年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

望遠レンズ

2011年03月07日 | 写真~野鳥

私めが初心者用デジ一眼カメラ、キャノンのKiss X2 を買ってから約2年半、今の私めの関心事は2つあります。 1つ目はAF(オートフォーカス)性能。 2つ目は望遠レンズです。

1つ目のAF(オートフォーカス)性能については、先日、Kiss X2 の上下方向の焦点ずれと、AFの前後奥行方向の甘さに 幾分かの不満がある旨を書きました。 今日は2つ目の望遠レンズのことを書きます。


Kiss X2 の標準望遠ズームレンズは、焦点距離が最大250mmで、35mm版換算で400mm相当です。 例えば、ニコンは最大200mmで、35mm版換算で320mm相当ですから、キャノンの方が望遠性能は良い訳です。 それがKiss X2 を買った理由の一つでした。

しかし、探鳥会で野鳥観察をし撮影するようになると、このレンズ焦点距離250mmでは とても非力であることを体験実感しました。 例えば、(↓)は、後頭部の冠羽と、黒色の頭に灰色のくちばしが特徴のカモ科のキンクロハジロです。


20m程の遠くにいる鳥を撮ってトリミングしてもこれ位にしかなりません。 この写真では小さすぎて、このブログにも載せられません。 これでは悲し過ぎます。 レンズ焦点距離250mm = 35mm版換算で400mm相当の非力さが お判り頂けると思います。

つまり、もっと大きな望遠レンズが欲しいと、自然に 強く思うようになりました。 調べてみますと、キャノン純正望遠レンズだと、例えば800mmなら何と約125万円!  シグマ製でも約55万円、300-800mmズームなら約65万円もします。 これは私めには無理です。 直ぐに諦めましたです、はい。


代わる手段は、フィールドスコープ(単眼望遠鏡)にデジタルカメラを取付けた、通称「デジスコ」という焦点距離2,000mm超にもなる方法があります。 スコープメーカー各社ともデジカメ取付キットを販売しております。 (→例えば、ニコンのデジスコは こちら を参照してください)

フィールドスコープの値段はピンキリですが、「デジスコ」用は5万円位から25万円位で、スコープにデジカメを取付けるための接眼レンズやアタッチメント類の費用が約5万円位、加えてコンデジカメラ代ということになります。 実際には更に3脚と専用雲台が必要ですが、費用的には何とかアフォーダブルな領域にあります。

このデジスコ、例えば野鳥が枝に止まっているような、いわゆる「トマリモノ」には大いに力を発揮しますが、例えば動いていたり飛んでいる野鳥はまず撮れません。 やはり野鳥の飛翔写真は、デジ一眼+高価な望遠レンズでないと撮れないようです。


そこで出てくる次の手段が、光学ズームで35mm版換算800mm程度の、外観は一眼カメラ風のハイエンド・コンデジです。  例えば、ニコンのクールピクス「P500」や、 ソニーのサイバーショット「HX100V」です。

両機共に、35mm版換算で最大810mm相当(!)の光学ズーム機能を持っており、4倍デジタルズームを入れると 何と3,240mm相当(→デジスコに相当する程)にもなります。

P500は撮影可能枚数(=電池寿命)が約220枚(←HX100Vは約410枚)なのが弱点で、今の所は「HX100V」狙いなのですが、問題は共に連写性能が弱いことで、これが決め切れない最大の悩みです。

例えば「HX100V」の連写性能は、約10枚/秒で今のKiss X2 の約3.7枚/秒よりはるかに良いのですが、最大10枚までなので1秒間しか撮影できないこと(←これは未だ許容できるんですが)と、その後10秒間程度は(記録処理の為に)撮影できない状態になるらしい(←価格。コムの「クチコミ」情報)ことです。

但し、フルハイビジョン動画撮影ができるので、静止画の連写よりも動画で記録しておいて(画面サイズは小さいが)後から静止画を切り出すという方法もあります。 だからメーカーは、静止画の連写性能が弱くても良いという判断なのかも知れません。

もう一つ言わせてもらうなら、ハイエンドと言ってもコンデジはコンデジですから、一眼のような背景/前景ボカシが出来ないのも弱点です。 (→HX100Vには「背景ボカシモード」があるんですが、クチコミによれば、条件が良ければできるが、失敗も多いそうです。)

「P500」は3月3日発売開始ですが、「HX100V」は4月8日発売開始予定です。 まだ「P500」の実機を見に行っておりませんが、近々触りに行って来ようと思っております。 両機共に4万円前後の価格になりそうで、費用的には全く問題ありません。 と言うか、ダメ元で買えるレベルですよね。


長々と書きましたが、現時点は、デジスコともハイエンド・コンデジとも決めきれておりません。 が、何と言ってもハイエンド・コンデジが4万円程度というのが すごく魅力的でして、その魅力に負けそうですわ。  いやいや もう負けているのかも…。


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