欧州でも日本でも!)

 7人の中の“太陽”、
 運動を推進していた中心人物は、
 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティさんであった、
 と言っても間違いではないでしょう。

 詩人ダンテさんと
 天使ガブリエルの名を持つロセッティさん。
 
 ロセッティさんの描く作品からはどれも、
 “イタリアらしさ”
 が香り立っているのが
 一目瞭然なのですけれど、
 しかし……

 彼自身は、生涯、イタリアの地を踏んだことがなかった、
 と伝えられています。

「ええッ?」
「がるる~?」(←訳:なんで~?)

 人権運動や婦人参政権などの政治活動を行った
 ロセッティさんのご両親は
 英国への亡命者だったのです。

 そのため、ロセッティさん一家には
 父祖の地=イタリアへの入国が許されませんでした。

「それはァ~…」
「ぐるるる~…」(←訳:さみしい~…)

 ついに見ることが叶わなかったイタリアの空、
 古い古い石畳の道と橋、城壁。
 山野と森。

 ロセッティさんにとって
 《うたかたの夢》であったかもしれない
 ラファエル前派の運動の波は、
 結成メンバーの兄弟団が崩壊してしまった後も、
 着実に広まってゆきました。
 
 ヨーロッパへ、米国へ、
 そして明治の日本へも。

「いまもォ、なのでス!」
「がるぐるる?」(←訳:現在進行中?)

 アート好きさんに、
 少女マンガ好きな方々に、
 近代英国史好きな活字マニアさんにも
 おすすめの一冊です。
 ぜひ、本屋さんのアート本コーナーで
 探してみてくださいね~♫
 


 
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挑戦、また挑戦?

2019-06-02 22:25:41 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 らすとはァ~ろみじゅりィ~♫」
「がるる!ぐるがるるぐるる!」(←訳:虎です!響け勝利のアリア!)

 こんにちは、ネーさです。
 《2019ジロ・ディ・イタリア》、とうとう最終日となりました。
 ゴール地点は『ロミオとジュリエット』の町ヴェローナの、
 闘技場(アレーナ)!
 個人タイムトライアルの結果によっては上位陣に変動も……?
 完走を目指す全選手さんに声援を送りながら、
 さあ、本日の読書タイムは
 こちらのミステリ作品を、どうぞ~♪

  


 
         ―― 魔眼の匣の殺人 ――



 著者は今村昌弘(いまむら・まさひろ)さん、
 2019年2月に発行されました。
 『Murders in the Box of Clairvoyance』と
 英語題名が付されています。

 2017年12月に刊行され、
 これってアリなのか!とミステリファン諸氏に衝撃を与えた
 第27回鮎川哲也賞受賞作品『屍人荘の殺人』に続く
 シリーズ第2作目は……

「やぱりィ、じょうしきィ~やぶりィ??」
「ぐるがるるっるるる!」(←訳:挑戦しまくってるよ!)

 『屍人荘の殺人』では、
 とんでもない小道具、いえ、
 飛び道具が登場して、
 えっ?これはトンデモ系なの?それともオチャラケてるの?
 いや本気らしいぞ!と
 読み手を当惑&震撼させた著者・今村さん。

 この御本でも、
 飛び道具、ふたたび!

 ええ、御本の帯に記載されておりますので、
 もうね、すっぱり言ってしまいますと――

 《予言》!

 っていうヤツが、この御本の飛び道具なんですねぇ。

「よげんッ??」
「がるっるぐるるがぅる!」(←訳:それって超能力じゃん!)

 英語題名にある『Clairvoyance』は、
 『千里眼』というような意味合いですから、
 そう、超能力の一種、と言えるのでしょうね。

 物語の語り手――《俺》こと
 神紅大学のミステリ愛好会の
 葉村譲(はむら・ゆずる)くんと
 剣崎比留子(けんざき・ひるこ)さんは、
 『屍人荘の殺人』で描かれた事件の影響を
 心のうちに引き摺りながら
 今日も学生生活を送っています。

 言葉には出さない、
 顔にも出さないけれど、
 事件が無かったようなフリをすることは出来ません。

 ふたりは、
 事件が完全に終息したとは
 思っていないのです。

「なぞがァ、のこッてまスゥ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:解明しないと!)

