オオバン (大鷭) は、西日本では所によって留鳥または冬鳥で、私めの住む県では繁殖が確認された例がありますが 一応「冬鳥」扱いで、県の希少種 になっております。
オオバンは、上嘴(くちばし)が額まで伸びたような白い「額板」が特徴的な鳥です。(↓)
オオバンは黒い全身に白い嘴と白い額板がよく目立つので、一度見たら忘れられない水鳥です。 また、オオバンは眼の虹彩が赤か赤褐色なのも特徴です。
(↓)がオオバンの右向きの姿です。
カモ類は前3本の足指が水かき、即ち薄い皮膚の膜( 蹼膜(ぼくまく) ) でつながっている蹼足(ぼくそく) なのですが、ツル目クイナ科のオオバンの足指は、各指が木の葉形状の弁膜(→ 弁足べんそく)になっており、水かきの役目をします。 (↓)では オオバンの弁足が見えます。
(↓)がオオバンの真正面顔です。
ついでに、オオバンの後ろ姿も見ておいて下さい。(↓)
オオバンは雑食ですが、主に水生植物を食べるようです。 (↓)は海藻を食べるオオバンの姿です。
どの野鳥図鑑にもオオバンの雌雄の区別は書いてありませんが、仲睦まじく連れ添って泳いでいた(↓)の2羽が番(つがい)だと勝手に思っておりますです。
最近は陸鳥に夢中で水鳥まで足が向かなかったのですが、これからは水鳥にも公平に労力をかけようとは思っておりますが、はたして どうなりますやら…(?)
尚、昔にもオオバンの姿を見て頂いております。(→ こちら)
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)