第3552回で取り上げた集光式と供に第2012回、第2262回、第2920回などで取り上げ期待していた球状シリコンがいよいよ動き出すようです。
新しい技術も段々本物になってきて太陽光発電もどんどんにぎやかになってきそうです。
日刊工業新聞より
【京都】京セミ(京都市伏見区、中田仗祐社長、075・605・7311)は、球状太陽電池「スフェラー」の生産能力を、2011年3月期末をめどに現在の月数百万個から同1億個以上に引き上げる。生産拠点の恵庭事業所(北海道恵庭市)に約20億円を投資する。同電池は窓ガラスの中に挟み込むことで、意匠性の高い建材の製造が可能。ほかにも幅広い分野に同電池を活用可能とみて増産を決めた。
同社の球状太陽電池は直径1・8ミリメートル程度で、出力は1個当たり約0・5ミリワット。360度の全周方向から太陽光を受けられるため、効率的に発電できる。建材のほか、ドーム状の透明樹脂に埋め込んで屋外に設置すれば、セキュリティーシステムの電源などに使用できる。
海外からの注文や問い合わせが多く、これまでにも携帯タイプの紫外線測定機器などの電源に利用された実績を持つ。(掲載日 2009年07月27日)
こういう新しい技術が本物になってきて市場にどんどん出てくるようになるといよいよ太陽光発電は未来のエネルギーとしての地位を確実なものにするのじゃないでしょうか。
そうした技術の競争で大きなブレイクスルーが起り、大幅なコストダウンが行われることにより太陽光発電による発電コストが石油や原発を抜き去れば、世界のエネルギーは太陽光発電だけで賄われるようになる時代が来ないとも限りません。
夢でしょうか!