 残された謎とは、
 『屍人荘』事件の背後で暗躍していた
 或る機関の存在。

 葉村くんと剣崎さんは調査を重ね、
 その機関に通じる手掛かりが
 W県の山奥で得られると聞いて、
 大学のある京都から電車やバスを乗り継ぎ、
 ようやっと到着……した途端?!?

「たいへんッでス!」
「がるぐるる~!」(←訳:橋が落ちた~!)

 あっという間もなくふたりに襲いかかるのは、
 通信の途絶、
 孤立、
 天災と、
 新たな事件。

「うわわァ~んッ!」
「ぐるるがるっ!」(←訳:なんでまたっ!)

 事件をいっそう混乱させる《予言》は、
 罠なのか、
 真実なのか――

 ミステリ好きな活字マニアさんにおすすめの、
 著者・今村さんの意欲が
 一行ごとにひしひしと伝い来る“挑戦”作、
 ぜひ、一読してみて下さいね♪

 
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夏は、《手塚治虫 展》!

2019-06-01 22:20:01 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 けッせんッがァ、せまりくるゥ~!」
「がるる!ぐるるがる?」(←訳:虎です!勝者は誰だ?)

 こんにちは、ネーさです。
 《2019ジロ・ディ・イタリア》も大詰めが近付いてきました。
 明日の第20ステージの結果次第で、総合優勝が決まる?
 それとも決着は最終日に持ち越されるのか?
 選手さんたちを待ち構えるのは
 3つの峠を超えねばならない激坂山岳コース!
 手に汗握って速報をチェックしながら、
 はい、本日は読書をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  


 
          ―― 手塚治虫 展 ――



 茨城県水戸市の茨城県近代美術館にて、
 会期は2019年6月15日~8月25日
 (月曜休館、ただし祝日の場合は開館して翌火曜日が休館となります)、
 『OSAMU TEZUKA 90TH Anniversary of birth』
 と英語題名が付されています。

「あとむゥくんッ!」
「ぐるっるがぅっるぐるる!」(←訳:ブラックジャックさんも!)
 
  

 ええ、そうです♪
 もう説明する必要なんて全然ないんですけど、
 日本が世界に誇る“マンガの神さま”――
 手塚治虫さん(1928~1989)。

 『鉄腕アトム』『火の鳥』
 『ブラックジャック』『ジャングル大帝』
 『リボンの騎士』などなど
 手塚さんが生涯に手掛けた原稿は、
 その数なんと15万枚にのぼります。

「じゅうごォまんまいィ~?!?」
「がるぐるるる~!」(←訳:気が遠くなる~!)

 生誕90周年を記念するこの特別展には、
 厳選された約300枚の原稿作品、
 そして、
 映像、資料、愛用の品等も出展されます。

  

 また、この展覧会では
 常陸府中藩(現在の茨城県石岡市)に係わる
 ふたりの青年を主人公とする作品
 『陽だまりの樹』とその関連資料も展示されます。

 『陽だまりの樹』に登場する
 常陸府中藩の藩医・手塚良仙と良庵親子は、
 手塚さんの先祖にあたるのだそうよ。

「ほわわッ! ごせんぞォさまッ!」
「ぐるるるるがるる……!」(←訳:藩医さんの御血筋……!)

 会期中には、
 オープニングイベント、
 スペシャルトークイベント、
 学芸員さんによるギャラリートーク、
 講演会やコンサート、ワークショップなども
 予定されています。
 詳細については美術館HPを御参照の上、
 アート好き&マンガ好きな方々は、
 ぜひ、お出かけしてみてくださいな~♪
 



    では、週末ですからね、オマケ画像も、ここで!
   
    『不二家』さんの
    《冷やしカントリーマアム ホワイトミント》は、
   「ひんやりィ~させましょゥ!」
   「がるるっる!」(←訳:きりりっと!)
    疲れやすい梅雨どきは、
    美味しいお菓子で体力リカバリーをして、
    皆さま、どうか穏やかな休日を♫
    
    
   
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