昨日6月6日は、21世紀では最後の、非常に珍しい、金星 が太陽の手前を横切る 太陽面通過 (「 日面経過 」とも「 日面通過 」とも呼ばれる)現象がありました。
私めが住む西日本にある街では、昨日はほぼ快晴で ギラギラ光る真夏のような太陽がずっと出たきりで、ばっちり撮影できましたです。 (本当は「ばっちり」とはいかず、10万分の1に減光するフィルターの為なのか、オートフォーカスがうまく作動せず、ピントが外れた写真が多かったです(汗;)。)
朝07:11に外蝕(第1接触)が始まり、13:47に外蝕が終わる(第4接触)まで、6時間36分にもわたる世紀の天文ショーでした。 私めは我が家の庭で15分毎に撮影し続けました。 蝕が最大になる(=太陽の中心へ最も近づく)10:30にはおっ家内も庭に出て来て カメラを覗き込んだり日食グラスで観察しました。 おっ家内の勧めで、私めは日焼け止めクリームを2時間毎にたっぷり塗りましたです。
これ以上 御託を並べると叱られそうですので、早速写真を見て頂きましょう。
07:11に外蝕(第1接触)が始まる。(↓) 判りますか?
(↑の大きい画像はありません。 以下の画像全て同じです)
07:28に内蝕(第2接触)が始まる。(↓)
09:00頃の様子。(↓) ピントが…。
10:30に蝕が最大になる(=太陽の中心へ最も近づく)。(↓)
12:00頃の様子。(↓) またもやピントが…。(汗;)
13:30に内蝕の終わり(第3接触)が始まる。(↓)
(↑の全ての画像に 大きい画像は ありません)
13:47に外蝕が終わる(第4接触)瞬間は、残念ながら、撮影できませんでした。
金星の太陽面の通過軌跡は、常に北を上にした場合は、右下がりの直線になりますが、我々人間は実際には天頂を常に上にして(=太陽を固定したように)見るので、金星の通過軌跡は、平仮名の「つ」の字のような形になります。 (↑)で見て頂いた以外の画像も加えて、実際に見えた 金星の軌跡 が分かるようにした 合成写真 が(↓)です。
(↑の大きい画像ははありません)
次回は105年後、2117年12月11日だそうですから、人生最後の観察&撮影チャンスを何とかものに出来て 大変うれしかったです、はい。