珍しい 大長実 果物 時計草 (おおながみ くだもの とけいそう) の花です。
花弁に見える赤い花被が10枚。 青い副花冠が花を取りまく。 花径10cm程度。 奇妙な配色と形の、全く変わった花姿です。 (↓)
(↓)の写真を見てもらえば、時計草という名前の由来についての説明は不要でしょう。
英名は パッション・フラワー。 このパッション(passion)は情熱や情欲の意味ではなく、キリスト受難の意味です。 南米でスペインの宣教師達がこの花を発見した時、雄しべの形が十字架に架かったキリストに、副花冠が後光に見えたらしいですわ。 目の色と(宗教)心が違えば、同じものでも違って見えるということでしょうか…。
(↑)の写真からもお判りのように、蔓性です。 名前の通り、果物時計草では最大の果実、長さ20~30cm にもなる、瓜(うり)のような実ができるそうです。 (↓)は ほぼ真横からの姿です。
熱帯性植物の花には 奇妙なものが多いですね。