写真撮影日:2017/5/29
ロープウエイ降り場のリスちゃん、ここのマスコットかな?
「9つの村がある渓谷」という意味の「九寨溝」は、「Y字形」の3本の大渓谷に沿って、118の湖沼や17か所の滝、5湿原があります。なお大きな湖を「海」と名付けているのは、チベット族の「海へのあこがれ」だそう。中国で「世界自然遺産」と「国際生物圏保護区」(特にパンダだよね)両方にリストされたのはここだけです。
標高1900~3000mの高地ですが、高山病の心配は少ないようです。冬季の寒さが厳しいため観光は基本的に夏季限定で、水が美しくて雨量(水量)が多い7~8月がベストシーズンとなり、ツアー料金も高くなります。
「高山で僻地的」なイメージがありましたが、実際に行って見聞きすると、チベット地域は観光資源も多く、鉱物・宝石資源も豊富で、昔から交易も盛んな地域とわかります。市や露店は活気があり、働いているのは多く女性で、実際に働き者なのだそう。経済的にも豊かなのだと感じます。
だけど一連の自然災害による観光客離れは、かなり大きな影響を与えることでしょう。そしてまたこの地域に多いという「産業用原子力発電装置」は大丈夫だったのかな?」という心配も感じてしまいます。
もうひとつの世界遺産「黄龍」も九寨溝と同時期に登録されました。白くて優雅にカーブする石灰岩の池、棚田状に流れ落ちるエメラルドグリーンの水・・・。こうした写真はみなさまご存知でしょう。あいよっこもそれに惹かれたひとりです。
だけど標高が3000~3500mあり、観光には高山病の対策が必要となります。ちなみにバスでは4000m地域も通過するのですよ~、富士山より高い! 登りはロープウエイで3500m地点まで行き、その後は比較的平坦な道を「五彩地」まで歩き、その後はほぼ下り道、往復5.5kmのハイキングです。
今回のツアーではこの日だけ小雨となりましたが、暑くないので良かったです。高山病対策として酸素缶1缶が支給されますが、最初は「使うことはないだろう」と甘く見ましたぁ~~。
展望台近くになるとさすがに息が荒く、身体がだるくなったよ。目の前には水一滴もない野原が広がっているので、「ここがカラカラだから上にもないかな?ガイドさんもあまり水がない、って言ってたし・・・」と勝手に解釈しました。
というより大勢の人が細い急な階段を登っているのを見て「もう無理~~、ここでよしとしよう・・・」と諦めました。後で聞くと「階段は短くて、上がったその先に美しい景色があった」らしい。ううむ 残念!「もう一度来なさい」ってことなのね。
だけどみなさま、特に高山とか登山とかできるだけ若い時期に行くことが大事ですね、ってわけで、まあ比べるのもなんですが、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ」のイモトさん、専門家でもなく特に好きでもなく、世界の高山・名峰に挑戦して高山病をものともしない体力と気力はほんとすごいです~!
木道には今を盛りのシャクナゲが。でも雨の中・・・。
酸素小屋では一元で酸素吸入ができる
真新しい黄龍寺 多くの参拝者が見えた
こんな感じだったし、しんどいのなんの、で諦めた~。
「交差点」からの眺望。沸き上がる雲海、くねくねの道・・・。
こんな横穴がいたるところに。鉱物採掘?
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