マツカゼソウ (松風草)は、何とミカン科(!)の多年草で、草丈は80センチまで、発芽2年目に開花します。 松風に優しく揺れる趣のある草姿・花姿から付けられた名前です。
山地の林縁などの乾燥気味の半日向(ひなた)地に生えており、晩夏~秋に 枝先に白い小さな花をたくさん付けます。(↓) 山ではもう秋が始まっています。
(↑の大きい画像はありません)
葉には小さな油点があり、揉むと独特の香り(← 余りいい匂いではありませんが…)が出ます。 葉を乾燥させて本や掛け軸にはさんで紙魚(しみ)などの虫除けに使う(使った)んだそうで、よって漢名は「臭節草」だそうです。