団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

高速道路無料化

2009年08月19日 | 日本再生

  この部屋を始めた頃は昨日も書いた自動販売機の会社に勤めていて、高速道路や瀬戸大橋のサービスエリアもテリトリーだったこともあり高速道路、特に瀬戸大橋の通行量の値下げを願っていたものです。しかしながら、自販機会社も止め、環境とかエネルギー、特に太陽子発電こそこれからのエネルギーと確信してからは、高速道路の値下げが本当に必要なのか疑問を持つようになってしまいました。
  環境税が取り沙汰されたころには高速道路の料金を使えば良いなんて考えになってきたのですから節操の無いことおびただしいですね。

 しかしながら本当にエネルギーや環境問題を考えるのならやはり車社会から公共交通を主体とした交通体系に変えていくことは絶対に必要でしょう。そうなれば、今、行われている週末の乗り放題1000円なんて単なる人気取りだけの政策は直ちに止めるべきといえるでしょう。

 ところが、民主党は無料化をマニフェストに掲げるなんてとんでもないことをやりました。

 四国新聞社より

  高速道路、12年にも国有化/民主が無料化工程表  2009/08/14

 ・・・略

 それによると、道路公団民営化に伴い2005年に独立行政法人として発足した「日本高速道路保有・債務返済機構」を12年4月にも廃止し全高速道路を国有化。これに合わせて首都高速、阪神高速など一部路線を除いて無料化する。

 保有・返済機構が旧日本道路公団から引き継いだ約37兆円の債務のうち、08年度末現在で約31兆円ある未返済分は国が承継。低利の長期国債に順次借り換え、60年間で償還する。債務をそのまま国の借金にする構想に「受益者負担の原則に反する」との批判が出るのは必至だ。・・・中略

 しかし債務の返済方法に加え、無料化に伴う料金所係員の再雇用問題、影響を受けるバス・鉄道会社への対応、通行量増加による排ガス対策なども求められることになる。

 政権公約で示した10年度からの「段階的実施」期間は一部の地方路線で無料化を実現したい考え。

  民主党が政権を取ればこれが実現されることは間違いないのでしょうが、こうなるともう公共交通を主体とした交通体系なんて完全に夢物語になりそうです。その時になってエネルギー枯渇や環境問題が起こってきたときにどうするつもりなのでしょう。

 あわてて、環境税を作ってそれで対策をなんて言ってたのじゃ到底間に会わずに破綻してしまいそうです。それよりは、今の高速料金を公共交通の整備に使って、自転車道や歩道、路面電車などによる交通体系を確立することこそが未来の日本の目指すべき方向だと考えます。

 兎に角政権を取りたい為に目先のばら撒きに血道をあげる自民党も民主党も日本の将来を考えていないことは確かなような気がします。

もっと、真面目にやれ!