ゴンズイ (権瑞) は 日当たりの良い山地に生える落葉小高木です。 葉は奇数羽状複葉の対生で、春先には枝先に円錐花序を出し、薄黄緑色の小さな花を沢山つけます。(↓の左側)
秋に果実が赤く熟すと大変きれいで、平地では11月頃(低山では9月下旬)には赤い袋果が割れて光沢のある黒い種子が2~3個出てきます。(↓の右側)
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(↑の大きい画像はありません)
「里山の植物博士」によれば、ゴンズイの木は素直な木で真っ直ぐに伸びるけれども材がもろく、薪以外に使い道がなく役に立たないところから、死んでも毒を出すので食用にならず何の役にも立たない海水魚でナマズに似たゴンズイの名が付けられたという説があるそうです。 また、 ゴンズイの木は春先に枝を切ると樹液があふれ出るため「小便の木」とも呼ばれるそうです。(笑)