写真上:木曽御嶽山のすそ野に広がる「油木美林(アブラギビリン)」は
太古の森。樹齢300年の大樹や滝が楽しめる
みなさま 新年おめでとうございます。
今年こそ平穏で良い一年でありますように・・・
とくに変哲のない毎日でも「今日から新しい」と思うと嬉しいものですね。
区切りをつけて整理する事は、お部屋はもちろん、心にも大事なことかも~。
***今日も日記、前回の続きです***
前回「ロシアとの信頼関係なしで、共同経済活動はできますか?」と書きましたが、いったい「国と国の信頼関係」ってどんなもの?と考えていたら、NHKが12/26日午後7:30~ 「春日大社 よみがえる黄金の太刀~平安の名宝に秘められた技~」を放映していました。
国宝「金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)」を神様にお返しするために複製をつくるドキュメンタリーです。初めてX線によるCTスキャンを行い、想定外の事実がわかりました。
当時入手することが困難な高純度(純金に近い)の金が太刀全体の80%、約1㎏も使われていたのです!また螺鈿細工や彫金細工は細やかで美しく、描かれたネコたちは躍動感あふれるデザインだったのです。
名宝を再現するために現代の名匠たち5名(人間国宝含む)が、それぞれの分野で最高の技と力を発揮して作り上げました。でも1㎜でもサイズが違ったり、そりの微妙なカーブが異なったりすると、絶対にうまくさやに納まりません。完成した「刀身」は全員の目前で「さや」に通されました。「カチッ」と音が鳴った時のなんともいえない安堵感と感動!
日本の伝統文化って、細分化したそれぞれの分野の人たちが技を追求し、みんなが力を合わせることによって完成度の高い、素晴らしいもの・ことができるということですね。生活のなかでは普通と感じていました。
そういえば先日も外国人ジャーナリストが見た「日本のスゴイ所ベスト50」という番組でとりあげていた「包丁」「きもの」などでも、分業による磨き上げた技術・センスを集めて製品・作品をつくりあげていました。外国人には特徴的と映るのでしょう。
それぞれが力を込めて作り、責任をもって次の人にリレーするためには、お互いの信頼感が最も重要です。「自分はこの分野で責任持って仕事をする」「次の段階の人たちもきっとがんばってくれる」という思いがつながっているのです。
この名宝の太刀をはじめ、多彩な工芸品、衣装、また歌いや舞い、さらには食物、お供えなどなど、もとは「神様への捧げもの」から始まっています。つまり「神様にお供えして祈る」ために多くの人々が力を結集することができる、あるいはできたということなのでしょう。
日本人は宗教心が薄い、などと言われますが、神様への祈りや想いは独自の精神性、あるいは価値観となり、これは日本社会の根底にある信頼感へとつながっていると感じます。今後維持できるのか、どう変わっていくのか、は不明ではありますが・・・。
次回はプーチン・ロシア大統領の「工作員が国のトップになるってどうよ?」
***続く***
オオムラサキより小さめなので「コムラサキ?」一瞬だけ紫色が光った!
なぜかうれしい。
こんなチョウも 道路の黒くなっている場所を無心に吸っている
タカネビランジ ? 下は拡大 薄いピンクですっきりしている
油木美林にある「こもれびの滝」水の色が独特で惹かれる
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