年金暮し団塊世代のブログ

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64(ロクヨン) ~ 読書 (2013年9月)

2013年09月30日 | 日々雑感

この本「 64(ロクヨン) 」は私めが買った後に、今年2013年の本屋大賞の第2位になりました。

表題の「64(ロクヨン)」とは、昭和64年(1989年)を意味します。 1月7日に昭和天皇が崩御、翌1月8日に「平成」の新元号に改元されたので、7日間のみの昭和64年に、いったい何が起こったのか?

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帯の裏側には、「究極の警察小説完成! 警察発表に真実はあるのか!」とありますが、D県警警務部広報官 警視 三上義信 が主人公なので、警察発表という言葉が使われたのでしょう。

この本、読み進むにつれ段々と心が暗くなって行きます。 扱う題材も内容も暗いし文章も暗い。 読み進むのが段々と苦痛になり、何度も読むのを止めようと思ったほどです。 だから読みきるまでに時間がかかりました。 個人的にはあまりお勧めできない本です。


ところで、安倍首相がロシアと中東3ヶ国の訪問から5月4日に帰国した際、この本「64(ロクヨン)」を握りしめて飛行機から降りてきた との記事がありました。(↓)

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このような暗い本を外国訪問時に読むのは 如何なものか? と思いましたが、読んでみないと暗いとは判りませんから、私めと同様、帯を見て買ったんでしょうねぇ。 誰が買ったのかな? 安倍首相自ら? 奥さん? 秘書官? 警察庁長官?(笑)


横山 秀夫著
文芸春秋発行 2012年10月25日第1刷発行。 647頁
定価(本体1,900円+税)=1,995円。


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